2017年1月28日(土)

自然林と展望に恵まれた徳島市のシンボルとして親しまれている眉山(びざん)と、日本一低い「自然の山」弁天山を訪れました。

朝7時に岡山駅を出発し、早島ICから瀬戸中央道・高松道を通り、徳島ICまで進みました。

途中、津田の松原SAで休憩です。

 

バスは阿波踊り会館まで進み、そこから私たちは登山開始です。(9時30分着)

阿波踊り会館から山頂までのロープウェイも運行されています。

後ろには、眉山が見えています。吉野川北岸から眺めると、流れるような眉の形に似た、優美な姿が望めるそうです。

 

天神社の赤い鳥居をくぐり、登山道に向かいます。

本殿右の石段を登ると、

 

「自然歩道登山口」の石標がありました。

石標には、「頂上まで680m、徒歩約20分」と書かれています。(10時)

 

いきなりごつごつした岩や木の根道があらわれました。かなりの急坂です。

 

ロープウェイの架線とほぼ並行して山道が続いています。

 

落葉樹の葉っぱを踏みながら急登を登っていきます。

100mごとに表示札が立てられています。

 

石畳の道もあります。

 

「是マデ680米」の石標の先には、剣山神社がありました。(10時28分着)

標識にある「20分」ではたどり着けなかったようです。

 

山頂一帯は公園になっていて、平和への願いを込めた「パゴダ塔」や文人モラエスを偲ぶ「モラエス館」などがあります。

山頂からは眼下に吉野川を中心とした徳島の町を望むことができます。

 

パゴダ塔のそばには、一等三角点がありました。

 

眉山公園をぬけ、さらに西に進み、再び山道に入りました。眉山最高点を目指します。

 

芝笹の中に埋もれた三角点がありました。

 

さらに落葉樹の中を進むと、「最高点290m」の標識がありました。(11時40分着)

その後、眉山縦走路分岐まで引き返し、そこでバスに乗り(12時10分)、次の目的地「弁天山」に向かいました。

 

日本一低い自然の山「弁天山」(標高6.1m)に到着です。(12時40分)ここで昼食としました。

 

赤い鳥居をくぐり、階段を登ると、

 

あっという間に(1分で)山頂に到着です。山頂には厳島神社という小さなお社が祀られていました。

すぐ近くにあるお店で、登頂証明書(10円)もいただきました。

 

次に訪れたのは、義経ドリームロードです。(13時35分着)

義経が四国上陸を果たしたとされる田野町勢合を起点に、中王子まで約10kmを結ぶ夢街道です。

今回は、勢合と旗山から釈迦庵までの約3㎞の道を巡ります。

ここ勢合は、摂津を出港した義経軍がわずか6時間で小松島に到着し、軍船を集めて勢ぞろいした場所だそうです。

 

バスで旗山へ。(13時50分着)

 

階段を登ると、義経の騎馬像があります。高さは6.7mあり、騎馬像としては日本一だそうです。

 

道々には、「義経ドリームロード」の看板がたくさんあります。

 

天馬石

 

弦張坂(つるはりざか)

峠の向こうに潜むかもしれない敵を警戒して弓の弦を張ったまま登ったことからつけられた名前です。

 

この道は、「義経ドリームロード」であると同時に、「歩きへんろ道」でもあるようです。

 

弦巻坂(つるまきざか)(14時48分着)

敵の姿がないことを確認した義経は、弓の弦を巻かせたことからつけられた名前です。

 

恩山寺「びらんじゅの木」

 

再び旗山まで戻り(15時5分)、ここからバスで岡山まで帰りました。

歴史ロマンにも触れることのできた一日でした。