裏銀座縦走-その3
8月20日(日) 4日目
朝、「富士山が見えるよ。」の一声で小屋の外に出ました。(4時50分)
槍ヶ岳の雄姿も望むことができます。一日のスタートが気持ち良いです。
黒部ダムも見えます。早朝の景色を堪能した後は、
朝食です。(5時)
5時35分、必要な荷物だけ持って、水晶岳に向かいます。
大岩にかかっている梯子を上ると、
槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々や、
笠ヶ岳も
水晶岳の頂上も見えてきました。(6時5分)
岩を登り、ついに水晶岳山頂に到着です。(6時20分)
山頂からの風景
昨日登った鷲羽岳から後ろには北アルプス表銀座の山々と、すばらしい景色です。
遠く富士山も望むことができました。しばらく景色を堪能した後は、同じ道を水晶小屋まで戻ります。
イワツメクサ
イブキジャコウソウ
ヨツバシオガマ
イワギキョウ
タカネツメクサ
ミヤマコゴメグサ
北アルプスを背に、足元に注意しながらガレ場を進みます。
岩稜歩きを進むと、真砂岳と五郎池を望むことができました。(9時35分)
高砂岳付近は、きびしい岩場のアップダウンが続きます。
野口五郎岳に到着です。(11時10分)
11時32分、野口五郎小屋に到着、ここで昼食としました。(12時発)
ザレ場の尾根や稜線を歩いていると、
コマクサが時々、姿を現して目を楽しませてくれました。
眼下には、雲の間から高瀬ダムが見えました。
烏帽子岳を望みながら、
標高2,520mの烏帽子小屋に到着です。(15時37分)
小屋の周りは、クルマユリやイワギキョウの花畑になっていました。
5時夕食 メニューはボルシチ
今日も岩場をよく歩きました。やはり、明日に向けて早めの就寝です。
8月21日(月) 5日目
4時50分、朝食のおにぎりをもってまだ暗いうちに出発です。
下山口までの指標がありました。
ブナ立尾根登山口を12として、道々に1から番号札がつけられていました。
No.4の近くに、三角点がありました。標高2208.5m、6時13分着です。
木の根道や岩の道の急降下が続きます。
最後に階段を下っていくと、ブナ立尾根登山口に到着です。(9時20分)
濁沢を進み、
不動沢吊橋、不動沢トンネルをぬけると、
エメラルドグリーンの高瀬ダム堰堤に到着です。(9時53分)
高瀬ダムには、タクシーでしか行けないので、きちんとタクシーが止まっていました。
七倉山荘まで行き、久しぶりの入浴です。(10時12分着)
昼食も済ませ、再びタクシーで信濃大町駅に向かいました。
12時37分、信濃大町駅発、松本・名古屋で乗り換え、岡山駅に到着したのは17時50分です。
予定より2時間近く早く帰ることができました。
まだまだ残っていた高山植物を愛でながら、裏銀座アルプス縦走を楽しんだ5日間でした。