2015年10月10日から12日までの3日間、百名山である焼岳と乗鞍岳の紅葉巡りを計画しました。

 

10月10日(土) 1日目

 

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岡山駅西口に7時集合、2台の車に分乗して出発しました。

 

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三木SAではパンを買ってティータイム、

多賀SAでは、差し入れのおにぎりを頂き昼食としました。

 

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松ノ木峠PAは、標高日本一だそうです。こんな標識がありました。

せっかく高山祭(八幡祭)の日だからと高山ICで下車して見学することにしました。

 

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14時30分、何とか駐車場に車をとめ、祭会場に向かいました。

早速、御神幸(ごじんこう、祭行列)に出会いました。

 

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お囃子や、雅楽で先導される祭行列です。

小さい子供たちも活躍していました。

 

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さまざまな衣装を身にまとい、町中の人が繰り出していると思うくらいの大行列でした。

 

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15時から、からくり奉納を見学できるというので見に行きました。

布袋台(ほていだい)の上部に唐子(からこ)人形が、ブランコの形をした棒を伝って布袋和尚の肩に飛び乗る技を見ることができるそうです。

しかし、人が多すぎて近づくこともできませんでした。

 

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屋台が表参道に曳き揃えられていました。

 

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11台の屋台が曳き揃えされるそうです。細かい木彫りや刺繍がほどこされ、とても美しいです。

 

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屋台蔵 祭のとき以外は、この中で大切に保管されています。

 

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ものすごい人、人、人・・・でもすばらしい祭りを見ることが出来ました。15時45分発

 

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その後、今日の宿である中の湯温泉に向かいました。

途中、明日の登山口を確認するため、現地を訪れました。

登山口から見えるのは、穂高連峰?

期待が膨らみます。

 

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17時30分、中の湯温泉到着です。

 

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18時30分、おいしく夕食を頂きました。

 

10月11日(日) 2日目

 

今日は、北アルプス唯一の活火山である焼岳に挑みます。

9月26日には、上高地から美しい雄姿を見せてくれた焼岳ですが、きょうはあいにくの雨です。

昨日までずっと晴天続きだったので、とても残念です。

 

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朝6時40分、朝食です。

 

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玄関からの眺望もすばらしいです。

 

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中の湯温泉建物横から登山口まで、道がつながっているそうです。

 

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7時54分、登山開始です。

 

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8時3分、焼岳登山口に着きました。

 

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樹林帯を進んでいくと、車の残骸がありました。(8時13分)

道路から落ちてきた車だそうです。

 

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木々の隙間から見える紅葉がとても美しいです。

 

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岩石が露出した急坂だったり、

 

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倒木をまたいだり、

 

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水たまりを中の丸太敷きを渡ったりと、難所続きです。

実はこの丸太、浮いているのもあり、乗ると沈んでしまいました!!

 

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少し薄暗い道、足場に気をつけながら進んでいきます。

 

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平坦地には、丸太が敷かれています。

 

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ベンチのある草原の平地にやってきました。(9時52分)

 

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この辺りはカンバとナナカマドの木が多く、紅葉がとてもきれいです。

 

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ナナカマドの紅葉のトンネルをくぐっていきます。

 

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10時5分、下堀沢との出会いに到着です。

この下堀沢は、深く掘れた沢が梓川まで続いています。

 

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沢伝いに、階段やハシゴを登っていきます。

 

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白い花のような実?を見つけました。

 

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振り返れば、大草原の様な景色です。

 

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ゴロゴロ岩の道が続きます。岩を縫うように歩いて行きます。

 

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上部にガス噴出場所、発見!!

 

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2300と書かれた岩がありました。標高2300mまで来たということでしょうか?(10時54分)

 

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もうすぐ火口縁(南・北峰のコル)です。

 

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11時25分、火口縁に到着です。ここから北峰頂上を目指しますが霧で霞んでいます。

 

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岩ゴロゴロで足場の悪いところを、ひたすら登っていきます。

 

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11時35分、上高地分岐までやってきました。頂上まではあと一息です。

 

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ガス噴出口が黄色く染まっています。硫黄の匂いもすごいです。

「キケン」マークがあり、矢印に沿って進んでいきます。

 

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11時42分、焼岳北峰頂上に到着です。

雨は止んでいたのですがものすごい風で、景色も望めないし、写真を撮ると早々に下山しました。

 

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登りと同じ道を下山していきます。岩場の一番の難所です。

 

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火口縁に来ると、眼下に正賀池(火口湖)がちらりと見えました。

あっという間に霧に隠れてしまいました。

 

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大きな木もない大草原をひたすら下っていきます。

 

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風をよけ、大岩の陰で昼食にしました。中の湯温泉で作ってもらったおにぎりです。(12時40分)

 

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下界の紅葉を楽しみながら、笹原の中を下っていきました。

 

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13時45分、草原の平地まで帰ってきました。

後ろの山が見えてきました。

 

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15時19分、近場の紅葉を楽しみながら、中の湯新道登山口に到着です。

 

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道路を横断し、9号カーブの横を歩きながら中の湯温泉に到着です。(15時30分)

 

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車に荷物を詰め込み、今日の宿、「ヴィラのりくら」に向けて出発です。

途中、白骨温泉を通りました。

山々の紅葉がとても美しかったです。

 

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17時5分、「ヴィラのりくら」に到着です。

 

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夕食はこのほか天ぷら、肉なども出て、大満足でした。

 

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かわいい小物も飾ってありました。

 

10月12日(月) 3日目

 

今日は乗鞍岳を目指します。

前日雪が降ったため、畳平までのバスが不通だったと聞き、心配しながら支度をしていきました。

 

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朝食は7時からだと言われたのですが、私たちが7時発の畳平行のバスに乗ることを伝えると、6時からOKにしてくれました。感謝!!

 

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宿の前からは、青空に雪をかぶった乗鞍岳がくっきりと見えました。今日は期待できそうです。

 

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6時42分、宿を出発し、6時45分には乗鞍観光センターに着きました。

 

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ここからバスに乗り、畳平(乗鞍バスターミナル)に向かいます。(7時出発)

昨日運休していたせいか、始発から3台のバスが準備していました。

 

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バスはくねくね道を走り、青空のもと、紅葉と周りの山々の景色を堪能しました。

 

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7時50分、乗鞍畳平に着きました。

到着10分ほど前から雲行きが怪しくなり、到着した時には霧で何も見えなくなっていました。

気温は-4℃、強風17mとか・・体感温度はいかほど?

帽子を冬用にかえ、フリースを着て寒さ対策です。

 

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8時20分、出発しました。

鶴ヶ池のほとりを経て、富士見岳西側の広い道を歩きました。

 

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10分ほど歩くと、道の横には、雪と氷に包まれた木々が見られました。

 

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ハイマツも、真っ白!!

 

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もちろん道路も凍っています。滑らないように慎重に歩きます。

 

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8時48分、肩の小屋を通過しました。

 

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乗鞍岳山頂50分の看板がありました。

この天気、足場の悪さ、実際はどれくらいかかるのでしょうか・・・。

 

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肩の小屋をすぎると、いきなり岩場の道になりました。(8時53分)

溶岩塊の大岩がごろごろしています。

 

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凍っているので、慎重に。さらに稜線は風も強く、吹き飛ばされそうです。

 

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9時36分、蚕玉岳(こだまだけ)を通過しました。

 

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9時42分、乗鞍頂上小屋に到着です。

天気が良ければ、北アルプスの大パノラマが望めることでしょう。

 

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溶岩塊の岩を踏み、最後の急坂を登っていくと、剣ヶ峰頂上に到着です。

 

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山頂には、朝日権現社と乗鞍本宮(鞍ヶ嶺神社)が背中合わせで立っています。

こちらは信州側、朝日権現神社です。(9時50分)

 

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この石垣をくるりと回ると、ものすごい雪と氷の世界になりました。

 

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こちらは飛騨側、乗鞍本宮奥宮です。

 

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剣ヶ峰山頂の碑もここにありました。(9時51分)

肩の小屋から1時間3分かかっていました。13分オーバーでした。

あまりの寒さに、写真を撮るとすぐ下山開始しました。

 

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10時、頂上小屋着

 

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10時43分、肩の小屋着

 

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11時17分、乗鞍バスターミナルに到着しました。

 

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ザックだけでなく、衣類、帽子から出ている髪の毛まで白く凍っていました。

 

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ターミナル内で、あたたかいトン汁を食べ、体を温めました。

 

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12時5分発のバスに乗り、畳平を後にしました。

この道を自転車で登ってきている人がいました!

 

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下界に下りると、青空です。紅葉がきれいでした。

 

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カラマツ林が続いています。10月末は、きれいに紅葉することでしょう。

 

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12時55分、乗鞍観光センターに到着です。

 

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赤かぶの里で買い物を済ませ、一路岡山に向かいました。

 

もっとも楽に登れる3000m峰として人気の高い乗鞍岳ですが、今回は天候の変化により、記憶に残る登山となりました。

また、夏にゆっくり訪れたいです。