2015年7月30日
北アルプスの最深部、日本最後の秘境と呼ばれるのが雲ノ平です。
雲ノ平は標高2500~2700mにある、日本で最も高い位置にある溶岩台地です。
秘湯といわれている高天原温泉に入るのも楽しみです。
1日目 7月30日(木)
JR岡山駅6時36分発の新幹線に乗り、新大阪でワイドビューひだに乗り換えました。
高山駅に12時15分、到着しました。
ここからバスに乗り、「新穂高温泉」に向かいました。
停留所には「新穂高センター」があり、トイレを済ませました。
ここから登山開始です。(14時20分)
橋を渡り、左俣林道を歩きます。
林道に入るとすぐ、ウバユリの花がたくさん見られました。
歩きやすい自然林を進んでいくと、突然冷たい風を感じました。
風穴です。天然のクーラーの中で、ひと涼みです。
キバナシャクナゲ
クガイソウ
シモツケソウ
シシウド
ウツボグサ
タマガワホトトギス
道々の花を愛でながら歩いて行くと、わさび平小屋到着です。(15時50分着)
その名の通り、小屋のすぐそばの沢には、ワサビがたくさんありました。
小屋にはブナの木より湧き出る清水で冷やしたトマトやきゅうりがありました。
スイカやそうめんもあります。
すぐお風呂(ぶな林からの湧水を沸かした天然水)に入り、一息ついて17時から夕食です。
山の朝は早いので、20時には就寝しました。
2日目 7月31日(金)
朝3時30分起床、4時30分に朝食をとりました。
5時9分、わさび平小屋を出発しました。
ブナの森をぬけていきます。
雪渓を越えていきました。
小池新道入口に到着です。(5時33分)
ここから川沿いの山道に入ります。
コロコロした石を踏みしめながら登っていきます。
穂高連峰が見えてきました。
「秩父沢出合」に到着です。(6時27分)
冷たい沢水を頂くことができます。しばらく休憩しました。
ミヤママンネングサ
イワオトギリ
シシウド
ミソガワソウ
イタドリヶ原に到着です。(7時16分)
ベニバナイチゴ
エンレイソウ
オオバミゾホオズキ
モミジカラマツ
シシウドヶ原に到着です。(7時57分)
ほかの草花に負けて、シシウドはほとんど見られませんでした。
マイズルソウ
アカモノ(花と実)
キヌガサソウ
「熊のおどり場」と書いた小さい広場がありました。
サンカヨウの実
バイケイソウ
クルマユリ
コイワカガミ
鏡池に到着です。(8時48分)
左から槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルムと続きます。
槍ヶ岳、穂高連峰と鏡池、コバイケイソウのコントラストが美しかったです。
しばらく美しい景色を堪能しました。
チングルマ
9時2分、鏡平山荘に到着しました。
名物のかき氷です。氷の粒を感じさせないなめらかさでした。
暑かったので、一息つくことができました。
山荘近くには、小さい池がいくつかあり、お花畑とアルプスの山々が美しいです。
9時23分、双六小屋に向けて出発です。
ゴロゴロ石の道を登っていきます。
ツマトリソウ
エゾシオガマ
振り返ると、今まで歩いてきた稜線がきれいに見えます。
「弓折中段」に着きました。(10時10分)
チングルマ
シナノキンバイ
ミヤマキンポウゲ
ヨツバシオガマ
ハクサンイチゲ
黄色いお花が群生しています。
コバイケイソウ群生
周辺のお花畑を眺めながら歩いて行くと、弓折岳分岐に到着です。(10時40分)
双六小屋への稜線も、お花畑が続きます。
ミヤマダイモンジソウ
ミヤマリンドウ
ミヤマアキノキリンソウ
ヒメウメバチソウ
ハクサンフウロ
稜線歩きも気持ち良いです。
ハクサンイチゲの大群生
11時28分、「花見平」に到着です。
辺りはハクサンイチゲやコバイケイソウなど、白い花でおおわれています。
ハクサンイチゲ
稜線が続きます。
ミヤマトリカブト
「くろゆりベンチ」と書いていましたが、クロユリの花は見当たりません。
「昔は咲いていましたよ。」と教えてくださいました。
マルバダケブキ
アオノツガザクラ
クルマユリ
鷲羽岳の麓に赤い屋根の小屋、双六小屋が見えてきました。
ハクサンシャクナゲ
双六小屋の前は、たくさんのテントが張られています。
高校生のパーティーも多かったです。
12時36分、双六小屋に到着です。今日の宿泊地です。
宿の手続を済ませたら、庭に出て喉を潤しながら周りの花や景色を堪能しました。
クロユリ 小屋の周りは、お花畑になっています。
チシマギキョウ
タテヤマリンドウ
イワツメクサ
冬用の山小屋だそうです。今は貯蔵庫として使っていました。
後ろに見えるのは、樅沢岳です。
双六小屋からのパノラマです。
16時30分、夕食です。天ぷらがおいしかったです。
18時25分頃の双六小屋からの景色です。
1日で7時間40分歩いてきたので、今日も20時には就寝しました。