大杉谷を歩く アルパインツアー利用
2021年11月7日(日)~9日(火)
11月8日(月) 2日目
7時朝食
桃の木小屋
左が濡れたカッパ等をかけておくところですが、乾いてはいません。階段を上がると、寝室です。
山荘からの景色 渓流のすぐそばに建っています。
8時、雨の中、山小屋を出発です。昨日夜から雨がたくさん降っていました。すぐに鎖と岩場が現れました。
川の水も勢いを増しています。
至る所に小さな滝ができています。
苔むした岩や渓流、美しい景色ですが楽しむ余裕もなく、慎重に進んでいきます。
何度か沢を横切ると、
七ツ釜滝に到着です。(8時50分~9時)
数段に分かれた滝と滝壺(釜)が連なるので、この名がついたそうです。
鎖を頼りに登っていき、
9時27分、七ツ釜吊橋を通過しました。
岩と渓流と紅葉、本当に素晴らしい。天気が良いときに見たかったです。
ガイドさんもこんなに水量のある渓流は久しぶりとのことです。
先発組が撮ってくれた私たちの歩みです。
こんな岩場にも、リンドウの蕾がありました。
2004年の台風で岩肌が崩壊し、無数の巨岩で埋め尽くされた場所です。その崩落地を先発組が進んでいます。
先発組から送れること約30分、崩壊地を通過します。(10時20分)当時は、川も土砂で埋まったそうです。
大岩をよじ登りながら進んでいきます。
登りだけでなく、下りもあります。ツアーリーダーが細かく指示を出してくれるので、安心して進むことができます。
アップダウンを繰り返しながら、10時50分、崩壊地をぬけることができました。
11時、光滝に到着です。
落差約40m、岩盤にあたって砕け散った落水があげる水煙に、陽が当たると虹ができやすいことからこの名がついたそうです。
11時35分、陰滝吊橋と隠滝を通過を通過しました。ひっそりと隠れている落差25mの滝です。
与八郎滝(11時50分着)
12時20分、岩がせり出して雨宿りできる場所で、昼食としました。山荘で作ってもらったおにぎり弁当です。
12時35分、堂倉滝吊橋を渡り、
堂倉滝に到着です。(12時45分着)
堂倉滝は大杉谷を代表する滝の一つで、広い滝壺が印象的です。
岩と木の根道の急登を進み、
急こう配のコンクリート階段を登っていきます。
古木の間をぬけ、コウヤマキがたくさん見られるようになりました。
大谷林道と合流(15時5分)し、
15時10分、粟谷小屋に到着です。先発組より遅れること約2時間でした。
濡れた服や荷物は乾燥室と薪ストーブのある談話室でかわかし、お風呂も入り、ほっと一息です。
17時45分、夕食です。
特大ハンバーグと豚汁はとっても美味しかったです。
部屋は3人ずつの個室です。ゆったり休むことができます。
11月9日(火) 3日目
6時朝食 牛丼とサラダです。
7時、粟谷小屋を出発です。きょうは薄日がさしています。
堂倉避難小屋横を通り、
昨日までとはうってかわり、樹林帯の中をひたすら進んでいきます。
木漏れ日が美しい!!久しぶりに見る太陽です。
道は階段あり、岩場あり、時には鎖あるの山道です。周りにはシャクナゲの木が多く、5月中旬からは美しいシャクナゲ道になるそうです。
笹原をぬけていきますが、霧が発生し、幻想的な世界です。コケは、水分を含み、美しい!!
長い階段道が続きます。行けども行けども見える階段にうんざりしながら進んでいきます。
展望台が見えると、
10時23分、百名山の日出ヶ岳(標高1695m)に到着です。
展望台からは、熊野灘も見渡すことのできる絶景スポットだそうですが、残念ながら雲が多く、遠くまで見渡すことができませんでした。
10時44分、最後の目的地である大台ケ原に向けて出発です。
またまた階段ですが、今度は下りです。
笹原の中、時にはぬかるみ道を進みながら、
11時32分、大台ケ原駐車場に到着です。
大台ヶ原物産店内で昼食です。うどんとご飯です。
12時20分、一路新大阪に向けて出発、バスを走らせます。
16時45分、予定(18時着予定)よりずいぶん早く新大阪駅に到着です。
私たちは18時32分発のこだまを予約していたので、晩御飯を食べたり、待合室で休憩したりしながら時間を過ごし、19時44分に岡山駅に到着です。
一度は訪れたかった大杉谷でした。渓谷の深さと岩道に圧倒された3日間でした。