2018年11月27日(火)

鈴鹿山麓の天台宗の古刹三ヵ寺(西明寺、金剛輪寺、百済寺)を総称して湖東三山と呼び、ここは紅葉の名所としても有名です。

10年以上前にツアーで一度訪れたことがあるのですが、再度紅葉と由緒ある仏像を拝観したく、尋ねました。

 

朝6時30分、岡山駅前を出発し、山陽ICから湖東三山スマートICまでバスを走らせました。

 

10時45分、まずは西明寺(さいみょうじ)に到着です。

いきなり、赤や黄色のモミジの美しい紅葉が迎えてくれました。

ここ西明寺は平安時代に三修上人が、仁明天皇の勅命で諸堂を建立しました。

 

惣門をくぐり、石段を登っていくと、

 

樹齢250年、天然記念物の「不断桜」がありました。

11月に満開になるそうですが、花はちらほらと咲いているだけでした。

 

紅葉に彩られた参道を進み、

 

中門をくぐると、

 

ここにも「不断桜」が咲いていました。

 

名勝庭園「蓬萊庭」の池を巡り、紅葉と苔むした庭のコントラストを楽しみながら進んでいきます。

 

二天門(重文)をくぐると、

 

本堂(国宝第一号指定)、

 

三重塔(国宝)が美しく彩られた姿を現します。

 

紅葉を楽しみながら下り、駐車場近くの広場で昼食です。(11時40分~12時20分)

 

湖東三山自然歩道を進み、次の目的地「金剛輪寺」に向かいます。(12時20分出発)

 

田園地帯を進み、

 

斧磨(よきとぎ)地区の入り口には、名前の由来のモニュメントがありました。(12時55分着)

「地名や読み方、由来を多くの人たちに知ってほしい」と地域の人たちが設置したそうです。

山に入る前に大きな石でヨキ(斧の別称)を研いだことからついたと伝えられています。

 

紅葉が見えてくると、13時20分、「金剛輪寺」に到着です。

金剛輪寺は、聖武天皇の勅願により、行基が開山しました。

 

黒門をくぐると、素晴らしい紅葉が迎えてくれました。

 

白門をくぐると、

 

 

紅葉と色とりどりに彩られた池の庭園が見られます。

 

千躰地蔵 お地蔵様の並ぶ参道を進み、

 

 

二天門(重文)をくぐると、

 

本堂(国宝)です。

 

本堂から三重塔までは、みごとなモミジの紅葉で、「血染めの紅葉」と呼ばれているそうです。

 

三重塔(重文)

14時30分、ここからバスに乗って百済寺に向かいます。

 

14時48分、百済寺(ひゃくさいじ)に到着です。

百済寺は、推古天皇の時代に聖徳太子の発願により創建されたものです。

 

喜見院の庭園

 

仁王門

 

本堂

 

長寿桜

3つのお寺の紅葉を堪能した後は、バスで八日市ICから山陽ICまで走り、岡山駅西口に向かいました。

境内を染め上げる素晴らしい紅葉と、由緒ある仏像を拝観した一日となりました。