2017年7月21日(金)~25日(火)成田空港発 アルパインツアー利用
カムチャッカ半島アバチャ山登頂と花のバチェカズェッツ山麓フラワートレッキングに参加しました。
初め、7月21日成田空港9時30分集合だったので、成田空港近くで前泊することにしました。
20日、まず関西空港で成田空港行きの飛行機を待っているとき、明日の出発時刻が2時間30分遅れるとの連絡がありました。
それでも私たちは、予定通り成田空港に向けて出発し近くのホテルに前泊しました。
7月21日(金) 1日目
前泊した成田ビューホテル
ここから成田空港までは、リムジンバスが出ています。
集合時刻が12時に変更になりましたが、時間を持て余していたため、早めに成田空港に移動することにしました。
ヤクーツク航空の特別運行便
結局出発が遅れに遅れて16時20分となり、やっと搭乗することができました。
機材は「スホーイ・スーパージェット100」
ロシアの戦闘機メーカー「スホーイ」社の旅客機です。
日本でお目にかかるのは珍しく、胴体のおなかの部分が膨らんでいるのが特徴です。
機内の様子
普段のエアバスやボーイングの機内とは、心なしか雰囲気が違います。
今から23年前、北京からウルムチに飛んだ際も旧ソ連製の飛行機でした。
その際も、機内後方のお尻の部分から、外へ降りるなど変わった形状の旅客機でした。(たぶん、イリューシンかアントノフ)
機内食
日本出発が大幅に遅れたため、カムチャッカの州都ペトロパブロフスク・カムチャッキーに到着したのは23時でした。
今日の宿「パラトゥンカ温泉郷」アンタリウスについたのは日付の変わった0時20分、その後夕食となりました。
夕食は野菜サラダ、ペルメニ(ロシア風水餃子)、鶏スープ、ピロシキです。
7月22日(土) 2日目
このロッジは旧ソ連時代の国民保養施設を改装したものだそうです。
7時起床、スーツケースから2日分の荷物をダッフルバッグに詰め替えます。
虫よけスプレーを忘れずに!!と何度も言われました。
昨日の夜が遅かったので、朝食は8時からのバイキングとなりました。
9時出発、4輪駆動の改造バスに乗り込み、出発です。
ここからは川底や雪渓を乗り越えて進んでいくそうです。
9時40分、スーパーマーケットに立ち寄りました。
帰りに再度立ち寄るとのことで、添乗員さんが買い物をしている間、私たちは土産物の下見です。
食料品、日用品がうず高く積まれています。
道とは言えないような川底や雪渓の上を進んでいくこと約2時間30分、
12時に世界遺産カムチャッカ火山群の自然公園にある標高800mのキャンプハウスに到着です。
コンテナのようなハウスが立ち並んでいます。
私たちのハウスは10号室、部屋は左右4人ずつのベッドが並び、8人部屋でした。
トイレは、部屋から少し離れたところにあります。
12時30分昼食 メニューはサラダ、ボルシチ、鶏肉の煮込みです。
13時30分、花ガイドと共にアバチャ山麓ハイキングに出発です。
アバチャ山とカリャーク山の鞍部にあるラクダ山(約1,150m)の肩を目指します。
道々にはたくさんの高山植物が咲き乱れています。
コケモモ
チシマツガザクラ
地リスが穴から出てきました。この辺りにはたくさんいます。
エゾツツジ
ミヤマムラサキ
シコタンハコベ
ウルップソウ
トチナイソウ
ハクサンイチゲ
エゾノツガザクラ
ミネズオウ
チョウノスケソウ
花も少し残っていました。
狐も現れました。
グンジソウ
クリストレア・パリオイデス
オヤマノエンドウ
タカネシオガマ
インディアンペイントブラシ
エゾミヤマツメクサ
色々な花を愛でながら、目の前に見えるラクダ山に向かいます。
リシリヒナゲシ
イワヒゲ
アバチャスミレ
カラフトマンテマ
シコタンソウ
イワブクロ
イワウメ
イソツツジ
ミヤマハタザオ
オノエヤナギ
チシマゼキショウ
チシマフウロ
まだまだ書ききれないほどのフラワーハイキングでした。
雪渓を進み、時には雪渓の切れ目も渡っていきます。
急登を進み、ラクダ山の肩まで来ると、ものすごい風で立っていられないくらいでした。
視界も悪いので、早々に下山しました。
こんな橋もわたっていくと、キャンプハウスまであと少しです。
(17時7分着)
キャンプハウスからの景色
少し天気が回復し、ラクダ山の山頂がくっきりと見えました。
19時夕食タイムです。
明日は朝が早いので、早めの就寝となりました。