2016年3月26日~27日かけて、長崎軍艦島と九十九島などの島巡りを計画しました。
3月26日(土) 1日目
岡山駅を7時16分に出発し、新幹線「さくら」に乗って新鳥栖駅まで行きました。(9時21分着)
初めは博多駅でレンタカーを借りる計画でしたが、高速道路への移動のしやすさを考え新鳥栖駅に変更しました。
新鳥栖駅は小さくて、レンタカーへの乗り換えがとてもスムーズでした。
1時間30分ほどで長崎市内に到着し、出島を目指しました。
しかし、車の多さ、坂の多さ、道の狭さに負け車内観光しただけに終わってしまいました。
結局、港近くの駐車場に車を止め、歩くことにしました。
「みらく苑」でボリュームたっぷりの皿うどんを食べました。
これから船に乗って、「軍艦島」に向かいます。(13時25分出航)
「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されている軍艦島を船上から巡っていきます。
出航してすぐ、豪華客船が見えました。
緑色のT字になった大型クレーン「ジャイアント・カンチレバー・クレーン」
これも、現役の世界文化遺産の一つです。
長崎市の西部と南部をつなぐ斜張橋「女神大橋」をくぐり、20分ほど進むと、
軍艦島が見えてきました。
島に近づいて廃墟となった高層アパートを眺めたり、
少し離れて,全体像を眺めたりしながら、
端島(軍艦島)に上陸しました。
長崎港から南西約19kmの沖合いに位置する「端島(はしま)」
端島は、南北約480m、東西約160m、周囲約1200mの小さな海底炭鉱の島です。
最盛期には約5300人もの人々が住んでいたというから驚きです。
岸壁が島全体を囲い,高層鉄筋アパートが建ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
ガイドは、「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長です。
この島で生まれ、育ち、炭坑閉山に伴い,島を去っていった方だそうです。
当時の様子やこれからの島のあり方など、詳しく説明していただきました。
鉱山の中枢である「総合事務所」は、レンガ造りの建物です。
この赤レンガは、世界遺産です。
明治期、島の拡張に伴い、石灰と赤土を混ぜた天川(あまかわ)と呼ばれる接着剤を用いた石積みの護岸も世界遺産です。
台風の被害から守るため、幾度となく護岸をコンクリートで固めていきました。
その壊れたコンクリートの下からちらりと見えている天川の護岸、ここも世界遺産になっています。
プール跡
1916(大正5)年に建築された日本最古の7階建て鉄筋コンクリートの高層アパート
主力坑だった第二竪坑坑口桟橋跡
この階段が、地下の坑道と地上をつなぐ道でした。
ベルトコンベアーと端島小中学校(7階建て)
1階から4階までが小学校、5階と7階が中学校、6階は講堂、屋上は菜園になっていたそうです。
緑の屋根は崩れかかっていて、ガイドさんによると「来年には壊れているかも」といわれていました。
「さるく号」で約2時間30分、周遊して桟橋へ帰ってきました。(15時50分着)
駐車場まで戻り、今日の宿である「平戸海上ホテル」まで車を走らせました。
ホテル17時45分着 本当に海に囲まれたホテルでした。
ホテルの部屋からの景色
平戸大橋を望むことができました。
ホテルの部屋からの景色
目の前は平戸城でした。
夕食
蕎麦のように見えるのは、うどんだそうです。
お風呂は露天風呂と水族館大浴場「龍宮」
「龍宮」は、お風呂の周りがぐるっと水族館(海?)になっていて、色々な魚を見ながら入浴することができます。
うみがめもいました。
家族風呂もたくさんありました。
3月27日(2日目)
6時57分、太陽が昇ってきました。露天風呂からも眺めることができました。
7時30分 朝食はバイキングです。和洋食、いろいろと揃っていました。
朝食後は、生月島(いきつきじま)に向かいます。
「生月大橋」をわたり、まずは「島の館」へ向かいました。(9時30分着)
捕鯨、かくれキリシタンの歴史や生活風景を体感することができました。
江戸時代は、たくさんの鯨が捕れていたそうです。
「だんじく様」の看板があったので、行ってみると、
細い道や階段をどんどん下っていき、
海にたどり着いたところに「だんじく様」がありました。(10時23分)
途中、「ムサワシアブミ」がたくさん見られました。
塩俵の断崖(10時50分)
みごとな柱状節理です。
韓国済州島の柱状節理も有名ですが、良く考えてみれば距離的にも比較的近いことが分かります。
菜の花もきれいです。
大バエ灯台
灯台の上からの眺め
再び平戸に戻り、ひらめまつりを開催している「よ志乃」で昼食をいただきました。(12時30分着)
ひらめのにぎりもあり、大満足でした。
ゆっくり平戸の観光もしたかったのですが、九十九島巡りを予定していたので、佐世保に向かいました。
15時30分発の九十九島海賊遊覧船「みらい」に乗船します。
大小208の島々が点在し、島の密度が日本一と言われる西海国立公園の九十九島です。
景色を間近に眺めながら、クルージングを楽しむことができました。
松浦島
深い入り江の中に入っていきます。
横島
ライオンが寝そべっている姿に見えると言われています。
16時20分、港に帰ってきました。
ここから新鳥栖駅まで車で帰り、新幹線で岡山に向かいました。
2日目は雨も心配したのですが、結果的に2日間とも天気に恵まれ、すばらしい景色を堪能することができました。
また、ゆっくり長崎や平戸の町を巡ってみたいです。