2025年7月27日(日)~7月31日(木) 4泊5日

 

可憐な高山植物と、頂稜からの大展望が魅力の南アルプスを代表する2つの山を歩く計画を立てました。

北岳は今回で3回目です。

年齢に加え、膝を痛めたこともあり、ゆっくり歩くことにしました。

 

移動実績

 

7月27日(日) 1日目

 

岡山駅6時42分発→(のぞみ74)→新大阪着7時30分、

新大阪発7時36分→(ひかり)→静岡着9時37分、

静岡発9時45分→(ふじかわ3号)→甲府着12時5分で甲府駅まで移動しました。

 

昼食(12時45分)

 

駅前には、武田信玄像があります。

 

甲府駅からは、広河原行きの山梨交通のバスで移動です。広河原着15時58分です。

 

今日の宿泊場所の広河原山荘です。

 

部屋は下にベッドが2つ、垂直の階段を上がると、3人まで布団を敷くことができます。

まずはお風呂に入ってゆったりです。

 

夕飯は分厚いポークステーキです。デザートにアイスもついていて、美味しかったです。(18時~)

 

食事後、雲が赤く染まっていて、とてもきれいでした。

部屋は私たちだけの個室なので、後は部屋でのんびりと過ごしました。

 

7月28日(月) 2日目

 

登山実績

 

6時朝食

 

朝の風景

 

6時40分、広河原山荘を出発です。

大樺沢が通行できないとのことなので、白根御池経由で行きます。

 

吊り橋を渡り(6時43分)、

 

早速足場の悪い道を登っていきます。

 

シモツケソウ

 

ホタルブクロ

 

キソチドリ

 

ハクサンオミナエシ

 

イチヤクソウ

 

クガイソウの群生

 

タカネグンナイフウロとアカショウマ

 

花を愛でながらブナ林を進み、

 

10時38分、白根御池小屋に到着です。

 

ソフトクリームではなく、アイスクリームがあるとのことで、休憩です。

 

11時20分、白根御池小屋を出発、白根御池横を通ります。

 

ハクサンフウロ

 

オオバダケブキ

 

センジュガンピ

 

タカネナデシコ

 

ダケカンバの中を進んでいきます。

 

トモエシオガマ

 

12時15分、大樺沢二俣に到着です。

 

イワオトギリ

 

これもタカネナデシコでしょうか。群生していました。

 

イブキジャコウソウ

 

ミヤマハナシノブ

 

マルバコゴメグサ

 

タカネグンナイフウロ

 

シナノキンバイ

 

ダケカンバの木の下に、オオバダケブキが群生しています。

 

ヨツバシオガマ

 

ニリンソウ

 

コウメバチソウ

 

ミネウスユキソウ

 

周りの景色や花に癒されながらゆっくりと登り、15時29分、草すべりの分岐まで来ました。

まだまだザレ地は続きます。

 

ウサギギク

 

ツマトリソウ

 

16時10分、小太郎尾根分岐に到着です。

 

まだまだザレ地を進んでいき、

 

霧の中にひときわ立っているこの山は何??人も立っている!!

 

タカネツメクサ

 

イワギキョウ

 

16時40分、肩の小屋北稜線に到着です。肩の小屋まであと一息です。

 

16時57分、「北岳肩の小屋」にやっと到着です。標高3011mです。

 

夕食は「豚肩ロースのステーキ」です。(17時30分~)もちろんビール付きで。

 

夜はビデオを見ながら北岳の説明を聞いたり、花の名前を教えてもらったりしました。

 

7月29日(火) 3日目

 

4時38分、小屋を一歩出ると、朝焼けと雲海に浮かぶ富士山を見ることができました。

 

左側には、鳳凰三山を望むことができます。

 

5時、朝食です。

 

出発前の絶景を満喫しています。肩の小屋の後ろには、これから登る北岳を望むことができます。

 

5時40分、登山開始です。いきなりの急登です。

 

チョウノスケソウ もう綿毛になりかかっています。

 

シコタンソウ

 

イワベンケイ

 

タカネマンテマ

 

足元の大岩に気をつけながら登っていくと、北岳山頂が見えてきました。富士山もちらっと見えています。

 

北岳と中白峰、その後ろに間ノ岳を望むことができます。

 

チョウノスケソウの花が一輪残っていました。

 

ハクサンイチゲ

 

タカネシオガマ

 

高山植物の花々に励まされながら、北岳山頂に到着です。(7時)

 

北岳山頂から見る富士山です。

 

北岳山荘と、その向こうに間ノ岳が見えます。

 

ミヤマオダマキ

 

周りはお花畑です。

 

ハクサンイチゲ

 

ミヤマムラサキ

 

イブキトラノオの大群生

 

遠く富士山を望みながら間ノ岳を目指します。

 

キンロバイ

 

9時8分、北岳山荘に到着です。

 

ここからも富士山を望むことができます。

 

北岳山荘と北岳を望む地点、中白根山が間近な丘陵地で大休止、この辺りはお花畑でした。(10時30分頃)

今の歩きで間ノ岳まで行き、北岳肩の小屋に16時までに帰るのは無理だと判断し、ここで昼食をとり、引き返すことにしました。

仲間の一人は「ここまで来ているのだから間ノ岳に行きたい」とのことで一人間ノ岳を目指して出発しました。

足の遅い私は11時頃出発です。再びお花畑を楽しみながらゆっくりと進みます。

 

ミネウスユキソウ

 

シラネヒゴダイ

 

ハハコヨモギ

その他、イブキジャコウソウ、イワベンケイ、タカネマンテマなど、行きに見た花を確認しながら進んでいきました。

 

11時21分、一人間ノ岳に向かった友人から、無事到着したとの連絡と写真が送られてきました。

 

ミヤマミミナグサ

 

花弁に紅色と黄色の斑点があるのが特徴のシコタンソウ

 

白い花びらは深く2つに裂け、葯の色が赤いのが特徴のシコタンハコベ

花の終わり頃には、葯の赤色は見えなくなるそうです。

 

イワヒバリ発見!!

 

タカネコウリンカ

 

トリカブト?

14時46分、北岳に到着です。この時にはすでに、全員そろっていました。

 

タカネビランジ

同じコースを下っていても、新しい花を発見します。さすが花の山!!

 

15時42分、やっと北岳肩の小屋が見えてきました。

 

16時7分、肩の小屋に到着です。

 

連泊になるので、メインを魚料理に変えてもらいました。(18時15分)

 

7月30日(水) 4日目

 

4時10分頃から空が赤く染まり始め、幻想的な風景を見ることができました。今日も快晴です。

 

4時50分朝食、5時30分、下山開始です。

 

トウヤクリンドウ

 

皆の影が映っています。皆元気!!

 

ミヤマダイコンソウ

 

もちろん富士山も姿を現してくれています。

 

岩場の道をゆっくりと下っていきます。膝の悪い私には、かなりきつい!!

 

6時14分、小太郎尾根分岐に到着です。

 

ミヤマクワガタ

 

シナノキンバイ

 

エゾシオガマ

その他ハクサンフウロ、ツマトリソウ、グンナイフウロ、ウサギギク、カラマツソウなど、たくさんの花に出会いました。

 

キタダケトリカブト

 

6時43分、二俣分岐に到着です。

ここからは草すべりを下っていきます。ものすごい急坂と岩道です。

登ってくる人も多く皆さん汗だく。あちこちで休憩しながら登ってきていました。

外国からの人も多く、日本で一番高い富士山と二番目に高い北岳に登りに来たのだそうです。

 

ミヤマホツツジ

 

コウメバチソウ

 

マルバダケブキ

 

ダケカンバとマルバダケブキの群生

 

タカネナデシコ

 

イワオトギリ

 

イワオウギ

 

ミヤマキンポウゲ?

 

アカショウマ、センジュガンピなど、たくさんの花に元気をもらいながら下っていき、

8時14分、やっと白根御池が見える場所まで降りてきました。

 

タカネグンナイフウロ

 

クルマユリ

 

シモツケソウ

 

8時55分白根御池、白根御池小屋に到着です。行きと同じアイスクリームを食べ、大休止です。

さらにひたすら下っていき、広河原登山口には13時4分に到着です。

広河原山荘で昼食をとり、

 

14時、芦安温泉に向けてバスに乗り、出発です。

15時、芦安温泉バス停で下車、今日の宿である「白雲荘」まで約6分、車道を登っていきます。この急坂がきつかった!!

 

15時8分、「白雲荘」に到着です。

早速お風呂で体を癒し、

 

18時、夕食です。

 

7月31日(木) 5日目

 

8時朝食

バスは11時なので、宿のすぐ近くにある「南アルプス芦安山岳館」に行くことにしました。

「1時間では見切れない、ゆっくりとみてほしい」といわれ、入場券を頂きました。

 

9時15分に「南アルプス芦安山岳館」に入館しました。

 

映像や花の写真、登山の変遷などいろいろと展示されていました。

 

バス車窓より

芦安温泉11時発→(バス)→甲府駅11時55分着、ここで昼食をとり、甲府駅発14時35分→(ふじかわ10号)→静岡着16時58分、

静岡発17時7分発→(ひかり519号)→岡山着20時2分で帰りました。

今まで登った中で、お花畑が一番よかった。

もう一度見たいと言って登った北岳・間ノ岳でした。

今年の暑さで心配しましたが、それでもたくさんの花を楽しむことができました。

北岳ってこんなにしんどかったかなあと、歳を感じた山行でした。

でも5日間とも天気に恵まれ、本当に良かったです。