2022年5月13日(金)~15日(日)

 

約600万年前の火山活動により形成された隠岐は、大小180余りの島々から成り立っています。

人が住む島は4つ、そのうちの西ノ島と島後の2つを訪れます。

実は、私が中学校1年生の時、この2つの島を訪れているのですが、きれいな海で泳いだことと、馬を見たことぐらいしか覚えていません。

今回、2度目の訪問、自然と歴史、風景の素晴らしさを体感したいと思います。

 

5月13日(金) 1日目

 

岡山駅駐車場を6時15分に出発、岡山ICから米子道を経由し、9時、島根県七類港に到着です。

 

9時30分、フェリーに乗り、西ノ島別府港に向かっていると、なんと、イルカが群れてジャンプしている姿を見ることができました。

 

フェリーの中で昼食とし、12時5分、西ノ島別府港に到着です。

天気はあいにくの雨、観光地場所を明日と入れ替えて、レンタカーで出発です。

 

まず訪れたのは、後醍醐天皇にまつわる資料館「碧風館」(12時30分)と、

 

黒木御所阯です。

「太平記」に記述が残る後醍醐天皇行在所阯です。

 

14時、焼火神社(たくひじんじゃ)までの道を歩きます。

 

14時24分、焼火神社到着です。本殿(左奥)と拝殿

1732年改築の社殿で、隠岐最古の木造建築だそうです。海上の守護神として崇められています。

本殿は大岩窟の中からせり出すように建てられています。

 

遊歩道は神域植物群に指定され、たくさんの花を見ることができます。

 

キエビネとサイハイラン(左端)

 

ユキザサ

 

ホウチャクソウ

 

エンレイソウ

 

フタリスズカ

 

ムベ

 

焼火山山頂には、鉄塔と、ほとんど草で埋もれた三角点がありました。

雨模様なので、展望台からの景色もさっぱりです。

 

ギンリョウソウ

 

イカリソウ

 

サイハイラン

15時55分、焼火神社駐車場に到着です。

 

由良比女神社(16時35分着)

平安時代に「隠岐国一宮」に定められた古社で、漁業神・海上守護神として島内の信仰を集めています。

ご祭神の「由良比女命」はイカにまつわる伝説があるそうです。

 

鳥居の前は浅い入り江になっていて「イカ寄せの浜」と呼ばれているところです。

昔はイカの大群が岸辺に押し寄せ、手づかみで拾っていたそうです。

 

16時52分、今日の宿である「国賀荘」に到着です。

 

部屋からの風景

 

18時30分、夕食です。

 

5月14日(土) 2日目

 

6時30分朝食、7時45分ホテル出発です。

 

今日は、昨日行く予定だった国賀浜から摩天崖までを歩きます。

車で走っている途中、馬がたくさん放牧されていました。

 

8時、国賀浜駐車場に到着、奇岩が広がる「天上界」を望みます。

天気は昨日と違い、青空が広がっています。

 

国賀浜まで下り、見えてきたのは岩の隙間に鎮座している「国賀神社」です。(8時25分)

 

洞窟のようなものも見えます。

 

8時32分、「通天橋」が見えてきました。

通天橋は、波の浸食により洞窟の周辺部分が崩れ落ちてできたアーチ状の奇岩です。

 

国賀海岸の奇岩やいろいろな植物を見ながら遊歩道を進んでいきます。

 

マンテマ

 

オキノアザミ

 

たくさんの馬が放牧されています。親子馬もいます。よく慣れていて、すぐそばを通っても、撫でてもおとなしいです。

 

ウツボグサ

 

トウダイグサ

 

オニノゲシ

 

足元にたくさん咲いている「ヤワゲフウロ」

 

9時50分、摩天崖に到着です。

 

摩天崖は、馬と牛が共存していました。足元に気を付けて歩きます。

第2次世界大戦中の「監視所跡」がありました。

 

10時5分、大自然の風景を望みながら下山です。

 

ゼニバアオイ

 

ホオジロ?

 

再び通天橋を通り、10時55分、国賀浜駐車場に到着です。

 

馬をよけて車を走らせ、11時17分、赤尾展望所に到着です。

ここから国賀浜から天上界、通天橋、摩天崖が一望できます。

 

11時50分、別府港に到着です。

 

12時20分、フェリー国賀に乗り、島後の西郷港に向けて出発です。

フェリーの中でお弁当です。

 

14時、島後西郷港に到着です。

 

まずは「玉若酢命神社」です。(14時50分着)

随神門をくぐると、枝を支えられて八百スギが立っています。樹齢約2000年、樹高38mの巨木です。

 

その後ろに拝殿、本殿と続きます。

 

水若酢神社(15時33分着)

 

本殿(左側)と拝殿 本殿は隠岐特有の建築様式「隠岐造り」で造られています。

 

隠岐郷土館(15時42分)

明治初期の役所庁舎を移築・修復した県内最古の洋館だそうです。

 

吉浦野営場(16時15分着)

 

ここに「竹島の碑」があります。竹島は島根県隠岐の島町に属しています。

 

「ローソク島展望台・遊歩道」と書かれている道を進むと、白い岩肌のアルカリ流紋岩が現れます。「トベラ」の花の群生も見られます。

 

ハマボックス

 

ローソク島

 

ここ久見海岸では、隠岐の歴史の始まりとなった黒曜石を見つけることができるそうです。

 

17時10分、今日の宿である「ホテル海音里(うねり)」に到着です。

 

洋室シングルあり、8畳和室あり、20畳和室ありの部屋に分かれました。

 

18時30分、夕食

 

5月15日(日) 3日目

 

6時、朝の散歩で深浦の滝へ

 

ホテル全景とヤギ

 

6時45分朝食、7時30分ホテル出発です。

 

8時、白島展望所駐車場に到着

 

ギンラン、キンランも咲いていました。

 

灯台、鳥居と白島展望所からの風景を楽しみます。

 

白島崎展望台(8時31分) その後、白島崎海岸に向かいます。

 

ホタルカズラ

 

イカリソウ

 

ミヤコグサ

 

白島崎海岸に到着です。(9時18分)

 

ハナイカダが実をつけていました。

 

ササユリの蕾

10時22分、白島展望所駐車場に戻ってきました。

 

浄土ヶ浦海岸(10時50分~11時15分) 遊歩道もあります。

 

かぶら杉(11時33分)

根本付近から6本に幹が分かれている杉の巨木で、高さ約38.5m、樹齢約600年だそうです。

 

11時40分、銚子ダム横に隠岐片麻岩が見えるというので行きました。日本最古の岩だそうです。

 

 

12時15分、「おき西郷港」まで帰ってきました。

 

港の近くで各自昼食です。

西郷港15:10発→(フェリー国賀)→七類港17:35着→(バス)→岡山駅西口20:30着で帰ってきました。

見所たっぷりの隠岐島3日間でした。