2015年11月15日
予定していた山行が、前日の雨で中止になり、急きょ、手軽に楽しめる「鬼の舌震」を散策することにしました。
鬼の舌震は、川の浸食によって作り出された深いV字谷が約2kmほど続き、さまざまな形の巨岩、奇岩を楽しむことができます。
神話では、「この辺りに住んでいた玉日女命を恋慕ってワニが川を泳ぎ上がってきた。これを嫌った玉日女は巨岩で川をせき止めワニを拒んだ。このため、会うことが出来なくなったワニはますます玉日女を慕った」と記され、「ワニがしたうからこう呼ばれるようになった」とされています。
7時30分、我が家を出発し、山陽道、岡山道、中国道を経由して東城ICで下車、
その後、奥出雲おろちループを通って、宇根駐車場に到着しました。(10時)
近くの茶屋で散策マップをもらい、出発しました。
駐車場からすぐ、遊歩道がありました。
鬼の舌震の由来についての看板もありました。
看板を見ながら遊歩道にある落ち葉を踏みしめながら歩いて行きました。
100mほど行くと、「舌震の“恋”吊橋」がかかっていました。
バリアフリー遊歩道となっていて、車椅子でも散策できるようになっています。
私たちは橋の下の小道を進んでいきました。
長淵
猿渡り この辺りから大岩が目立ってきます。
烏帽子岩 落ち葉で色付いた岩も美しいです。
ツツジや赤い実も花を添えています。
雨壺 甌穴のある巨石群、別名「姫の湯殿」とも呼ばれています。(10時38分)
下の遊歩道もしっかりと整備されています。
ムラサキシキブ
小天狗岩(10時42分)
鬼の落涙岩 顔面のような形で、甌穴による2つの穴が眼に見えます。
まるで姫に阻まれたワニ(鬼)が涙をこぼしているように見えます。
対岸には水瓶岩(はんどいわ)が見えてきました。
畳岩 無料休憩所の横にあります。
この畳岩の下は、水が勢いよく流れています。
岩の間にはさまれているようですが、どんなふうに持ち上がっているのか、不思議です。
対岸には、水瓶岩を望むことができます。
高さ約30mの岩上に建っている岩、下が細く見えるのですが・・立っているのが不思議です。
大天狗岩 遊歩道のから見上げると、岩の断崖絶壁がそびえています。
昔、この岩から天狗が飛び降り、遊んだ場所といわれています。
甑岩
屏風岩
千畳敷
鬼の試刀岩
舌震上橋を渡ると、
木の葉が岩の上にも遊歩道にも積まれ、風で舞い、楽しませてくれます。
雨上がりなので枝にも水滴が付き、きれいです。
11時25分、下高尾駐車場に到着です。
ここで一息、ティータイムをし、再び同じ道を帰っていきました。
再び畳岩までくると、その先端にある階段を渡り、水瓶岩方向への遊歩道に入りました。
対岸から眺めた大天狗岩、下の大きな平らな岩「大舞台・小舞台」で踊ったと伝えられています。
遊歩道をぐるっと回ると、様々な姿を現してくれる水瓶岩、だんだんと“水瓶(はんど)”に見えてきました。
「舌震の“恋”吊橋」からの景色です。(12時35分)
紅葉は終わりかけていましたが、川面の岩をも彩る落ち葉や風になびく落ち葉、
踏みしめて歩く落ち葉と楽しむことが出来ました。
茶屋でぜんざいを頂き、玉嶺山荘に向かいました。
亀嵩温泉「玉峰山荘」で、温泉と食事を堪能し、帰路に着きました。
もちろん途中、舞茸センターにも寄りました。
本当は絲原記念館にも立ち寄る予定でしたが、遅くなったので、そのまま帰りました。
紅葉がとても規定だと聞いているので、またの機会にぜひ立ち寄ってみたいです。