2021年5月9日(日)~10日(月)

徳島県の山犬嶽は、中腹に日本庭園風の石苔が広がり、美しいとの声を聴き、訪れました。

5~6月は苔の緑と新緑、10~11月は紅葉が美しいとの事なので、5月に行くことにしました。

 

2021年5月9日(日)

 

7時に岡山駅西口を出発し、途中「津田の松原SA」で休憩をとった後は、今日の宿である「月ヶ谷温泉 月の宿」まで車を走らせました。(10時15分到着)

ここで山犬嶽までの情報をもらい、山犬嶽に向かいました。

 

山犬嶽駐車場(10時50分着)

 

駐車場から登山口までは、約2㎞の車道歩きです。

 

キンラン

 

フタリシズカ

 

チゴユリ

 

ユキモチソウ

道の両側に咲く花を愛でながら歩いていきます。

 

水車の見える樫原地区は、棚田で有名な所です。

標高650mから700mの山肌に大小さまざまの棚田が重なり合っていて、「全国棚田百選」に選ばれています。

田に水を張り、もう田植えの準備が始まっています。

 

家の周りには、たくさんの花が咲いていて、目を楽しませてくれます。

 

最後のトイレ(11時30分)

 

分かれ道には、必ず「山犬嶽」の看板があります。その看板を頼りに樫原地区を登っていきます。

 

樫原地区最奥の家の裏道が登山口です。(11時50分着)

 

「コケの名所」の看板を頼りに参道を進みます。

 

石苔が見え始め、ミニ四国八十八ヶの㊽を過ぎて、奥に一歩踏み入れると、

 

一面の石苔の世界です。これはまるで手入れが行き届いた日本庭園のようです。

 

苔むした岩を眺めながら、昼食としました。(12時35分)

 

更に進むと、

 

ヤマシャクヤクの群生が見られました。

 

杉林の中を進んでいきます。

 

13時35分、山犬嶽大師堂、東光寺に到着です。

 

お寺の東側には、四国八十八カ寺を模した遥拝所の1番札所があり、ここから山頂を目指します。

 

植林された杉林を通り、大岩をぬけると、

 

山犬嶽山頂に到着です。(13時57分)

 

山頂には、岩で囲まれた石像三体が安置されています。

真ん中の像は役行者、右側が前鬼、左側が後鬼で、役行者はこの両鬼を使って行を積んだそうです。

この山犬嶽は双耳峰で、尾根伝いに西に進むと、西峰に到着です。仲間の二人が行ってきました。往復15分程で行けるそうです。

 

西峰の祠

 

14時10分、下山開始です。

 

15時11分、登山口まで帰ってきました。

 

再び樫原の棚田地区を通り、16時、駐車場に到着です。

 

16時25分。再び「月ヶ谷温泉 月の宿」に到着です。

ここの温泉は、弘法大師ゆかりの湯、万病に効く薬泉といわれているそうです。

夕食まで温泉を楽しみます。

 

18時夕食、旬の食材が並びます。

宿のあるこの地区は、「彩(いどろり)のまち 上勝町」いわれ、日本料理に使われる葉っぱを生産販売し、「葉っぱビジネスの町」として有名です。

この料理にもモミジの葉っぱなどが使われています。

 

5月10日(月) 2日目

 

宿から「いろどり橋」を望むことができます。

 

7時15分、朝食

 

宿から彩山を通り、遊歩道を散策します。(8時10分発)

山肌に見える真っ赤な花は、シャクナゲです。

 

長さ62mのいろどり橋、真ん中にスケスケポイントがあります。

 

対岸に渡ると、「月の宿」が見えます。

 

下の板橋を渡り、宿に戻ります。

 

9時12分、宿を出発し、城巡りに出発します。途中、道の駅に立ち寄りました。

 

まずは徳島市一宮町にある一宮城跡です。(10時50分着)一宮神社をぬけると、

 

一宮城址登山口がありました。

 

どこまでも続く階段を登っていきます。

 

堀切、虎口、竪堀、門跡等、看板が立っているのでわかりやすいです。

 

明神丸を過ぎると、一宮城本丸跡に到着です。(11時37分)

 

下山は小倉丸方面に向かいます。(11時57分発)

 

曲輪跡、堀切、竪堀等、至る所に看板が立っています。

 

 

貯水池から蔭滝を通って登山口に向かいます。

蔭滝は、上手の貯水池から流れ落ちています。貯水池は周囲の曲輪とこの岩壁によってしっかり守られていたようです。採石場跡ともいわれているようです。

 

再び一宮神社に戻り、次に向かいました。(12時35分着)

オオヤマレンゲが咲いていました。

 

車で走っていて見つけたうどん屋で昼食です。(1時)

 

次に訪れたのは「勝瑞城跡」です。(13時40分着)細川・三好氏が本拠とした城と館です。今は見性寺(けんしょうじ)の境内になっていました。

道を隔てたところに「勝瑞城館跡」があり、広い敷地内では、発掘調査が行われていました。

 

最後に訪れたのは「引田城」です。(15時25分着)

引田城は、香川県(東かかわ市)にありますが、阿波・讃岐の国境を守備した山城です。

 

登山口から急登を進んでいきます。

 

引田城本丸到着(15時50分)

石垣は、引田城跡で最初に築かれた算木積みです。

 

本丸の上には、円形の石積みがあります。

 

下山は引田港と引田の町を望みながら下っていきます。(16時20分下山)

その後、岡山まで車を走らせました。