2016年6月18日～19日
「信仰の山」として福岡市民に親しまれている宝満山と太宰府を訪れました。
6月18日（土） 1日目
朝7時10分、岡山駅南駐車場を出発し、太宰府を目指しました。
本来は、今日は太宰府散策をし、明日宝満山に登る予定でした。
しかし明日の天気が雨予報でしたので、急遽、今日宝満山に登ることにしました。
予定変更により、昼食はバスの中でとり1分でも早くとバスを走らせました。
太宰府ICを降りる頃には、車窓から宝満山の雄姿を望むことができました。
13時30分、駐車場に到着です。
ここには宝満宮「竈門神社（下宮）」の鳥居がありました。
鳥居をくぐって階段を上がり、竈門神社で登山の安全を祈願します。
神社の横には、近代的な社務所がありました。
13時45分、宝満山登山口に到着です。
いきなり、不揃いな石の階段の急登です。
6分ほどで車道に合流しましたが、すぐ分岐になり「正面ルート」に向かいました。
きれいに整備された石段が続きます。
14時20分、一の鳥居（二合目）に到着です。
整然と石段が並んでいます。
両側にはシャクナゲの木もあるので、花の咲く時期に訪れるときれいでしょうね。
休堂（三合目）には、水場もありました。（14時47分）
山王権現祠跡（四合目）の道標（15時）から
ひたすら続く石段を登っていくと、
ベンチの上になぜか救急箱がありました。
この階段は、上りと下りに分かれているのでしょうか？
殺生禁断石碑（五合目）、
浄行坊墓所（六合目）と看板を見ながら進むと、
宝満山名物「百段ガンギ」にやってきました。（15時28分）
ここまでもひたすら登ってきた石段ですが、さらに続きます。
「百段ガンギ」を登りきると、西院谷に到着です。（15時32分）
この付近一帯は、「九坊の坊跡」があります。
また、ここには「閼伽（あか）の井」があります。
看板に書かれている通り、山中の儀式等にはここ「閼伽の井」より深夜丑の刻に浄泉を汲み使用されていた、神聖な霊泉だそうです。
さらに石段を登っていくと、「芭蕉句碑」がありました。（15時43分）
「芭蕉句碑」から1分ほどで「中宮跡」（七合目）に到着です。
大岩をこえ、さらに石段を登り八合目の看板を過ぎると、
「宝満山10分」の看板がありました。
「九合目」の看板を過ぎると、「袖すり岩」を通り抜けました。
こんな狭い道にも、きちんと石段があります。
「馬蹄石」
「宝満山山頂」及び「竈門神社上宮」に到着です。（16時10分）
山頂には巨岩が多く、大岩の上には上がることもできました。
山頂でしばらく景色を堪能した後、下山開始です。
足元に気を付けながら岩場を下りていきます。
「中宮跡」までは同じ道を下り、ここからたくさんの石段を避けて、「行者道」に向かいました。（17時10分）
「行者道」に入ると、雑木林の中をぬけ、
木の根や石に足元をとられないように急坂を慎重に下っていき、
18時15分、鳥越峠に到着です。
ここからは緩やかな道になるので、先を急ぎます。
行きの車道に合流し、「竈門神社（下宮）」まで帰ってきました。
無事下山したことのお礼参りです。
ライトアップされていました。（18時54分着）
19時35分、今日の宿である二日市温泉「松原旅館」に到着です。
すぐ外湯「御前湯」に向かい、汗を流しました。宿からは2～3分で到着です。
20時45分、やっと夕食タイムとなりました。
予定変更であわただしかったけれど、天気に恵まれとてもよかったです。
6月19日（日） 2日目
7時朝食
8時、旅館を出発し、今日はのんびり太宰府見学です。
曇空ですが、雨はまだ降っていません。
まずは「水城跡（みずきあと）」へ。（8時15分着）
ここは664年に唐・新羅の侵攻に備え築かれた防衛施設（土塁）です。
全長1.2kmもあり、写真後方の高台に上がれば、その様子がきれいに見えるそうです。
今は工事中で、行くことができませんでした。
「大宰府政庁跡」です。（8時40分）
奈良・平安時代にかけて九州を治め、外交・軍事・経済を担った役所が置かれたところです。
「ネジバナ」がたくさん咲いていました。
「小野 老」の有名な歌碑がありました。
観世音寺 筑紫で崩御された御生母斉明天皇追悼のため天智天皇が創建した寺院です。（9時25分）
境内は苔むした大木も多く、古き時代を感じさせました。
「五重塔心礎」
日本最古といわれる「梵鐘」
参道を通って太宰府天満宮へ向かいます。
この頃には、時々パラパラと降っていた雨もやみ、日が差してきました。
太鼓橋を渡って、
神牛像を撫で、
桜門をくぐり、
太宰府天満宮本殿に到着です。（10時25分）
大宰権帥として大宰府に左遷され、この地で亡くなった菅原道真をまつっている所で、学問の神様としても有名です。
本殿はその墓所の上に建立されています。
飛梅 道真を慕って京より飛んできたとされる梅の木
菖蒲池では、演奏会も開かれていました。
最後に「九州国立博物館」に立ち寄りました。（11時5分）
ここで昼食とし、2時間ほど館内を見て回りました。
その後、バスに乗り、岡山に向かいました。
心配だった雨もほとんどなく、大宰府散策をゆっくりと楽しむことができました。
大宰府は初めて訪れたので、歴史を聞きながらの散策はとても興味深かったです。
