2015年6月29日(月)~7月6日(月) 岡山空港発 阪急交通社「トラピックス」 利用
4日目(7月2日)
コルティナ・ダンペッツォはトレッキングやハイキングを楽しむ人々で賑わう、ドロミテ山塊東側の中心都市です。
朝、この街を散策しました。(6:00)
宿泊したホテル「ベルビュー」と背後の山々です。
快晴しかも早朝なので、上の写真のようにドロミテの山々がバラ色に染まる「エンロザディーラ(Enrosadira)」を見ることができました。
エンロザディーラは「バラ色に染まる」の意味どおり、ドロミテ特有の鉱物質を含む岩壁が日の出と共にピンク色を帯びる現象を指します。
また、宿泊したこのホテルは街を貫く目抜き通り「コルソ・イタリア」北端に位置します。
ホテルの部屋は広く、ベッドルーム2室と応接、キッチン、シャワールーム、浴室を使用することができます。
他のツアーメンバーに聞いても、同様に広いということなので、私の利用した部屋が特別という訳でもないようです。
昨日訪れた鉄道橋跡の遊歩道より、トファーナ山(3243m)方向の眺望
教区教会の鐘楼
街を流れる川(Torrente Botte)と背後のソラピス山(3205m)
ドロミテは石灰質を含む地質ということで、水の色が乳白色です。
その川に架かる橋の上からのトファーナ山(3243m)
同じ場所より、 クリスタッロ山(3221m)の峰々。
ホテルに戻り朝食です。(7:00)
コルティナ・ダンペッツォを朝8:00に出発し、ドロミテ街道を通ってポルドイ峠を目指します。
(コルティナ・ダンペッツォ~ポルドイ峠間 約60km)
途中、ファルツァレーゴ峠(2447m)で写真撮影のため下車しました。(8:30)
ファルツァレーゴ峠よりラガツォイ山(2752m)を望みます。
土産物屋さんの前には、沢山のエーデルワイスが咲いていました。
ファルツァレーゴ峠よりコルバラ・イン・バディアを経由してアラッバの街を目指します。
車窓より、サッソゲール山(2665m)と麓のコルバラの街がきれいに見えます。
アラッバの街を過ぎると次はひたすら坂道を登ります。
ただ、この坂道、半端でなく急カーブの連続です。
そこを自転車ツーリングの集団が駆け抜けるので、私たちはハラハラするばかりでした。
ポルドイ峠(2239m)が見えてきました。(10:00)
ここから,ロープウェイに乗り,サッソ・ポルドイ展望台(2950m)へ向かいます。
このロープウェイは1962年に開通しました。
65人乗りの現在の機器に全面リニューアルしてからは、所要時間が約4分となりました。
約700mがアッ!という間です。
山頂への到達の手段はロープウェイだけでなく,登山道もしっかりと整備されています。
実際、登山道で登っている人も大勢いました。
サッソポルドイ展望台に到着です。
展望台の周辺は広い岩の台地になっており、想像以上遠くまで歩いていくことができます。
遠方に、左から、アンテラオ(3246m)、ペルモ(3168m)、チベッタ(3220m)の山々を見ることができます。
ドロミテ山塊の最高峰マルモラーダ(3343m)は目の前です。
頂上に少しだけ雲がかかっていました。
セッラ山塊方面
マルモラーダ(3343m)の頂上の雲が晴れてきました。
展望台からの景色を堪能した後、ロープウェイでポルドイ峠へ下ります。
峠の頂上にアンジェロ・ファウスト・コッピ を記念したモニュメントが建てられていました。
アンジェロ・ファウスト・コッピは第二次世界大戦前後において国際的な自転車競争で活躍したイタリアの選手だそうです。
ポルドイ峠から、先ほどまで訪れていたサッソポルドイを見上げてみました。
ボルドイ峠を後にして、カナツェイに向けSの字になった道を下っていきます。
カナツェイの街に到着し、ホテル「La Porla」で昼食をとりました。(12:00)
ラザニア
小牛肉ワインソース
ジェラート
このカナツェイの街からはマルモラーダをはっきりと見ることができました。
バスはカナツェイを出発し、カレッツァ湖に到着しました。(14:00)
(ポルドイ峠~カナツェイ~カレッツァ湖間 約36km)
標高1520mに位置する針葉樹に囲まれた小さな湖で、約20分で一周することができます。
遠方、ラテマール山群(2846m)の切り立った峰々には雪が残ります。
また水はエメラルド、ペパーミントグリーンと色を変えます。
その後、ボルツァーノに向けて出発しました。
(カレッツァ湖~ボルツァーノ間 約28km)
ボルツァーノに到着です。(15:20)
エルベ広場
日曜日を除く毎日、歴史ある建物に沿って、果物や野菜を売る市場が続きます。
ヴァルター広場
広場の中央にはこの広場の名前にもなっているドイツの詩人ヴァルターの像が立っています。
また上の写真では、14世紀に建てられたゴシック様式のドゥオモが、ヴァルター像の後方にそびえています。
ドゥオモの内部
光あふれる内部は、フレスコ画(14-15世紀)で飾られています。
この後、ベローナに向けて出発しました。
(ボルツァーノ~ベローナ間 約152km)
ベローナ到着です。(18:30)
今から18年前、初めてイタリアを訪れた際、ミラノからベネチアへの移動の途中にこの街に立ち寄る予定でした。
ところが、他の交通事故のとばっちりを受けたおかげで、立ち寄る時間が無くなった経緯があります。
今回は、少しだけ街を見ることができました。
市内を流れるアディジェ川
サン・ジョルジョ・イン・ブライダ教会
古代ローマのボルサリーノ門
旧市街にある建物を利用したリストランテ「SAN MATTEO」で夕食です。
ピッツァ・マルゲリータ
でかい!
とても食べきれないので、固くなった端っこは残してしまいました。
ティラミス
18年前に訪れる予定だった「ジュリエッタの家」に立ち寄ることはありませんでした。
そもそも、夕食のためだけに旧市内に入ったので、それは仕方ありません。
ピエトロ橋
日が沈みます。(20:00)
ベローナ郊外のホテルに宿泊しました。