2017年11月4日(土)から6日(月)の3日間で、九州の名峰、開聞岳と韓国岳登山を計画しました。

 

10月に入り新燃岳が噴火を起こし、韓国岳も危険区域に含まれました。

登山をあきらめていたのですが、10月31日に危険区域から外れて登頂できることになりました。

 

11月4日(土) 1日目

岡山を7時16分発のさくら541号に乗り、鹿児島中央駅には10時44分に到着です。

駅前ビルの屋上には、大きな観覧車がありました。

ここからは、レンタカーで移動します。

 

まずは城山へ。(11時55分着)

鹿児島市内を一望、櫻島も煙をはいているのが見られました。

海には、潜水艦も姿を現していました。

 

薩摩の小京都といわれている知覧武家屋敷群へ。(14時15分着)

 

石垣と生垣が連なり、すばらしい景色です。

 

7つの庭園が国の名勝に指定され、拝観することができます。

中には今でも住まわれている屋敷もありました。

サツキの木が多く、花が咲くころはさぞ見事でしょう。

 

二ツ家

二つの屋根の間の小棟を置いてつなぎとした造りで、知覧独特の建築文化だそうです。

 

知覧特攻平和会館へ(15時30分着)

 

宿に向かう車窓からは、常に雄大な開聞岳を望むことができます。

 

17時30分、今日の宿「吟松」に到着です。

 

19時からの夕食は砂蒸し料理

砂の熱で温めた卵をかけた丼やさつま揚げはおいしかったです。

 

11月5日(日) 2日目

7時朝食

 

食後のコーヒーは海岸で。海を見ながら頂きます。

 

宿を8時出発

道中、畑越しに開聞岳の雄姿を眺めながら車を進め、「開聞山麓ふれあい公園」には8時45分到着です。

 

整備された道を進み、登山口に向かいます。

 

9時、登山口到着

ここはもう2合目でした。

 

登り始めてすぐに急登です。

浸食されてえぐれた道に火山砂や礫がたまり、滑りやすいので足元に注意して登っていきます。

 

一合目ごとに札が立てられているので、とても心強いです。

 

10時、5合目到着です。

ここからの眺めはよく、長崎鼻が見えます。

遠くに見えるのは佐多岬です。

 

6合目を過ぎると、大きな岩と木の根道の連続です。

 

仙人洞

開聞岳が噴火した時に溶岩がせりあがってできたもので、山伏たちの修行の場として使われていたそうです。(11時5分着)

 

巨岩をロープで登っていくと、9合目の立て看板があります。

 

ここからは海岸線や池田湖を見渡すことができました。(11時50分)

 

長い木の階段を登ると、山頂はすぐそこ。

 

12時25分、開聞岳山頂に到着です。

 

巨石だらけ、しかも狭い中に大勢の人でしたが、私たちもここで昼食としました。

20年以上も昔に一度登ったのですが、その時は山頂に木はなかったと思います。

現在は灌木が多く生え、見晴らしが悪くなっていました。

山頂からは池田湖、さらには遠く櫻島の噴火が見えました。

 

頂上岩間に枚聞(ひらきき)神社が祀られています。

13時、下山開始です。同じ道を下っていきます。

 

5合目付近のマルバダケブキの群生

16時30分、登山口到着。急いで今日の宿である「えびの高原荘」に向かいます。

 

指宿スカイライン、南九州道を通り、宿到着は19時30分

荷物を置いて急いで夕食に向かいました。

おいしい食事と温泉で一日の疲れを癒やしました。

 

11月6日(月) 3日目

朝食会場は7時30分からといわれたので間に合わず、代わりに登山弁当を作ってもらいました。

ホテルでその弁当を食べ、7時出発です。

宿からは、煙をはいている硫黄山を見ることができます。

 

県道を進み、登山口に到着です。(7時10分)

 

硫黄山の活発な火山活動に伴い。迂回路を登っていきます。

 

本道と合流、硫黄山の活発な活動の様子がよくわかります。

 

火山礫の道を進んでいきます。

 

5合目からの景色 硫黄山と不動池を望みます。(8時25分)

足元には、霜柱もありました。

 

溶岩を踏んで進んでいくと、

 

韓国岳山頂に到着です。(9時8分)

 

この岩の向こうは、切り立った崖になっています。風も強く、霧も出てきたので、急いで下山することにしました。

 

遠くに見えるのは高千穂峰と新燃岳

 

霧が少しずつ晴れ、大浪池が見えてきました。

 

眼下には、えびの高原荘が見えます。

 

往路と同じ道を進みます。礫がゴロゴロしているので、慎重に下っていきます。

 

11時13分えびの高原荘に到着です。ここで入浴と昼食をすませ、鹿児島まで車を走らせました。

鹿児島中央駅16時13分発、さくら664号で岡山に帰りました。(19時23分着)

大小の火口や美しい火口湖が点在する霧島連山ですが、新燃岳の噴火により韓国岳のみの登山でした。

素晴らしい景色と温泉が楽しめた山行となりました。