2015年2月28日
行程表
地図
2015年、2月28日、謎のロマンの日本ピラミッド、葦嶽山(あしたけやま)と庄原市のセツブンソウめぐりに出かけました。
朝、7時に貸し切りバスで岡山駅西口を出発し、10時に野谷ルート登山口に到着しました。
登山口には、地図が掲示されています。ここから巨石群(鬼叫山)に向けて登っていきます。
登り始めるとすぐ、前日の雪で登山道はうっすらと雪化粧していました。
太陽に照らされて、きらきら輝いていました。
大きなつららを見つけました。
最後の急坂を登っています。
40分ほどで巨石群と葦嶽山の鞍部に到着しました。
地図やベンチもありました。
ここにリュックを置いて鬼叫山(ききょうさん、800m)に行く向かうことにしました。
5分ほど歩くと、ドルメンと呼ばれる1mほどの大きな岩が階段のように積み重なった場所があり、ふたつの石の上に平らな一枚岩をのせた供物台がありました。
この鏡岩は、高さ3m、幅7mもあるそうです。
鏡岩のそばには、柱のようにそびえ立つ高さ6mの大石柱があります。
この石柱の頂には約10cmの半球状の穴があります。
言い伝えによれば、大昔この穴には光球がはめこまれていて、日が昇ると太陽の光がこの球にあたり、それが鏡岩に反射して岩全体が光輝いていたそうです。
また、今ではこの大石柱1本しか立っていませんが、同じような石柱が数本立ち並んで屏風のようだったそうです。
しかし大正の初めに、この下に神武天皇の財宝が隠されているという噂が流れ、大勢の人が押しかけ宝を探すために石柱を倒してしまったそうです。
上から見ると、半球状の穴がよく見えます。
ライオンの顔のように見えるので、獅子岩と名付けられています。
岩が4つに別れ、その継ぎ目がほぼ東西南北を示していると言われています。
実際には30度ずれているそうです。
再び分岐までもどり、葦嶽山山頂を目指します。
10分ほどで葦嶽山に到着しました。(11:15)
かつてこの頂上にはストーンサークルがあったそうです。
しかし、今は岩が削り取られ平らな台地になっていました。
頂上の展望は良く、北側には雪をかぶった比婆山や道後山が見えました。
下りかけてすぐ、鷹岩がありました。少し角度を変えてみると鷹に見えてきました。
12時になったので、下りの階段のところでみんな段々に並んで昼食をとりました。
そこからバスまではすぐでした。
バスに乗り、総領町のセツブンソウ自生地に向かいました。
セツブンソウは春をつげる花。とても楽しみです。
まずはセツブンソウ自生地1へ行きました。
ここは日当たりが良いのか、終わりかけていて花の数も少なかったです。
でも、可憐な花は私たちを迎えてくれました。
セツブンソウをアップで写しました。
花びらのように見えるのは実はがく片で、花弁は真ん中でおしべやめしべを輪のように囲っている黄色に見えているものです。
セリバオウレンの花も咲いていました。
一瞬見過ごしてしまうほどとても小さく、かわいかったです。
セツブンソウ自生地3を歩いて散策しました。
のぼりもたくさんあり、広い場所にたくさん群生していました。
途中の道には、フクジュソウも咲いていました。
見渡す限りのセツブンソウ
本当にたくさんのセツブンソウがゆるやかな山すそに所狭しと咲いて,見ていて圧巻でした。
道の駅「リストアステーション」に立ち寄りました。
ここには、セツブンソウの変わり花がありました。
これはピンク色をしたセツブンソウです。
自生地の中にも見かけることがあるそうですが、私たちは見つけられませんでした。
セツブンソウ自生地4、5を歩きました。
ここにはセリバオウレンの花もたくさん咲いていました。
民家の裏の山の斜面や神社近くの斜面に、たくさん咲いていました。
枯れ葉の上から、顔を出しているたくさんのセツブンソウがありました。
真ん中のめしべ、おしべが真っ白のセツブンソウがあるというので、探してみました。
他の花より白っぽいのでこれかな?と思って写真にとりました。
八重のセツブンソウと5枚弁のセツブンソウが入りまじって咲いていました。
セツブンソウのがく片が八重になっているものが、ここにはたくさん咲いていました。
スズシロソウの花を見つけました。
セツブンソウを堪能した後、本日3つ目の目的である、上下町おひな祭りを見学しました。
今年は2月21日から3月22日まで開催されていました。
ここ上下町は、大森(石見)銀山からの銀の集積地として栄えた町です。
現在でも白壁やなまこ壁、格子窓などが見られ、歴史と文化が感じられます。
たくさんのおひな様を一度に集め、豪華に飾ってある所もありました。
階段に並べられたおひな様です。
格子窓の家もたくさんあります。
格子窓の中に飾られたおひな様です。
江戸時代の古いおひな様もありました。
土産物店の入り口は、手造りのおひな様や竹細工などで飾られていました。
1時間ほど見学した後、尾道道「世羅IC」から岡山に帰りました。(岡山駅西口19時着)
節分草自生地マップ
上下町散策マップ