2015年8月2日
4日目 8月2日(日)
高天原山荘から雲ノ平山荘まで戻り、薬師沢小屋に泊まる予定でした。
しかし、雲ノ平山荘からの道が大変だったので、ルートを変更して大東新道を進むことにしました。
宿も昨日のうちに薬師沢小屋から太郎平小屋に変更してもらいました。
朝4時起床、高天原山荘の周りは、ニッコウキスゲやチングルマのお花畑です。
5時からの朝食を済ませると、出発準備です。(5時25分出発)
朝露でチングルマのわた毛が、存在感を増していました。
ニッコウキスゲとチングルマの共演はみごとです。
6時32分、高天原峠に着きました。
ここから大東新道を通ります。
周りの笹は、きれいに刈ってくれています。
カニコウモリ
木の根道や大きな岩場をひたすら下っていきます。
7時13分、E沢を渡っていきました。
オタカラコウ群生が見られました。
D沢はハシゴを伝って、下に降りて渡っていきました。(7時28分着)
B沢の看板がありました。
ここで黒部川と合流します。(8時35分着)
谷も深く、川の水もきれいで、流れも速かったです。
ここで腹ごなしに、おにぎりの半分を食べました。
しばらくは黒部川沿いに、この大きな岩をわたっていきます。
鎖や足場の悪いところもありました。
どこまでも透き通った水、バスクリンのような色をした水を湛えています。
ワサビの花
沢の向こうに、吊り橋と薬師沢小屋が見えてきました。(10時53分)
薬師沢出合に着きました。(10時56分)
滝の横を通り、吊り橋を渡ると、薬師沢小屋はすぐそこです。
11時2分、薬師沢小屋に到着です。
残りのおにぎりを食べ、沢の水をペットボトルに詰めて、出発しました。(11時30分発)
急坂を上った後は木道が続きます。
ここはカベッケヶ原、笹の葉が多く茂っています。
チングルマとニッコウキスゲの群生も見られました。
タテヤマリンドウ(白)
ひたすら急坂を登り、疲れも最高潮になったころ、
視界が開け目の前に太郎平小屋が見えてきました。(14時19分)
歩く道の両側は、チングルマやハクサンイチゲなどのお花畑が広がっています。
14時35分、太郎平小屋に到着しました。
太郎平小屋からの景色です。
のんびり景色を楽しんだり、喉を潤したりしながら過ごしました。
17時、夕食です。
折立発のバスが明日8時30分と、10時30分だそうです。
明日の朝食が5時からなので、8J30分発のバスに間に合うかは保証できません。
したがって、タクシーを頼むことにしました。
タクシー予約が9時40分なので、今日、太郎平小屋まで頑張って歩いた分、明日の朝は少しゆっくりできそうです。
19時30分就寝でした。
5日目 8月3日(月)
朝4時起床、5時朝食でした。
5時43分、太郎平小屋の前で、朝日を眺めました。
5時50分、折立に向けて出発しました。
歩きやすい木道が続いていました。
朝日に照らされて、山の色が少しずつ変わってきます。
6時29分、「五光岩ベンチ」に着きました。
五光岩ベンチからの眺めです。雲海がきれいです。
イワショウブ
コメツツジ
ミヤマママコナ
この花は、高天原温泉に行く道中にもたくさん咲いていました。
7時36分、三角点展望所に到着しました。
モウセンゴケが花をつけているのを見つけました。
太郎坂、折立バス停に到着です。(9時10分着)
整理運動をしたり、冷たい飲み物を飲んだりしながらタクシーを待ちました。
10時、折立を出発し、不二越駅そばの「満天の湯」で汗を流し、富山駅に向かいました。
そこから金沢駅、新大阪駅と経由し、19時20分、岡山駅に無事到着です。
始めの予定より、2時間30分近く、岡山に早く帰ることができました。
素晴らしい天候に恵まれ、日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平を満喫することが出来ました。
次は、ぜひ近くで見た百名山に登りたいと思います。