2015年11月15日

予定していた山行が、前日の雨で中止になり、急きょ、手軽に楽しめる「鬼の舌震」を散策することにしました。

鬼の舌震は、川の浸食によって作り出された深いV字谷が約2kmほど続き、さまざまな形の巨岩、奇岩を楽しむことができます。

神話では、「この辺りに住んでいた玉日女命を恋慕ってワニが川を泳ぎ上がってきた。これを嫌った玉日女は巨岩で川をせき止めワニを拒んだ。このため、会うことが出来なくなったワニはますます玉日女を慕った」と記され、「ワニがしたうからこう呼ばれるようになった」とされています。

7時30分、我が家を出発し、山陽道、岡山道、中国道を経由して東城ICで下車、

その後、奥出雲おろちループを通って、宇根駐車場に到着しました。(10時)

近くの茶屋で散策マップをもらい、出発しました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

P1210957

駐車場からすぐ、遊歩道がありました。

鬼の舌震の由来についての看板もありました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

IMGP4756

看板を見ながら遊歩道にある落ち葉を踏みしめながら歩いて行きました。

 

IMGP4757

100mほど行くと、「舌震の“恋”吊橋」がかかっていました。

バリアフリー遊歩道となっていて、車椅子でも散策できるようになっています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

私たちは橋の下の小道を進んでいきました。

 

IMGP4762

長淵

 

IMGP4764

猿渡り この辺りから大岩が目立ってきます。

 

IMGP4766

烏帽子岩 落ち葉で色付いた岩も美しいです。

 

IMGP4781

IMGP4768

ツツジや赤い実も花を添えています。

 

IMGP4770

雨壺 甌穴のある巨石群、別名「姫の湯殿」とも呼ばれています。(10時38分)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

下の遊歩道もしっかりと整備されています。

 

IMGP4772

ムラサキシキブ

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

小天狗岩(10時42分)

 

IMGP4777

鬼の落涙岩 顔面のような形で、甌穴による2つの穴が眼に見えます。

まるで姫に阻まれたワニ(鬼)が涙をこぼしているように見えます。

 

IMGP4783

対岸には水瓶岩(はんどいわ)が見えてきました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

畳岩 無料休憩所の横にあります。

 

IMGP4791

IMGP4793

この畳岩の下は、水が勢いよく流れています。

岩の間にはさまれているようですが、どんなふうに持ち上がっているのか、不思議です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

対岸には、水瓶岩を望むことができます。

高さ約30mの岩上に建っている岩、下が細く見えるのですが・・立っているのが不思議です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大天狗岩 遊歩道のから見上げると、岩の断崖絶壁がそびえています。

昔、この岩から天狗が飛び降り、遊んだ場所といわれています。

 

IMGP4805

甑岩

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

屏風岩

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

千畳敷

 

IMGP4814

鬼の試刀岩

 

IMGP4817

舌震上橋を渡ると、

 

IMGP4821

木の葉が岩の上にも遊歩道にも積まれ、風で舞い、楽しませてくれます。

 

IMGP4832

雨上がりなので枝にも水滴が付き、きれいです。

 

IMGP4838

11時25分、下高尾駐車場に到着です。

ここで一息、ティータイムをし、再び同じ道を帰っていきました。

 

IMGP4792

再び畳岩までくると、その先端にある階段を渡り、水瓶岩方向への遊歩道に入りました。

 

IMGP4843

対岸から眺めた大天狗岩、下の大きな平らな岩「大舞台・小舞台」で踊ったと伝えられています。

 

IMGP4844

IMGP4847

IMGP4848

遊歩道をぐるっと回ると、様々な姿を現してくれる水瓶岩、だんだんと“水瓶(はんど)”に見えてきました。

 

IMGP4859

「舌震の“恋”吊橋」からの景色です。(12時35分)

紅葉は終わりかけていましたが、川面の岩をも彩る落ち葉や風になびく落ち葉、

踏みしめて歩く落ち葉と楽しむことが出来ました。

茶屋でぜんざいを頂き、玉嶺山荘に向かいました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

亀嵩温泉「玉峰山荘」で、温泉と食事を堪能し、帰路に着きました。

もちろん途中、舞茸センターにも寄りました。

 

本当は絲原記念館にも立ち寄る予定でしたが、遅くなったので、そのまま帰りました。

紅葉がとても規定だと聞いているので、またの機会にぜひ立ち寄ってみたいです。