2018年4月18日(水)

鳥取県用瀬(もちがせ)町にある三角山(みすみやま)は、麓から眺めると、その名の通り三角形をした急斜面の姿が見られます。

また、旧暦3月3日にあたる今日は、江戸時代から続いている「用瀬の雛祭り」でにぎわい、流し雛を見学することができます。

今日は、三角山と用瀬の流し雛見学の二つを計画しました。

 

7時、岡山駅西口を出発し、英田から奈義、黒尾峠を通り、智頭から用瀬に向かいました。

三角山山頂が姿を現しました。本当に三角形です。別名、頭巾山(ときんやま)とも呼ばれているそうです。

 

用瀬総合支所に駐車し、トイレも借りて出発です。(9時55分着)早速お雛様がお迎えしてくれました。

 

鳥居をくぐり、農道を進んでいくと、

 

登山口のある「女人堂」に到着です。(10時15分)

三角山は猿田彦を祀り、古来より多くの修験者が修行に訪れる山でした。

そのため、戦前まで女人禁制のしきたりがあり、今でも「女人堂」が残っています。

 

三角山の説明板がありました。

 

頂上にある三角山神社本殿を目指し、ここから登山道に入ります。

いきなりの急坂が続きます。

 

ミツバツツジが山の色を染めています。

 

中鳥居

 

鎖場もあります。

こんなところで修業をしていたのでしょうか。

 

途中には、「上三丁」「上二丁」と刻まれた古い石柱がありました。

 

山頂近くになると、大きな岩が現れました。

 

山頂の巨岩は、影石・天狗石・重石・富士石・万灯石・権現石と名付けられています。

 

三角山神社奥宮本殿に到着です。(11時23分)

 

山頂からは用瀬の町並みを見渡すことができます。

 

同じ道を中鳥居まで下り(12時24分)、景石城址方面に向かいます。

 

中鳥居から100mほどのところにある子持松砦跡

 

岩場や木の根道を進んでいくと、

 

景石城本丸跡に到着です。(12時40分)ここからも栂瀬雛流し会場が見渡せます。

 

二ノ丸跡、三の丸跡、掘り切り跡と続きます。

 

景石城跡登山口に到着です。(13時15分)

 

途中、「徳永家」に立ち寄ると、

 

 

部屋の中だけでなく、庭や階段にまでお雛様が美しく飾ってあり、見ごたえがありました。

 

「徳永家」の横を流れている川にも、お雛様が飾られていて、楽しんで歩くことができます。

 

雛流しの千代川では、大勢の人たちがカメラを構えている中、地元の子供たちや観光客の人たちが雛流しをしていました。

 

最後に着飾った幼児が雛流しを行い、流し雛は最高潮に達しました。(14時~14時45分)

 

江戸時代から始まる流し雛は、男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝を添えて無病息災を祈り、千代川に流す行事です。

体験で流すこともできます。

平成31年の旧暦3月3日は、4月7日(日)だそうです。

日曜日と重なっているので、さぞ賑わうことでしょう。

 

千代川から三角山を望むことができました。

用瀬町のすばらしさを体験することができた一日になりました。