2010年4月24日
鳥取県と島根県の県境にある船通山は、「出雲国風土記」に鳥髪ノ峰として登場し、須佐之男命のヤマタノオロチ退治伝説の地としても知られています。
山頂一帯はカタクリのお花畑になっているので、今回は鳥取県側から登っていくことにしました。
岡山駅を7時30分に車で出発しました。
岡山道経由、中国道の東城ICで降り、登山口に向かいました。
あいにくの雨になり、合羽を着て登ることになりました。
途中からみぞれまじりの雪にかわりました。
あっという間に1cmほどの雪が積もってしまいました。
樹齢2000年(推定)とも言われる大イチイの木があります。
根周りが8.3mもあり、匡指定天然記念物にもなっています。
大イチイの木から3分ほどで頂上に到着です。
半円形の広場のようで、中央に天叢雲剣の記念碑が立ち、横に石の鳥居や小さな祠があります。
山頂の立札です。
雪はやんでいたので、ここで昼食にしましたが、風がものすごく強かったです。
天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)の記念碑が立っています。
晴れていればはるか伯耆大山が見えるのですが、残念です。
石の鳥居は「鳥髪宮」です。
頂上一帯は、カタクリの大群生地です。
本来なら可愛いカタクリの花がたくさん咲いているはずなのですが、季節外れの雪で花は寒さに耐え、固く閉じたままでした。
ほんの少しだけ花が開いていました。カタクリの花は、晴れた時にしか咲かないのです。
待っていてもカタクリの花は咲きそうにないので、後ろ髪を引かれる思いで下山しました。
その後、リフレッシュパーク東城でお風呂に入り、体を温めて岡山に帰りました。
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どうしてもカタクリの群生が見たくて、1週間後の5月1日「山には全く登らない」主人を誘って、再び船通山に登りました。
リベンジです。
途中の道には、エンレイソウも咲いていました。
山頂近くになると、かわいいカタクリの花も出迎えてくれました。
その日は天気も良く、山頂は紫色の可憐な花が一面に咲き誇っていました。
カタクリの花をアップで撮りました。
たくさんの人が、あちこちでカメラを向けて撮影会をしていました。本当に見事な山頂の景色でした。
リベンジできてよかったです。今度は、島根県側から登ってみたいと思いました。