2020年2月6日(木)~8日(土)
岡山空港発着レンタカー付沖縄フリープラン(トラピックス利用)で、沖縄の城巡りを楽しみました。
2月6日(木) 1日目
岡山空港8時20分発、那覇空港10時30分着
ここからレンタカーで沖縄本島を巡ります。
まずは北山王たちの繁栄の跡、今帰仁(なきじん)城跡を目指します。
時間がないので、お昼はコンビニで買ったパンやおにぎりです。
13時20分、今帰仁城跡に到着です。おりしも桜祭りの真っ最中、とても楽しみです。(~14時30分)
石垣がずっと蛇行して続いています。
色の濃い、カンヒザクラが迎えてくれます。
平郎門をくぐると、まっすぐの階段道が続いています。
両脇には、ピンクのグラデーションが美しいカンヒザクラが咲いていました。
大隅(ウーシミ) 戦時に備え馬を養い、兵馬を訓練した場所だそうです。
主郭(本丸)と
志慶真門郭(シゲマジョウカク) 城主に仕えた身近な人々が住んでいたそうです。
「百曲り」と称される大波がうねるような石垣は、本当に美しいです。
じっくりと1時間巡ったあと、車は最北端を目指します。
15時40分、やんばる国立公園の「大石林山」に到着です。(~17時10分)
ここは、2億5千万年前の石灰岩層が隆起してできた世界最北端の熱帯カルスト地形だそうです。
精気小屋を通り抜け、奇岩・美ら海パノラマコースを進みます。
悟空岩
恐竜の顔
石林の壁
山から登る太陽の光が岩壁にあたり、パワーが集まるといわれるスポットです。
守り猫
ハイ!サイ!
骨盤石 女性に嬉しいご利益があるといわれています。
輪廻生まれ変わりの石
美ら海展望台から見た辺戸岬(16時25分)
鍋池 カルスト地形特有のドリーネといわれる、すり鉢状のくぼ地
長い年月の間に溶食・浸食され、切り立った奇岩が林立し、いろいろな形を造っています。
他にも、龍神岩、ピカソ岩、悪魔石、猿の惑星など、さまざまな形をした岩に出会えます。
説明板もあるので、わかりやすいです。
ここから「やんばる森林コース」に入ります。(16時40分)
巨大なガジュマルや6万本のソテツ群落など、亜熱帯の樹々が密生する森のコースです。
ソテツ群落 岩の間から大小のソテツが林立しています。
それぞれのガジュマルに、名前がついています。
このウガンガジュマルで結婚式を挙げたカップルがいるそうです。
アガリメー
17時10分、一周して「沖縄石の文化博物館」まで戻りました。
ここにしか生息・生育していない動植物が豊富に存在するという、自然の宝庫をゆっくり歩くことができました。
18時30分、レストランで鉄板焼の夕食
その後、ホテルの居酒屋で乾杯!!
つまみはゴーヤチャンプルーと海ブドウです。
部屋は4人のベッドが入っても、ゆったり広さが感じられました。
2月7日(金) 2日目
リザンシーパークホテル谷茶ベイ
6時40分、バイキングの朝食
今日の最初の訪問地は、座喜味城跡です。(8時50分着~9時30分)
15世紀の英雄、護佐丸(ごさまる)が築いたグスクで、城内に入るアーチ門は琉球最古の城門として知られています。
座喜味グスクは土の丘陵という弱い地盤の上に築かれています。
そのため、城郭の組み合わせを工夫するとともに、城壁そのものの幅を厚くして強度を高めたそうです。
実際、城壁の上は広く、三角点までありました。
やちむんの里
吹きガラスや陶器など、いろいろな工房が集まっていました。
勝連城跡(11時11分~12時)
15世紀初期には沖縄本島中部の有力なグスクとして繁栄していたそうです。
「最後の城主「阿麻和利」は、琉球天下を夢見て動いたが、王府軍により攻められ落城した」と伝えられています。
三の曲輪(くるわ)
トゥヌムトゥ 神人(カミンチュ)の腰掛石
沖縄には様々な紙が存在します。勝連城は、これらの神が祀られている場所である「御嶽(うたき)」が多く存在する神聖な場所だそうです。
二の曲輪では、
ウチミムン(火の神) 台所に祀られている家の神
ウシヌジガマ 身に危険が及んだ時、逃げ込む自然洞窟
一の曲輪階段 上るにつれて階段幅が狭くなっていたり、石積みに沿わせた道から攻撃できたりする仕組みになっています。
玉ノミウヂ御嶽 勝連を守護する大きな霊石をご神体とする御嶽(うたき)
ウシヌジガマとつながっているともいわれています。
その他、ミートゥガー(縁結びの井戸)や、ウタミシガー(水量でその年の作物の出来を占っていた井戸)など、さまざまな御嶽があります。
海中道路を通り、平安座島を経由し、浜比嘉島に向かいます。
古民家食堂「てぃーらぶい」(12時15分~13時15分)
昼食は沖縄すば膳 雨が降ってきたので、コーヒーで一休みです。
中城城跡(14時25分~15時25分)
古いグスクを15世紀の英雄、護佐丸が増築して築城したもので、石灰岩を積み上げた築城技術の高さが素晴らしいそうです。
カートで正門まで運んでもらいます。
正門(櫓門)
南の郭 聖域・八つの拝所があるようです。
南の郭は、野面(のづら)積みだそうです。
一の郭 正殿があったそうです。
二の郭 美しい曲線で石積みを組んでいます。
一の郭と二の郭の石積み技法は、布積み(豆腐積み)というそうです。
西の郭 兵馬の訓練をしたといわれています。
三の郭 石積み技法の最も進んだ「あいかた積み(亀甲乱れ積み)」によって築かれていて、新城(ミーグスク)とも呼ばれています。
記念運動場を通って、
駐車場まで帰りました。
近くに護佐丸の墓(沖縄で一番古い亀甲墓といわれている)があったのですが、予定より1時間遅れているので、立ち寄らずに次に向かいました。
浦添城跡(16時13分~16時45分)
首里城以前の首都だったところです。
城壁の復元
展望台からは、首里城を望むこともできました。
1945年の沖縄戦ではグスクのある丘陵は前田高地と呼ばれ、日本軍の基地となったため激戦地となり、残っていた石積み城壁などは失われたそうです。
夕食会場「ゆうなんぎい」(17時45分~16時40分)
ホテルに急いで帰り、タクシーで会場入りです。予約時刻に15分程遅れてしまいました。
沖縄料理の数々、とっても美味しかったです。
簡易ベッドを2つ入れた、狭い部屋になっていました。お風呂も部屋にあるだけでした。
2月8日(土) 3日目
朝食バイキング(6時30分~)
宿泊した「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」
東京ヤクルトスワローズがキャンプで宿泊していました。8時10分出発です。
首里城(8時22分~9時15分)
守礼門 初めて訪れたのは45年前、ここだけは変わらず迎えてくれます。
園比屋武御嶽石門(そのびゃんうたきいしもん)
国王が出御の時、道中の安泰をこの石門前で祈願したそうです。(世界遺産)
歓会門 首里城城郭の入る第一の正門
瑞泉門 門の手前右に湧水があり、それにちなんで名づけられたそうです。
漏刻門をくぐると、昨年10月31日に火災にあった、正殿の悲惨な姿が見えてきました。
広福門をくぐり、
奉神門前の横をぬけると、
京の内 物見台です。街並みを望むことができます。
近くには「京の内 御嶽」があり、ここで王家繁栄、航海安全、五穀豊穣等を神に祈っていたそうです。
モデルコースをぐるっと一周して首里城を後にしました。
浦添城跡でおいしいと教えてもらった「サーターアンダーギー安室」に行き、お土産を買いました。(9時35分着)
プレーン、黒糖、紅芋と3種類あり、紅芋は早くも売り切れでした。
物産館に駐車し、ここで「斎場御嶽(せーふぁうたき)」のチケットを購入し、先に知念岬に向かいます。(10時25分~11時)
知念岬からの眺望
その後、歩いて斎場御嶽(せ-ふぁうたき)に向かいます。(11時8分~12時)
斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地で、今でも多くの人々から崇拝されています。
御嶽の中には六つのイビ(神域)があります。
御門口(ウジョウグチ) 御嶽内に入る参道の入口
大庫理(ウフグーイ) 前面に石畳の敷かれた祈りの場があります。
寄満(ユインチ) 「台所」を意味する所
シキヨダユルアマガヌビー、アマダユルアシカヌビーの壺
日本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受け止めるため、2つの壺が据え置かれています。
三角岩の突き当りにあるのが、
三庫理(サングーイ)
右側の岩がチョウノハナ
左側な、海の彼方に久高島を望むことができます。
久高島は、琉球王時代から数々の神事は行われていて、「上の島」と呼ばれています。
大城てんぷら店で昼食(12時20分~13時10分)
大勢の人が買い求めていました。海ブドウの天ぷらは残念ながら売り切れでした。
最後に向かった城跡は、玉城城跡です。(13時25分~13時47分)
標高約180mの天然の要塞に築かれた城跡です。
長い階段を登っていくと、
自然石をくりぬいた円形の城門が見えてきました。
振り向くと、ゴルフ場の芝と海の青さが目に飛び込んできます。
郭内からこの門を見ると、ハートの形に見えます。
夏至の日には、この門から朝日が場内を照らしてくれるそうです。
城内には「天つぎあまつぎの御嶽」があります。
「浜辺の茶屋」でティータイムです。(14時~14時50分)
もちろん浜辺に降りることもできます。
道の駅糸満で最後の買い物を済ませ、那覇空港レンタカーへ返却。
那覇空港発18時35分の飛行機で岡山空港へ。(20時25分着)
城巡りと沖縄名物を満喫した旅でした。