2018年7月18日(水)~21日(土) Nツアー利用

7月20日(金) 3日目

いよいよ利尻岳登山の日です。

独立峰なので、「風がものすごいよ」とか、「9合目以降は足場が悪く大変だよ」との話を聞いてきましたが、期待も膨らみます。

宿泊したペンションのオーナーは、日本百名山の撮影ガイドをし、テレビにも出た、有名な人でした。

今回私たちのガイドをしてくださる人は、今年日本の百名山撮影ガイドをし、今年8月に放送されるとの話です。

 

 

朝3時に起き、朝食用に作ってもらった「おにぎり弁当」を1個食べて腹ごしらえをします。

4時、ペンションを出発し、10分ほどで北麓野営場に到着です。ここはすでに3合目に近いです。

 

4時23分、登山開始です。ここにもヒグマ注意の看板がありました。

靴洗いマットの上を通り、靴裏についている泥を落とします。外来植物の種を持ち込まないためです。

 

遊歩道から山道に入り、

 

15分ほどで3合目、甘露泉に到着です。(標高270m)おいしい水が湧き出ています。ここから上には水場はないそうです。

 

ゆるやかな階段を登りながら乙女橋を渡ります。

 

トド松などの針葉樹林の中、チシマアザミが花を添えます。

 

ごろ岩の登り道を進むと、4合目「野鳥の森」に到着です。標高390m(5時15分着)

1合目ごとに標識が立ち、とても心強いです。

 

5合目「雷鳥の道標」着、標高610m。(6時着)

霧雨のような雨が降ったり止んだりしています。

風も樹林帯の中はいいけれど、大木がないところでは、とても強いです。

 

6時40分、6合目「第一見晴台」に到着、標高760mです。

予定時刻より少しずつ遅れ気味なので、ガイドよりスピードアップを促されます。

 

6.5合目、トイレブースです。(6時50分着)便座に携帯トイレの袋をかけてするので、とても使いやすいです。

トイレを待っている間、朝食タイムです。

 

イワギキョウ

 

キタノコギリソウ

 

7合目「胸突き八丁」標高895m、7時14分到着です。

 

7合目を過ぎると、急登です。しかもダケカンバの枝や木の根に注意を払いながら進んでいきました。

ここでグループの一人が足をつらせたため、時間が遅れていること、風も強くなっていることを理由にガイドから登山断念を言い渡されました。(7時50分頃)

足の回復を待って、ゆっくり下山です。

 

ミミコウモリ 葉っぱの付け根が、耳たぶのような形になっているので、そう呼ばれているそうです。

 

ギョウジャニンニク

 

ヨツバヒヨドリ

 

アキノキリンソウ

 

縦横無尽に伸びたダケカンバ

 

カラフトイチヤクソウ

 

マタタビ 花が終わると、葉っぱはピンクになるそうです。

 

ツバメオモト 花が終わり、実になっています。

 

チシマアザミに止まっているチョウ

 

12時、北麓野営場に到着です。花の写真を撮りながらゆっくり下山しました。下界は雨も降っていません。私たちは雲の中だったのでしょう。

 

12時40分、「利尻富士温泉」でまずは冷えた体を温めます。ここで昼食もとりました。

船の時間までが空いたので、島内観光に出発です。

 

わずかに利尻岳を望むことができます。

 

乾かしたコンブを回収しています。すべて手作業です。

 

オタトマリ沼(14時25分着) 沼の向こうに、利尻岳が見えるはず・・・。

一度は見てみたい、湖に映る逆さ利尻岳です。

 

仙法志御崎公園(15時着) アザラシに会うことができます。

 

拾いコンブ漁 流れ着いたコンブを拾っているそうです。

 

寝熊の岩

 

人面岩

 

北のいつくしま弁天宮

 

カモメの親子

 

最後にウニもコンブも入ったアイスがあるというのでいただきました。その名も「愛す利尻山」です。

まず、上に乗っているウニを食べ、コンブの根っこスプーンでしっかり混ぜて食べるそうです。

粘りが出て、美味です。

 

16時20分、鴛泊港着、17時35分発のフェリーに乗り、稚内には19時15分到着です。

 

1日目と同じ「稚内グランドホテル」に向かい、急いで夕食です。(19時45分)

朝早くから、なかなかハードな一日でした。

 

7月21日(土) 4日目

7時から朝食バイキング

 

ホテルを8時40分出発、「稚内丸善港店」で海産物のショッピングです。(9時~9時30分)

その後、稚内空港に向かいます。

 

10時35分稚内発。機内では、配ってもらったお弁当と機内デザートのアイスクリーム、コーヒーでお腹を満たします。

 

鳥取砂丘かな?

 

13時20分、予定通り萩・石見空港に到着です。

帰りは、尾道道が通れるというので、そちらを通って帰りました。

今回の目的である利尻岳山頂には立てませんでしたが、楽しい山行となりました。