裏銀座縦走その2-鷲羽岳を目指す

 

8月19日 3日目

 

4時30分、朝食

 

双六小屋道標

朝から雨、5時30分、双六小屋を出発です。

降り続くようであれば鷲羽岳・水晶岳はあきらめ、三俣山荘から黒部五郎岳を通り、折立に下ることも考えての出発です。

 

5時53分、巻道分岐に到着です。

天候も悪く、視界も望めないことから双六岳・三俣蓮華岳への道はあきらめ、巻道を通ることにしました。

 

途中、チングルマの花やハクサンイチゲ、クルマユリやハクサンフウロなどの花も見ることができました。

 

雪渓の横を通り、

 

8時45分、三俣山荘に到着です。

悪天候で水晶小屋へのキャンセルも多く、物資輸送も中止になったそうです。

でも、「午後から天気が回復するよ。」という宿の人の言葉を信じ、私たちは水晶小屋に向けて出発することにしました。

 

視界も少しずつひらけ、稜線が見えてきました。

9時15分出発です。

 

トウヤクリンドウ

 

岩場の急登を進んでいくと、

 

眼下に鷲羽池を望むことができました。(10時40分)

天気が良ければ、池の後ろには雄大な槍ヶ岳が見えるはずですが・・・。

 

11時、鷲羽岳山頂(2,924m)に到着です。ここで昼食としました。

 

イワツメクサとヨツバシオガマ

 

イワギキョウ

 

周りの可愛い花に癒されながら、足場の悪い道をひたすら登ります。

落石だけには気をつけて登っていきます。

 

12時18分、ワリモ岳山頂(2,888m)です。

大きな岩が重なっていて、壮大です。

 

12時47分、ワリモ分岐を通過、槍ヶ岳もちらりと姿を現しました。

 

13時47分、今日の宿である水晶小屋に到着です。

奥に新しい部屋を建設中でした。

 

水晶小屋からの眺望 黒部湖が望めます。

 

17時、夕食はカレーライスです。

この小屋の収容人数は少なく、初めは1枚の布団に二人ずつ割り当てられていました。

けれど、今日はキャンセルも多く、泊まる人も少なかったので、一人1枚の布団が割り当てられました。ゆったり寝られます。

またこの小屋は2階寝室の天井を低くしているため(風で飛ばされるのを防ぐため)、気をつけないと梁で頭をぶつけてしまいます。注意しながら行動します。

今日も、明日の天気を願いながら早めの就寝です。