2018年3月24日(土)

青春18切符を利用して、山の辺の道と神宿る山・三輪山を歩きました。

三輪山は、大神神社のご神体です。全山が杉・松・檜に覆われ、昔から神が鎮まる聖なる山と仰がれてきました。

大国主神(おおくにぬしのかみ)が自らの魂を大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の名で三輪山に鎮めたことが古い神話に記されているそうです。

 

岡山駅6時14分発の電車ですが、私たちは一つ東の「西川原駅」から乗車しました。

西川原駅のホームからは、ちょうど朝日が昇ってきているところでした。

 

相生、大阪、奈良で乗り換え、三輪駅到着は10時40分です。

 

さすが三輪そうめんの町です。商店街を歩いていると、至る所に「名物三輪そうめん」の看板が目につきます。

 

たくさんののぼり旗の中を進み、大神(おおみわ)神社二の鳥居に到着です。(11時)

 

参道を進み、階段を上がると、

 

巳の神杉(三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられたご神木だそうです。)、

 

拝殿に到着です。(11時9分)

ここの神社は三輪山をご神体とするために本殿はなく、拝殿を通して三輪山を拝むことになるそうです。

3月第4土・日曜日は春の講社崇敬会大祭が催される日で、私たちが参拝した日は、大勢の人たちでにぎわっていました。

 

祈祷殿前には、飲食物や名産品などの様々なお店が並んでいます。

 

祭典終了後には「千本杵餅つき」が行われるそうで、準備がされていました。

 

くすり道を通り、薬の神様・狭井神社への参道です。

周りには、薬業関係者奉納の薬木・薬草が植えられているそうです。

 

狭井神社(さいじんしゃ)に到着です。(11時20分)

三輪の神様の荒魂(あらみたま)をまつる神社です。

 

狭井神社で、ご神体の三輪山への登拝を申し込み、タスキをもらって登拝口に向かいます。(11時40分発)

ここからは撮影も禁止です。案内図一枚もらって入山しました。

昔は、神聖な山なので禁足の山として入山が厳しく制限されていたとのこと。

私たちが登っているときも、裸足で登っている人が何人もいました。

樹林帯の中の急坂を進み、山上には神社がありました。

ゆっくりと歩いたので、2時間後の13時40分、下山することができました。

 

山の辺の道を進むと、満開の枝垂れ桜に出会いました。(13時56分着)

ここで昼食としました。

 

玄賓庵

 

二上山を望む

 

桧原神社

 

大和の青垣

 

赤や黄色の花を愛でながら進み、

 

巻向駅に到着です。(15時40分)

予定では柳本駅まで山の辺の道を歩く計画でしたが、三輪山でのんびりしすぎたためか時間がかかりすぎたので、一つ手前の巻向駅から帰ることにしました。

王子、大阪、姫路等で乗り換え、19時31分、岡山着となりました。