2015年6月6日
野鹿池山(のかのいけやま)は、徳島県の最西端に位置します。
山頂北面に広がる野鹿池と呼ばれる湿原と、そこに広がるホンシャクナゲの大群生で知られています。
毎年6月第1週の日曜日にシャクナゲ祭りが開かれるそうで、1日早く土曜日に行くことにしました。
朝7時10分、岡山駅に集合し、車で出発しました。
早島ICから高速に乗り、大豊ICで下車しました。
大歩危を通り林道を進み、細い道をくねくね曲がっていくと、標高1200mの登山口までやってきました。
ここには、りっぱなログハウスが立っています。広い駐車場もあります。(10時20分着)
駐車場からの眺めも素晴らしいです。
「すあく投げ祭り」のことが新聞に掲載されていたとの事で、カメラ片手に見に来られていた人も数人いました。
「野鹿池山登山口」の看板もあり、ゆるやかな階段が続いています。
登り始めてすぐ、階段の左側には、ホンシャクナゲの木がたくさん見られました。
残念ながら今年は春から暖かい日が続き、例年より1~2週間開花が早かったらしく、ほとんど花は終わっていました。
ホンシャクナゲの花を発見しました。つぼみもまだ残っています。
白くてかわいい花も咲いていました。
湿原と山頂の分岐点に到着です。
湿原の中には、ずっと木道が続いています。
湿地帯一帯は、一面オオミズゴケに覆われていて、緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさです。
周りには、シャクナゲの木もたくさん群生しており、かすかに花も見ることができます。
湿原の周りは、苔むした老木が倒れていたり、シャクナゲやツタウルシが絡み合ったりして、自然林そのものでした。
木道をずっと進むと、野鹿池神社に到着しました。(10時45分着)
木道はここで終了です。
同じ道を引き返しました。
分岐まで戻り、頂上を目指します。
笹原をぬけ、ブナ林の中を進んでいきました。
11時、野鹿池山東峰に到着です。三角点もありました。
残念ながら木々に囲まれ、展望はよくありません。
写真を撮ると、すぐ西峰を目指しました。
やはり笹原と原生林の中を進んでいきました。
こちらは、あまり訪れる人も少ないのか、背丈よりも大きくなった笹原をぬけて行ったり、ブッシュもあったりしました。
11時28分、野鹿池山西峰に到着です。
同じ道を引き返し、駐車場に到着です。(12時44分着)
ログハウスの中で昼食をとりました。
ログハウスの中には、明日のシャクナゲ祭りに使うであろう、湯飲みやコップ、コンロなどが置いてありました。
その後、「サンリバー大歩危」で入浴し、井川池田ICから高速に乗り、岡山まで帰ってきました。(18時20分着)
ホンシャクナゲの大群生が見られなかったのは、非常に残念でした。