2015年10月22日
広島県大竹市栗谷町にある三倉岳は、山口県との県境に位置し、花崗岩で形成されています。
上の岳(朝日岳)、中の岳、下の岳(夕陽岳)と呼ばれる三つの岩峰から成っています。
朝6時30分、岡山を出発し、早島ICから大竹ICまでバスを走らせました。(9時30分)
10時、三倉岳県立自然公園の駐車場に到着し、バスから降りた途端、
目の前に「三本槍」の秀峰が現れました。美しい景色です。
駐車場から車両禁止の鎖を越え、キャンプ場に移動しました。
キャンプ場でトイレや準備を済ませ、いざ出発、Bコースを進みました。
Aコースから登ると、鎖場が下りになるため、危ないそうです。
真っ赤に紅葉したハゼの落葉を踏みながら稜線を歩いて行きます。
石がきれいに階段状に積まれていますが、段差がだんだんと大きくなり、歩きずらいです。
しんどいながらも横を見ると、大岩を望むことができます。
六合目の看板を見つけました。(10時42分)
奥の切り立った岩で、ロッククライミングの練習をしていました。
一歩の大きい岩の階段がどこまでも続いています。
11時19分、朝日岳と中岳の鞍部に到着です。
朝日岳に向かう道です。頂上の展望はあまりよくないとのことで、中岳に向かいます。
樹林帯の稜線を進み、大岩の間をぬけていきました。
長い鎖と木の根、鉄の杭を足掛かりに登っていきました。
これは登り切った所から撮りました。下から写真を撮る余裕がありませんでした。
鎖場を過ぎると、右に「天狗の踊り場」と呼ばれる平坦な岩場が現れました。(11時30分)
さらに鎖と木の根道を繰り返し、登っていきます。
ここを登っていくと、展望のよい中岳に到着だそうです。
中岳山頂はあまり広くなく、再びここまで下りてくるので、前グループが下りるのを待って上がっていきました。
中岳山頂からの景色 朝日岳を望む(11時58分)
こわごわ下を覗いています。
中岳山頂からの眺望
眺めを楽しみ、再び縦走路に戻り、夕陽岳との鞍部まで下っていきます。
カズラ坂と鎖場を慎重に、繰り返し登っていきます。
夕陽岳と三角点の標識がありました。頂上まではあと少しです。
三倉岳山頂(夕陽岳)に到着です。(12時30分)
ここで昼食としました。
昼食後、展望台の方に行きました。
大きな岩を歩いて行くと、眼下に大パノラマが開けてきました。
手前が中岳、後ろが朝日岳です。
この岩の先まで行きました。
さらに岩の上にあがると、ちょっとドキドキです。
夕陽岳での景色を堪能した後は、下山口に向かいます。(13時出発)
九合目小屋まで下りてきました。(13時14分)
予定より時間がかかっていることと、三角点のある所は見晴らしが悪いということで、三角点にはいかず、下山することにしました。
Aコース登山道を下山します。
九合目小屋は、トタンの残骸だけになっていました。
ここから急な下り階段が続きます。階段の始まりは、円柱で囲まれていました。
危なくないための工夫でしょうか?
整備された階段が続きます。石の階段も続いています。
四合目小屋に到着です。(13時55分)
ここからAコースと分かれ、Bコースとの合流地点に向かいます。
この四合目小屋からも三倉岳の三本槍が望めます。
Bコースと合流し、樹林帯を下っていきます。
キャンプ場に到着です。(14時15分)
14時30分、駐車場に無事着きました。
この森の中には、たくさんの野鳥もいるそうで、キャンプやハイキングにもよさそうです。
その後、宮浜「べにまんさくの湯」でる体を癒し岡山に向かいました。(19時30分着)
ロッククライミングのメッカといわれるだけあり、岩場だらけの山でした。
「鎖の連続」と「絶壁の中の山頂からの眺め」、本当にハラハラドキドキの山行で楽しかったです。
また訪れてみたい山です。