2018年10月18日(木)~21日(日)

 

長野県と新潟県にまたがり全長80㎞続く信越トレイルを一昨年、昨年に続き、今年も歩きました。

今年はセクション5の「開田峠~伏野峠」までと、セクション6の「伏野峠~天水山~松之山口」までです。今年で完歩となります。

 

10月18日(木) 1日目

朝7時に岡山駅前をバスで出発し、いくつかのSAで休憩しながらバスを走らせます。

 

17時、今日と明日の宿である「ビレッジヒル壽番館」に到着です。

戸狩温泉の中にあるペンションです。

 

部屋は和室でした。

 

18時30分から夕食です。名物の蕎麦も出ました。

その後、明日に備えて早めに就寝です。

 

10月19日(金) 2日目

ペンション全景

 

6時30分朝食、7時50分宿を出発です。

 

8時10分、茶屋池ハウスでトイレ休憩です。

 

向こうに見えるのは茶屋池です。この周りは素晴らしい紅葉です。

 

8時30分、関田峠に到着です。ここから信越トレイル⑤がスタートします。

 

早速、ブナの黄葉の中を歩きます。

 

この地域は豪雪で、雪の重みで若いブナに木が湾曲しています。

 

ツクバネソウの実

 

ブナ林の中を進みます。

 

くねくねと曲がったブナの間を進み、梨平峠に到着です。(9時27分)

 

梨平峠から15分ほど進むと、三角点がありました。

 

真っ赤な実をたわわにつけたナナカマドの木

 

ホウの花のあと

 

曲がりくねったブナの木をくぐり、池の横を通り過ぎ、アップダウンを繰り返して進むと、

 

牧峠に到着です。(11時)

 

牧峠から再び急坂を登っていくこと10分、旧牧峠に到着です。

かつてはここが「塩の道」として使われていた峠だそうです。

 

ツルアリドオシが真っ赤な実を付けて足元を飾っています。

 

ツルリンドウの実

 

12時20分、花立山に到着です。ここで昼食としました。

 

13時10分、宇津ノ俣峠に到着、ここからまた登りが続きます。

 

足元には、イワカガミの葉が群生しています。春にはさぞ美しい花の道になることでしょう。

 

ツルリンドウの花もまだ残っていました。

 

ブナの天然林を通り抜け、13時50分、幻の池に到着です。

ブナの天然林に囲まれた幻の池は、春にはモリアオガエルとクロサンショウウオの卵塊が見事だそうです。

 

ナメタケの群生です。道々にはキノコがたくさんありました。

 

14時45分、雨が降り始めたので、雨具の準備です。

 

イワカガミの花がまだ残っていました。

 

15時30分、伏野峠に到着です。セクション⑤は終了です。

迎えのバスに乗り、宿に向かいます。

 

18時30分、夕食です。

 

10月20日(土) 3日目

6時30分、朝食

 

宿舎を7時30分出発、バスで昨日終了した伏野峠に向かいました。

そして8時30分、朝から雨のため、雨具を着てセクション⑥の登山開始

いきなりの急登です。

 

アップダウンを繰り返し、9時25分、須川峠に到着です。

 

大木のブナには、樹の幹を流れる雨水「樹幹流(じゅかんりゅう)」が至る所で見られます。

 

紅葉も美しい西マド湿原を進みます。

 

11時55分、野々海峠を通過です。車道に出たところで昼食としました。

 

急坂のアップダウンを繰り返し、13時25分、深坂峠に到着です。

晴れていれば展望も良いのだそうですが、残念ながら霧の中です。

 

14時10分、三方岳(1,139m)に到着です。

 

イワカガミの葉っぱに混ざって、イワウチワの葉っぱも群生しています。

 

この信越トレイルは、巨木ブナがたくさんあります。

昔からブナの森の持つ保水力を人々が理解し、守ってきたからだそうです。

 

霧の中を進み、天水山(1,088m)に到着です。

 

雨が上がり、霧も晴れて視界が少しずつ開けてきました。

津南口に下山する予定でしたが、ブナの純林の広がる松之山口に変更です。

 

見事なブナ林の黄葉を堪能しながら下山していきます。

 

林道を下っていき、

 

下山口に到着です。トイレもありました。(16時40分着)

「天水山麓のブナ原生林」の看板通り、素晴らしい景色を見ることができました。

雨具をまとめ、今日の宿「中条温泉トマトの国」に向かいました。

 

19時から夕食です。

 

10月21日(日) 4日目

宿泊したホテル「中条温泉トマトの国」

 

7時から朝食

 

8時ホテル出発、途中、道の駅に立ち寄ります。

ここには野沢菜を含め、朝取りの新鮮な野菜がたくさん並んでいました。

沿道にもずっと、野沢菜が植えられていたのには驚きです。

 

9時、野沢温泉に立ち寄り、温泉郷を散策します。(10時30分まで)

野沢温泉のシンボルともいえる「大湯」は、温泉街の中心にある共同浴場です。

 

麻釜(おがま) 90℃の源泉が湧く天然記念物です。

温度の違う釜があって、野菜などをゆでることができるそうです。

 

麻釜の近くには足湯があり、ここから眺めは素晴らしく、火打山、妙高山が良く見えました。

 

9時45分、野沢菜発祥の地「健命寺」を訪れました。

 

動く歩道「遊ロード」に乗って進んでいくと、

 

人工スキー場がありました。

 

道中、火打山、妙高山を含め、北信五岳の眺めが素晴らしかったです。

 

岡山に向かうバスからは、北アルプス、中央アルプス、南アルプスとたくさんの山々を眺めることができ、楽しみながら帰ることができました。

3年かけて信越トレイルも完歩することができました。素晴らしいブナ林も堪能することができました。

野沢温泉は、またゆっくりと行ってみたい所です。