2014年3月29日(土)~30日(日) アルパインツアー利用
可憐な雪割草の群生に出会えるというので、能登猿山に出かけました。
雪割草といっても、サクラソウ科のものとキンポウゲ科のものがあります。
キンポウゲ科はさらに、葉の先端が鋭いミスミソウと丸っこいスハマソウとに大別されるそうです。
猿山一帯の雪割草は、オオミスミソウに分類され、その群生は日本有数と言われています。
期待に胸が膨らみます。
3月29日(土) 1日目
岡山発朝6時20分の新幹線で新大阪へ向け出発しました。(7時8分着)
ツアーバスに乗り、一路能登方面に向かいます。
12時50分、千里浜なぎさドライブウェイに立ち寄りました。
ここでは、砂浜を車で走行することができます。
車窓から、日本海の荒海と奇岩を眺めながら進んでいきました。
14時、猿山の登山口である深見港に到着しました。
雪割草ののぼりがたくさん立っていて、車やバスも多く、にぎわっていました。
ブロック塀の間の細い路地を抜けると、登山道になります。いきなり急坂です。
看板が至る所に設置されているので、迷うことはなさそうです。
しばらくは、日本海の海岸を眺めながら登ります。
登り始めてすぐ、 チキワイカリソウが見られました。
道が平坦になると、落ち葉の中から雪割草が顔を出しているのが見られました。(14時40分)
薄いピンク色で、ボカシが入っています。
フキノトウの群生も見られました。
雪割草群生地にやってきました。
遊歩道のすぐそばに、色とりどりの雪割草が見られます。
しばらくは撮影タイムです。
濃いピンクに白いラインが入っています。
マダラ模様になっている、ピンクの花。
これから咲こうとしている姿は、何とも愛らしいです。
同じピンク色でも、色の濃さが違ったり、ボカシが入ったり、花びらの数や形が違ったりと、変化に富んでいます。
見ていて、本当に飽きません。
白とピンクの花の共演です。
キクザキイチゲ(白)も咲いていました。
キクザキイチゲ(薄紫)
遊歩道から見える斜面には、どこまでも点々と雪割草が広がっています。
猿山灯台と猿山山頂の分岐まで来ました。
私たちは、猿山山頂にはいかず猿山灯台の方向を選びました。
歩く道のすぐそばの踏みそうなところにも、大きな木の根元にもしっかり花を咲かせています。
キクザキイチゲの大群生がありました。
16時20分、再び雪割草群生地に来ました。
二つの遊歩道をはさんで山の斜面に雪割草が咲き乱れています。
雪割草ショータイムです。
タチツボスミレ
エンレイソウ
ミヤマカタバミ
アラゲヒョウタンボク
ヤマエンゴサク
キクザキイチゲ群生
16時30分、猿山灯台に到着です。
スイセンの花も咲いていました。
最後まで雪割桜が咲き乱れ、私たちの目を楽しませてくれました。
16時50分、娑婆捨峠に到着です。
鹿の娑婆捨峠だそうです。
能登海岸を見渡すことができます。
猿山岬駐車場に到着後、輪島の宿に到着です。
夕食です。
3月30日(日) 2日目
朝から雨が降っています。
曽々木海岸の千体地蔵を歩く予定でしたが、中止することにしました。
ゆっくり買い物時間をとることにしました。
朝食の後、コーヒーを頂きました。
ここの宿には、輪島塗の1客5万円もするコーヒーカップがありました。
雨の中、予定通り輪島朝市に寄りました。
大雨が降っているせいか、人もまばらで軒を連ねる屋台も少なかったです。
9時20分、大雨の中、白米千枚田に立ち寄りました。
なぜか、ツリーのようかざっている木がありました。
1枚1枚の田が小さく、これを維持していくのは大変だと感じました。
このあとはゆっくり新大阪に向かい、新大阪からは新幹線で早めに岡山に帰ってきました。
雨の時だけでなく、日照時間が少なくても雪割草は花を開かないそうです。
1日ちがいで昨日は快晴で、本当に良かったです。
雪割草を堪能した旅でした。