2016年4月28日

花の山として知られる「大佐渡山地縦走」を計画しました。

今回の目的は、シラネアオイに出会うことです。

 

4月28日(木) 1日目

22時30分、備前大橋近くの駐車場に集合し、2台の車に分乗しました。

ここから夜通し交代で運転し、新潟港へと車を走らせます。

約701kmの旅です。

 

4月29日(金) 2日目

 

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7時25分、新潟港に到着です。空には、なんだか怪しい雲が漂っています。

 

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佐渡島に渡るためにターミナルに入り、切符を購入です。もちろん2等です。

 

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出発(9時20分)まで時間があるので、ターミナル内のレストランでモーニングセットをいただきました。(8時)

 

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佐渡汽船「おけさ丸」に乗って出港です。(9時20分)

かなり大きな船です。

 

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たくさんのカモメが寄ってきていました。

 

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2等船室なので、大勢の人が床に寝転んで2時間30分の船旅です。

船の揺れも大きく、前日の寝不足もあったのか、船酔いしましたが、少し寝ると気分もおさまってきました。

 

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11時50分、予定通り佐渡両津港に到着です。

たくさんの土産物店通りをぬけて下りました。

 

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昼食は海鮮丼です。さすが海の幸が新鮮でおいしい!!

 

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両津港を12時50分出発です。

バスでアオネバ登山口まで行き、そこから今日の宿である「ドンデン山荘」まで歩く予定でしたが、

雨が降り出したので、そのままドンデン山荘までバスで行くことにしました。

 

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バスの車窓より

 

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「アオネバ」の由来となっている採石場が見えました。

「青粘」と書き、このあたりで産出される青い粘土質の鉱物を指すのだそうです。

 

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海が見えてきました。

 

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13時20分、「ドンデン山荘」バス停に到着です。

ここからドンデン山荘まで10分ほど歩きます。

道々、白い可愛い花がたくさん咲いていました。

 

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バスからでもわかるほど、カタクリもたくさん咲いていましたが、霧のため、花は固く閉じていました。

 

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舗装された道を進んでいくと、

 

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霧の中からドンデン山荘が見えてきました。(13時35分着)

歩かなかった分、3時間も早く宿に到着です。

ここは花ハイキングの起点になっているので、ここまで車で来ることができます。

「ドンデン」とは、「いつも雲がかかっているので雲天(どんでん)と言われるようになった」とか、

「どんでん返しのように天気が変わりやすいからだ」とかの、いろいろな説があるそうです。

(バスガイドさん説)

 

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大広間が私たちの部屋でした。真ん中のテーブルを囲んで、布団を敷きました。

ここはプラネタリウム室のようで、真ん中の天井には大きなドームがつるしてありました。

 

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宿からの景色です。まだ私たちが乗ってきたバスが止まっていました。

 

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宿には、「花の状況」を知らせるボードがあります。明日が楽しみです。

 

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早めにお風呂に入り、18時、夕食です。

今日は全く歩いていないけれど、前日の寝不足もあり、早めに就寝です。

 

4月30日(土) 3日目

 

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4時30分起床、外も見ると、青空!!

きれいに金北山を望むことができました。期待が膨らみます。

 

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4時50分、朝日が昇ってきました。

 

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朝日を浴びて、金北山が赤く染まっていました。

 

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両津港もよく見えます。

 

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5時30分の金北山 きれいに見えました。

 

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その4分後には雲が出てきて、10分後には、金北山山頂は雲に覆われて見えなくなってしまいました。

 

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6時30分朝食

 

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6時55分、宿を出発して金北山に向け出発です。

 

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道には、たくさんのフキノトウが顔を出していました。

 

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キクザキイチゲの群生 花はみんな閉じていました。

 

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カタクリもお出迎えです。花は少し開きかけです。

 

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7時10分、金北縦走路入口に到着です。

 

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アオネバ十字路到着(7時21分)

 

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歩きやすい登山道

両側には様々な山野草が顔をのぞかせていました。

 

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ヒトリシズカ 葉っぱに包まれて生まれてくるのですね。

 

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エンレイソウ

 

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シラネアオイ 昨日の雨で花はすぼんだままです。

 

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サンカヨウ

 

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ザゼンソウ

 

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ネコノメソウ

 

 

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カタクリの大群生 葉も花もとても大きく、見ごたえがあります。

道の奥まで群生していて、花が開いていたら見事だろうなぁ。

 

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マトネ到着(8時10分)

 

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大きなシャクナゲの木がありました。

 

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霧と強風の中を進んでいきます。

 

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オオミスミソウもつぼみです。

 

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ウスバネサイシン

 

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小股沢のコル(8時40分着)

 

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道の両側には、カタクリの群生が続きます。

 

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ショウジョウバカマの花の色も鮮やかです。

 

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カタクリの赤ちゃん

カタクリも葉っぱに包まれて生まれてくるのですね。

 

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キクザキイチゲ

 

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ツンブリ平(9時着)

 

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真砂の芝生を通り、真砂の峰に到着です。(9時15分)

ふきさらしなので、ものすごく風がきついです。

 

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真砂の峰を過ぎると、霧が晴れ、目の前に金北山も、

 

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海も望むことができました。

 

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イモリ平着(9時25分)

 

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海を眺めながら登っていくと、

 

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「天狗の休場」に到着です。(9時55分)

私たちもここで休憩です。

 

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かわいい木の芽

 

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雪渓を歩くことが多くなりました。

 

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大きなカタクリの花(蕾)発見!!人の指の長さくらいありました。

 

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「役の行者」から残雪期ルート(あやめ池方面)へと進みます。(10時29分)

 

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15分ほど進むと、辺りは雪で覆われ、いきなり冬の世界です。

 

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「あやめ池」も雪で覆われていました。(10時50分)

ここあやめ池に咲く花は、本当はアヤメではなく、カキツバタだそうです。

 

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雪渓の急登が続きます。ロープと足跡を頼りに登っていきます。

 

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さらに雪の壁が続きます。今年は雪が少なくて、3~4mだとか。

これを登り切ると、金北山山頂です

 

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11時25分、金北山山頂に到着です。

 

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山頂には、勝軍地蔵を祭る金北神社があります。

 

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ここで、昼食です。宿で頂いたおにぎり2個です。(11時30分)

 

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金北山から「白雲台」に向かって下る道は、防衛省管理道路となっており、事前に届け出が必要です。

ひたすら広い砂利道を下っていくと、霧も晴れ、たくさんの山野草が花開いていました。

 

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ウスバサイシン

 

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カタクリ

 

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シラネアオイも咲いていました。

 

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エゾエンゴサク

 

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キクザキイチゲ

 

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スミレサイシン

 

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フキノトウ

 

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山上((妙見山)に自衛隊レーダーサイトがありました。

 

 

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13時30分、白雲台に到着です。

暖かいコーヒーを頂きました。

 

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白雲台からの眺め

 

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金北山も見納めです。

 

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13時30分、頼んでいたタクシーに乗り、今日の宿に出発です。

 

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大佐渡スカイラインを通り、海岸沿いに50分ほど走ると、

 

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今日の宿「佐渡ベルメールYH」に到着です。(14時20分着)

 

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海べに立つ、素敵な宿です。

 

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海べを散歩することに。

姫津大橋を渡るにはお金がいるそうですが、「YHに泊まっている」というと、無料にしてもらえました。

ここは夕日スポット、天気がよければ素晴らしい夕日を望むことができるそうです。

あいにく散歩途中から雨がぱらつき始めました。

 

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ここは尖閣湾海中公園のひとつです。

 

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コンロンソウがあちこちに咲いていました。

 

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夕食は海の幸が並びました。

下山中に採ったフキノトウも天ぷらにして出してくれました。

 

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部屋にはベッドもありました。

 

5月1日(日) 4日目

 

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朝食6時30分 船の便があるからと30分、早く用意していただきました。

 

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9時15分、「ときわ丸」に乗って、両津港を出港です。

船の手すりに、カモメがずらりと並んでいました。

 

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ジェットフォイルが私たちの船を追い抜いていきました。

 

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天気が良ければ、船の中からこんなにもたくさんの山々が見えるそうです。

帰りは椅子席にしたので、快適に過ごすことができました。

 

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11時45分、新潟港に到着、すぐ近くの新潟漁協の食堂に行き、

 

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思い思いの昼食をとりました。(12時30分)

ここから再び、岡山に向け、車を走らせました。

岡山に着いたのは、23時を過ぎていました。

 

さすが花の百名山、たくさんの花を見ることができました。

登山の道中は花のほとんどが蕾でしたが、ヒトリシズカやカタクリの花芽の出たところを見ることができ、良かったです。

機会があれば、ぜひ天気の良い時に再度登りたいものです。