2016年10月8日(土)~10月10日(月)

百名山3峰の登頂と紅葉を楽しみに、美ヶ原・霧ヶ峰・蓼科山を訪れました。

 

10月8日(土) 1日目

 

6時に岡山駅西口を出発し、山陽道から長野道まで車を走らせ、松本ICで下車しました。

 

14時50分、旧開智学校を訪れました。

 

明治9年に建立されたこの校舎は、昭和38年まで約90年間も使われていた国内で最も古い小学校です。

いろいろな資料が展示されており、なかなか興味深かったです。

 

現在の開智小学校です。

 

歩いて「国宝松本城」に向かいました。(15時44分着)

お堀からの松本城

 

松本城公園からの景色

 

お城までの広場には、全国の蕎麦のテントが集結していました。

 

16時50分、今日の宿、「富田屋別館」に到着です。

 

18時、豪華な夕食を堪能しました。

明日は美ヶ原、霧ヶ峰と2座を歩くので、早めに就寝です。

 

10月9日(日)

 

無理を言って朝食を6時に用意してもらい、6時30分には宿を出発しました。

 

7時30分、「山本小屋ふる里館」に到着です。

あいにくの雨、カッパの準備をして登山開始です。

 

雨の中でも、牧場には、たくさんの牛が草を頬張っていました。

 

8時10分、美しの塔に到着です。

 

「塩くれ場」

放牧された牛馬が、この平らな石の上で塩をもらっていたそうです。

 

アルプス展望コースを通って行くことにしました。

 

ポニーもいました。

 

マツムシソウ

 

次第に霧が晴れていき、

 

「烏帽子岩」に着くころには、視界も開けてきました。(8時50分着)

 

 

 

烏帽子岩からの眺望

 

はるか向こうには、「王ヶ頭ホテル」も見えてきました。

 

真っ赤に紅葉しているのは、フウロソウの葉っぱ

 

カワラナデシコ

 

再び霧の中、岩場を登っていきます。

 

9時20分、「王ヶ頭」山頂(2034m)に到着です。景色は何も見えません。

 

山頂に建つ「王ヶ頭ホテル」

 

下山途中、王ヶ頭ホテルに向かうバスに出会いました。

10時20分、駐車場の「山本小屋ふる里館」に到着です。

 

次の百名山、「霧ヶ峰」に向けて出発です。昼食は「霧ヶ峰 富士見台」でとりました。

 

五平餅と牛丼

 

「富士見台」からの眺望 天気が良ければ、富士山が見えるそうです。

 

「車山肩」駐車場から霧ヶ峰登山スタートです。(12時)

雨も上がり、景色も少しずつ開けてきています。

ビーナスラインを望みながら登っていきます。

 

岩のゴロゴロした道を緩やかに登っていくと、

 

車山山頂にある「気象観測所ドーム」が見えてきました。

 

12時40分、車山山頂に到着です。

 

御嶽山

 

甲斐駒ヶ岳、北岳も・・・雲の中から鳳凰山や仙丈ヶ岳の山頂もちらりとのぞいています。

 

山頂は360度の大パノラマです。少し雲は出ていましたが、十分楽しむことができました。

 

車山神社をぬけ、明日登る予定の蓼科山を正面に臨みながら下山開始です。

 

12時55分、山頂が隠れてしまったけれど、蓼科山と白樺湖を望みながら長い石段を下っていきます。

 

13時17分、車山高原分岐に到着、私たちは八島湿原の方向に向かいます。

 

13時20分、車山乗越(くるまやまのっこし)に到着です。

 

少しの紅葉を楽しみながら、ぬかるんだ道を進んでいきます。

 

車山山頂と車山湿原の紅葉を楽しみながら木道を進んでいきます。

 

リンドウの蕾がありました。

 

大小の石がある、ぬかるんだ道を登っていき、

 

「蝶々深山」に到着です。(13時45分)

 

蝶々深山からの眺望

 

笹原の中を進むも、道には水たまりができ、わき道を進み前進します。

 

14時10分、「物見岩」に到着です。

 

眼下に見える「八島ヶ原湿原」を望みながら、足元に気を付けて下っていきます。

 

沢をこえると、

 

トイレがある小屋に到着です。

 

ここで砂利道に入り、予定の道と違っていることに気づきました。

行程も1時間ほど遅れていることもあり、「八島ヶ原湿原」を周らないとのこと、

2グループに分かれることにしました。

 

分岐から沢渡、駐車場を目指すコースと、

八島ヶ原湿原を周って八島ビジターセンターに向かうコースです。

八島ビジターセンターまで車を回してあげるというので、私は八島ヶ原湿原を目指すことにしました。

 

木道を進んでいくと、木々の間から「八島ヶ原湿原」の草紅葉が見えてきました。

 

「八島ヶ池」がきれいに見えます。

 

このトンネルをくぐると、

 

八島ビジターセンターに到着です。(16時10分)

ここで迎えの車を待ちます。

 

一方、もう一つのグループは、ぬかるんだ悪路と格闘しながら急登を登り、

 

16時20分、車山肩Pにある「コロポックルヒュッテ」に到着です。

 

再び合流した一行は、今日の宿である「君待荘」に向かいました。

途中、「富士山が見える!」というので、昼食をとった「富士見台」に立ち寄りました。

 

八が岳連邦や白樺湖も間近に望むことができました。

 

白樺湖畔の宿「君待荘」に到着です。(17時15分)

 

早速一風呂浴びて疲れを癒やし、夕食です。(18時30分)

緩やかとはいえ、百名山2座を一日で歩きました。ロングコースでした。

天気も回復して、本当に良かったです。

 

10月10日(月) 3日目

 

朝の出発が早いので、朝食弁当を作ってもらいました。

宿で食べて、7時出発です。

 

目の前に広がる白樺湖

 

白樺林をぬけ、たどり着いた「蓼科山登山口」は「寺小場平」で、1720m地点となります。

ここからだと山頂まで2時間30分はかかるとのことでした。

 

再び車を走らせ、目指す「7合目登山口」には7時50分到着

8時10分登山開始です。

 

クマザサの中の階段を登っていくと、

 

「馬返し」に到着です。(8時24分)

 

そこからは、大小の岩がゴロゴロした、歩きにくい道をひたすら登っていきます。

 

「天狗の露地」(9時)

岩の広場で、見晴らしが良いです。

 

石だけでなく、倒木もたくさん転がっていて、歩きにくいこと!

 

苔の花?種?苔の絨毯が美しいです。

 

9時30分、「蓼科山荘」に到着です。蓼科山頂も見えています。

 

小屋を過ぎると、大岩の斜面を登っていきます。

 

岩塊の足元に注意しながら、大勢の人が登っていきます。

小さい子供たちもたくさん登っていました。

 

眼下には、「蓼科小屋」が小さく見えています。

 

10時20分、「蓼科山頂ヒュッテ」に到着です。

 

山頂への道も岩だらけです。

 

10時25分、蓼科山頂に到着です。

広いのですが、どこまでも足元の不安定な岩塊が続いています。

じっと立っているのも難しいです。でも眺望は素晴らしい!!

 

八ヶ岳連峰

 

八ヶ岳連峰とその後ろは鳳凰山、北岳、仙丈ヶ岳などの南アルプスも望むことができました。

 

奥穂高岳から槍ヶ岳など、北アルプスもしっかり見えました。

 

岩のはるか向こうに「蓼科神社奥宮」が見えますが、遅れているので、下山することにしました。(10時45分)

 

下りは、登り以上に足場に注意しながら進んでいきます。

 

11時25分、「蓼科山荘」に到着し、一休みです。

 

石ころと倒木をよけながら下っていくと、

 

眼下に女神湖が見えてきました。

 

「天狗の露地」で再び眺望を楽しみました。

八島湿原も望むことができました。

 

12時40分、無事下山口に到着です。

 

遅くなったので、入浴はやめ、昼にキノコうどんを食べて帰路につきました。

 

夕焼けを車の中で眺め、途中、3度ほど大渋滞にも巻き込まれ、岡山に着いたのは、日付が変わる頃でした。

お疲れさまでした。