2023年10月16日(月)~17日(火) 1泊2日
移動実績
昔から「お伊勢のかへりに朝熊をかけよ 朝熊かけねば片参宮」と唄われていた朝熊岳参詣を計画しました。
朝熊岳金剛證寺は伊勢神宮の鬼門を守る寺として「伊勢神宮の奥の院」とも呼ばれ、伊勢神宮とともに盛んに参詣されてきたところです。
二見興玉神社から始まり、朝熊岳まで完全参詣を目指すはずでした・・・。
10月16日(月) 1日目
朝7時過ぎ、法界院バス停でピックアップしてもらい、まずは松阪城跡を目指します。
途中休憩した大津SAでは、琵琶湖を見ることができました。
松阪城跡ウォーク実績
まずは松阪城跡散策です。(11時47分~12時10分)
本丸跡
階段を上がり、一段高いところは「天守閣跡」です。
「本居宣長記念館」に入りたかったのですが、月曜日は休館日だそうで、残念ながら入ることはできませんでした。
本居宣長宅跡
松阪牛を食べようと、「牛銀本店」に行くも、「本日休業」の看板が・・・。ここも月曜日は休みでした。
結局お城入口まで戻り、小さな食堂で焼肉セットを食べました。お肉は柔らかくておいしかったです。(12時40分~13時32分)
次に向かったのは、夫婦岩・二見興玉神社です。(14時50分~15時30分)
かつて伊勢神宮を参拝する人たちが身を清める場所として、また神宮参拝者たちの宿泊場所として栄えた二見浦です。
二見浦公園駐車場に車を停める予定でしたが、入り口が分からず、お土産屋さんの駐車場に停めました。
駐車料金1000円でしたが、買い物クーポン券1000円をもらいました。この1000円で地ビールを3本買いました。
近道と書かれている階段を下りると、
目の前に夫婦岩が現れました。縄で太く堅く結ばれた二つの岩は、縁結びのシンボルとなっています。
夏至の頃には2つの岩の真ん中から太陽が昇り、10月から2月の満月の頃にはきれいな月が岩の間から昇るのだそうです。
天の岩屋
二見興玉神社
夫婦岩の沖合約700mにある、猿田彦大神ゆかりの興玉神石を拝する神社で、縁結びや夫婦円満のご利益があるそうです。
境内のいろいろな所に姿を見せている「二見カエル」は、大神様の使いで、「無事カエル」「若ガエル」「貸した物がカエル」など縁起物として親しまれています。
お店で「塩ソフトクリーム」を食べ、次の目的地に向かいました。
明日、内宮に行くのですが早朝なので、おはらい町「おかげ横丁」だけ行くことにしました。(16時6分~16時25分)
おはらい町通り(旧参宮道)には古い建物の街並みが軒を連ね、大勢の人でにぎわっていました。
外宮ウォーク実績
急いで外宮近くのホテルに車を置き、歩いて外宮に向かいました。
17時までだとのこと、私たちが到着したので16時55分、「御正殿だけ行ってすぐ帰ってきてください」といわれ、入っていきました。
大勢の神職?たちが御正殿に帰っているところに出会いました。
外宮は食物・穀物を司る神である「豊受大御神」がお参りされています。
”衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神”だそうです。
18時30分、夕食場所を探して宿を出るも、近くの「魚民」に入りました。
10月の丹沢山下山後もやはり「魚民」でした。何かのご縁でしょうか。
ホテルの部屋のお風呂では狭いので、10分ほどの所にある銭湯「旭湯」に行きました。(全員ではありませんが)
ここ旭湯は、伊勢神宮への参拝前に銭湯で禊の体験をしてもらえるよう、朝と夕の2回、二見浦から汲みあげた海水を使った湯を用意しているとのこと、すばらしいおもてなしです。
10月17日(火) 2日目
内宮ウォーク実績
朝6時に宿を出て、車で内宮に向かいます。(6時10分~7時47分)
内宮は皇室の御先祖である天照大御神がお祀りされています。
ちょうどこれから朝日が昇ってこようとしています。
氏橋を渡り、五十鈴川御手洗です。
参拝をする前に五十鈴川の清流で心身を清めるところです。
神楽殿
御正殿
朝の静かな時間に内宮を参拝した後は、
赤福本店でお買い物とティータイムです。(7時15分)
ホテルに帰って朝食(8時4分~8時55分)後、朝熊岳登山口のであいの広場(駐車場)まで移動しました。(9時13分着)
朝熊ヶ岳登山実績
駐車場には朝熊七草の写真がありました。この時期、アサマリンドウ、スズコウジュ、テイショウソウの3種類の花が見られるそうです。
ここから朝熊ヶ岳登山開始です。(9時30分)
朝熊が岳は標高555m、登山道には1町から22町までの町石がお地蔵さんと一緒に立っています。1町は109mだそうです。
1町はどこにあったのか見当たりませんでしたが、2町からは確認しながら進んでいきました。
石階段や石だらけの道を進んでいきます。
「10町橋」は、絶景ポイントです。
そして10町橋の下には、ケーブルカー跡が見えます。
当時は東洋一を誇っていたようですが、昭和19年に営業を停止し、レールは軍需品として供出されたそうです。
17町過ぎたあたりから朝熊岳の花が見られるようになりました。
テイショウソウ 朝熊七草のひとつです。ネットに囲まれて守られていました。(10時47分)
朝吉の泉 飲み水ではないそうです。
足場の悪い道を登り、19町に到着です。(10時54分)
21町 たくさんのお地蔵さまが並んでいます。(11時3分)
朝熊岳とうふ屋旅館跡
22町は朝熊峠見晴らし台にありました。(11時7分)
ここは「宇治岳道」の合流点です。ケーブルカーとともに登山バスで客を運んでいたそうです。
アサマリンドウの群生が見られました。
スズコウジュ 小さくてかわいい花です。
朝熊ヶ岳山頂(11時35分着)と
八大龍王社
ここでティータイムのあと、社殿の横を通って奥の院に向かいました。
アケボノソウ
極楽門を通って奥の院に向かいます。(12時20分)
ここには、大小たくさんの塔婆が並んでいます。
12時27分、奥の院に到着です。
晴れた日には、個々の茶屋から富士山が見えるそうです。よく晴れていましたが、見つけることはできませんでした。
御木本家の墓?
この後は、朝熊岳金剛證寺に向かい、お伊勢参り完全参拝の予定でした。しかし、13時近くなりあまりにお腹がすいていたのか素通りし、朝熊山上広苑に向かいました。
朝熊山展望台からの景色を堪能した後は、
13時17分、茶店で「伊勢うどん」を食べました。(13時17分)
13時45分、タクシーを頼み、車を停めている登山口み向かいました。(14時12分着)
最後の目的地である「田丸城跡」に向かいました。(14時41分~15時18分)
本丸跡
田丸駅で山口の友人が降り、ここから私たちも岡山に向けて車を走らせました。
岡山着21時27分です。
朝熊ヶ岳に登れたことはとてもよかったのですが、最後肝心の金剛證寺を訪れなかったのは、本当に残念です。
どこかでそのチャンスがありますように。