2021年6月12日(土)
昨年アジサイで訪れた猪篠(いざさ)の里を、今年はじっくり歩いて楽しむことにしました。
岡山を8時出発、山陽道、播但道を通って、神崎農園公園ヨーデルの森に9時40分に到着です。
ここに車を止めトイレを済ませた後は、早速ウォーキング開始です。(9時56分発)
一歩駐車場から出ると、そこにはのどかな田園風景と、あぜ道や道端に咲いている色とりどりのアジサイが続いているのを見ることができます。
ここ「猪篠地区」では、平成22年から「日本一のあじさいの里づくり」を目指して、約7千株のアジサイ散策の径を楽しむことができます。
また、この地は、「旧但馬街道」と「銀の馬車道」が通っていて、歴史を感じさせる町でもあります。
「銀の馬車道」とは、明治の初めに生野鉱山から出る銀を増産するため、大量の資材等を馬で運ぶ専用道路として、生野と飾磨港の間(約49㎞)を結ぶ道として造られたものだそうです。
雨も降ってきましたが、アジサイの色も鮮やかです。
旧但馬街道にある追上の道標(10時16分)
但馬から生野峠を越えて、右は姫路へ、左は丹波へ向かう分岐点です。
国道312号線を渡り、奥猪篠方面に進みます。
グミの実発見!!子供のころ、よく食べたものです。今は見ることもなくなってしまいました。
どこまでも田んぼとあぜ道のアジサイは続きます。
石仏と石碑がありました。
浄徳寺の「ヒダリマキガヤ」(10時34分着)
いちい科の常緑針葉高木です。カヤの突然変異で生じた珍種で、推定樹齢450年だそうです。
八幡神社(11時)
八幡神社は猪篠区の鎮守社です。樹齢400年を超える杉木立に囲まれています。
八幡神社 本殿
奥猪篠の道標
更に山越えで、丹波に向かう旅人の道中安全を祈願しているそうです。
さらに奥に進んでいくと、石を積んで造られた棚田が広がっています。
奥猪篠の棚田です。先人たちの苦労の跡が伺えます。
「妙音寺」と書かれた小さな小屋の軒先を借りて昼食としました。(11時30分)
しっかりと積み上げられて造られた棚田、階段状に続いていて美しい景色です。
再び銀の馬車道方面に進み、アジサイがたくさん咲いているところを散策しました。
追上の宿場町(13時35分)
江戸時代から明治初期にかけて但馬と播州を結ぶ旧但馬街道の宿場町として賑わったそうです。
猪篠区追上の鎮守社である「大歳神社」
13時57分、「ヨーデルの森」駐車場に戻ってきました。
道の駅「銀の馬車道・神河」に立ち寄りました。(14時22分~15時20分)
17時、岡山着です。
小雨が降りましたが、午後からは雨も上がり、よかったです。
アジサイも咲き初めでしたが、色々な色、色々な形のアジサイを見ることができました。