2022年11月21日(月)~22日(火) 1泊2日
毎年恒例の山口の旅です。昨年時間がなくて津和野城跡のリフトに乗れなかったので、今年は津和野城跡からのスタートです。
さらに磁石石で知られる高山、熊野権現を祀る行者堂など、修験の道を歩きます。
夜はテント泊で、キャンプを楽しもうと計画しました。
食事は山口在住の友人の姪御さんが作ってくださるというので、寝袋だけ持って出発です。
11月21日(月) 1日目
6時15分に家を出発したのですが、待ち合わせ場所である鴨方の駐車場に到着したのは7時45分でした。2号線バイパスが混雑し、15分遅れでの到着です。
その後、鴨方ICから高速に乗り、尾道JCT、広島JCT経由で中国道六日市ICまで進み、津和野城跡駐車場に11時47分到着、ここで山口の友人と合流です。
「手打ちうどんつるべ」でお腹を満たした後は津和野駅に移動し、まずは「山陰の小京都」と呼ばれている津和野の街散策です。
津和野といえばSL、津和野駅ではSLの雄姿を見ることができます。
津和野名物「源氏巻」 試食をさせてもらい、お土産も購入しました。
白壁と堀切を泳ぐ鯉
紅葉も素晴らしいです。
13時43分、リフトに乗って津和野城跡へ向かいます。
出丸
三段櫓跡
見事な紅葉、モミジの絨毯を踏みしめながら本丸へと進みます。
石垣もモミジで彩られています。
本丸の最高所である「三十三間台」です。
ここからの眺めは素晴らしく、赤瓦(石州瓦)で彩られた城下町(この瓦は石見地域独特だそうです)と、昨年登った津和野のシンボル「青野山907m」を望むことができます。
見事な紅葉と素晴らしい石垣を堪能した後は、再びリフトで下山し、本日の宿である「阿武キャンプフィールド」に向かいます。
2022年3月12日にオープンしたABUキャンプフィールドです。
毎年山口に来るたびに「道の駅阿武町」でおいしい海の幸を食べたり、温泉や買い物を楽しんだりしていました。
今年は阿武町奈古住人である友人の力を借りて、キャンプです。
16時、私たちがABUキャンプフィールドに到着したときには、先に到着した仲間や、個々のスタッフの人たちの力でテント設営は、ほぼ完成間近でした。
こちらは男性3人用、ホットカーペットも敷いて極楽状態です。
こちらは女性4人用、前半分はテーブルやいすを置いて、雨の時でも大丈夫です。
キャンプ用品はほとんどレンタルでき、炊事場、トイレなども充実しています。
17時を過ぎると、日没、空が真っ赤に染まりました。
「ここは夕日が綺麗なのだ」といつも聞かされていたのですが、いつも曇り空で今まで見ることができませんでした。
今日は、素晴らしい夕焼け空を望むことができました。
まずは火おこしです。2つのキャンプファイアーと2つのスウェーデントーチです。
この燃やす木は、すべて山口の友人がトラックで持ってきてくれたもので、電動のこぎりで切って使いました。
私たちが調理したのは、天ぷらです。サツマイモ、ニンジン、カボチャなどの野菜を天ぷらにし、揚げたてをいただきました。
夕食は山口在住の友人の姪ごさんが作ってくださることになっていました。
「できたから取りに来て」の声で行くと、重箱がたくさん!!中には握りや海苔巻き、カリフォルニアロールなど海の幸がずらり!!
刺身あり、お吸い物ありで、キャンプとは思えない豪華食事となりました。
その後も火を囲って団らんし、ひと時を楽しみました。
夜は寝袋で寝ましたが、ホットカーペットがあったので、快適に寝ることができました。
11月22日(火) 2日目
朝食は昨日の残りのお寿司、カリフォルニアロール、お吸い物でいただきます。
また、テントは男性用の小さいテントのみを片付け、大きいテントはそのままです。
山口在住の友人のお母さんが友達とキャンプを楽しむということで、残りの食べ物をそのまま残し、私たちは今日の目的地である「高山」にむけて出発です。(9時27分発)
高山(533mこうやま)は、天然記念物の磁石石で知られる山です。あわせて行者堂を祀っている「行者様474m」を巡る計画です。
10時17分、林道分岐登山口に到着です。
15分ほどアスファルト道を進むと、
黄帝社に到着です。(10時30分)
黄帝社は中国の黄帝を祀る神社で、漁師の町「須佐」では造船や航海の神とされています。
狛犬の基壇は自然石で、舳先を揚子江方面に向けた舟形をしているそうです。
現在は参る人も少ないのでしょうか、ひっそりとしています。
落ち葉を踏みしめながら雑木林を進んでいくと、「天然記念物須佐高山の磁石石」と書かれた石柱が現れました。(11時15分)
横の巨岩に磁石を近づけると磁性が認められるということですが・・・。
11時23分、高山山頂に到着です。
山頂は広く、公園として利用されているようです。磁石の巨岩もあるというのですが・・・。
眺めは素晴らしく、須佐湾を望むことができます。
しばらく車道を下り、「行者様入口分岐」(12時11分着)の細い尾根道を進みます。
12時30分、大岩の向こうに「行者堂」が現れました。
熊野権現を祀っている行者堂です。
上の岩にも小さい祠がありましたが、これは行きには見つけられず、帰りに見つけることができました。
赤いテープを目印にさらに進み、12時40分、行者様山頂に到着です。
山頂は見晴らしもなく、小さい石に書かれた山頂目印が木の枝にかけてあるだけです。早々に下山です。
13時30分、駐車場に到着、今日に最後の目的地である「ホルンフェルス断層」に向けて出発です。
13時58分、ホルンフェルス駐車場に到着です。
ホルンフェルスとは、マグマ等に接触することで熱によって性質が変化した岩石のことを呼ぶそうです。
ツワブキの大群生を見ながら進んでいくと、
畳岩と
海苔石園地を望むことができます。
海苔石園地には釣り人と海鳥がのんびりと過ごしています。
私たちは、畳岩の方に降りていきました。
約2500万~1500万年前にユーラシア大陸の東橋が裂けてできたとされる日本海、
砂や泥が堆積し、マグマの影響でしま模様になったというこの景色に、壮大なスケールを感じます。
この後ろの山は、先ほど私たちが登った高山です。
14時36分、山口の友人とはここで分かれ、私たちは帰路に向かいます。
道の駅「ゆうひパーク浜田」で昼食か夕食かわからない食事をとり(15時52分~16時41分)、浜田ICから高速道に乗り、帰りました。
21時、自宅着です。
みんなで火を囲ってのキャンプがとても楽しかったです。たくさんの準備をしてくれた友人に感謝です。