2009年8月8日(土)~14日(金) 関西空港発 阪急交通社「トラピックス」 利用
中国南方航空を利用して中国旅行をしました。
今回は西安、九寨溝、黄龍、瀋陽を巡ります。
西安は15年ぶり2回目、九寨溝・黄龍は5年ぶり2回目、瀋陽は初めてです。
1日目
お昼すぎ、関西空港を立ち中国の瀋陽に向かいます。眼下には瀬戸内海が見えます。
手前が岡山県(左側が玉野市、中央が倉敷市児島地区、右側が水島工業地帯)です。
奥(上)側が香川県で、瀬戸大橋が両県を繋いでいます。
瀋陽の空港に到着しました。
瀋陽では航空機を乗り換え、太原(たいげん)経由にて西安に向かいます。
夕刻、西安に到着しました。
本日は西安市内のホテルに宿泊します。
2日目
朝、宿泊した「西安建国飯店」を出発して、専用バスで市内観光に出かけました。
市内中心部に位置する「西安鐘楼」です。
1384年に建立され西安市のシンボルとなっています。
西安の城壁で最大の「西門」です。この門はシルクロードの発着点となりました。
このあと西安郊外の西安咸陽国際空港に向け、バスを走らせます。
その後、四川航空便にて四川九寨黄龍空港に向かいました。
飛行機は四川九寨黄龍空港に到着し、まず「松潘」を目指しました。
松潘は2300年以上前から、交易の町として栄えました。
雨の中、街を散策しました。
この後九寨溝に向かい、九寨溝近くのホテルに宿泊しました。
3日目
宿泊した「格桑賓館」です。
5年前に訪れた時と同じホテルです。
この辺りは九寨溝観光向けのホテルがたくさん建っています。
バスで20分くらいのところに、九寨溝の入り口がありました。
朝ですが既に入場のための列ができていました。
高さ24mの「諾日朗瀑布」です。
九寨溝はY字型の谷ですが、この瀑布はちょうどその分かれ目に位置しています。
流れ落ちる水の筋が、周囲の緑と調和してとても美しいです。
「鏡海」
静かな湖面を眺めていると、鏡を見ているような錯覚を覚えます。
「五花海」
九寨溝では最も透明度の高い湖といわれ、湖中の倒木や小魚を観察することができます。
「箭竹海」
「箭竹」とはパンダの好む竹のことです。
写真のように、箭竹海の上流側は湿地になっていました。
「珍珠灘」
木々の間を流れる水が、真珠のように見えることから名付けられたそうです。
珍珠灘では木製の階段の横を、水が飛び散ります。
「珍珠灘瀑布」
このように水量の豊かな珍珠灘は、やがて大きな滝と(瀑布)なります。
珍珠灘瀑布の下流を進みます。
珍珠灘を観光後、昼食タイムとなりました。
昼食後、「長海」に向かいます。
Y字型の九寨溝の左上部最奥地、海抜3103mの所に長海は位置しています。
湖の奥に雄大な山並みがみえる景観は、静寂でかつ神秘的でした。
「五彩池」
長海から徒歩での距離で、小さいながらコバルトブルーの池は見ていて飽きません。
「盆景灘」
川の浅瀬に、小さい葉っぱが付いた木々を確認することができます。
その樹木が盆栽のように見えることから「盆景灘」という名前がついたのかもしれません。
せせらぎと緑が調和しています。
九寨溝の観光を終えて、同じホテルに連泊しました。
4日目
今日は、ホテルから「黄龍」に向けて出発します。
黄龍に向かう際、約4000mの峠を越えていきます。
ここはその峠である「雪山梁峠」です。
またこの場所は雪宝頂(5588m)を眺むことのできる絶好の場所です。
写真では雲に隠れて頂上を見ることができませんでした。
雪山梁峠のまわりは草原になっており、色々な高山植物の花が咲いていました。
高山植物をカメラに収めた後、黄龍に向かいました。
黄龍の麓にあるロープウエイを使って、黄龍の最奥部「黄龍寺」を目指します。
黄龍寺に到着後、その裏手にある展望台から「五彩池(3553m)」を臨みました。
黄龍寺が左手に見えます。
その後、色々な見所を見学しながらバスの所まで下っていきます。
黄龍の観光を終え、今日は松潘の街中にあるホテルに宿泊します。
5日目
朝、バスはホテルを出発し、四川九寨黄龍空港に到着しました。
空港は海抜3447mの場所にあります。
従ってこの空港では空気が薄く、離陸に必要な揚力確保するため、通常より長い滑走路(3200m)が設けられています。
四川航空を利用して西安に戻ります。
西安咸陽国際空港に到着しました。これから西安郊外の観光となります。
バスの車窓からは「秦始皇帝陵」を見ることができます。
西安の世界遺産である「兵馬傭坑博物館」に到着しました。
兵馬俑は「20世紀最大の発見」といわれます。
1974年に井戸掘りの作業中、農夫が偶然見つけたものです。
ここは秦始皇帝陵の東1.5kmに位置し、秦始皇帝守護のために造られました。
兵馬傭坑博物館は風雨からの浸食を防ぐために屋根で覆われています。
兵士の顔はひとつひとつ違っています。
「銅車馬」です。これは始皇帝陵で出土した銅製品で、始皇帝の車馬列を表しています。
この後「華清池」に行きました。
「華清池」は玄宗皇帝と楊貴妃のエピソードとなった保養地です。
エピソードの基となった、白居易の長編漢詩「長恨歌」の石板もありました。
写真のように、楊貴妃の像が広場の中央にありました。
この日は、ツアーの初日に利用した「西安建国飯店」に泊まります。
6日目
朝、ホテルを出発して空港に到着しましたが、目的地である瀋陽行きの飛行機が遅れました。
結局30分遅れで済みました。
写真は機内食のランチボックスですが、「きゅうりの輪切り」が中国らしいです。
瀋陽に着き、まず世界遺産「瀋陽故宮」を見学します。
市内中央部に位置する瀋陽故宮は、清朝の初代皇帝と2代皇帝によって建立されました。
写真は「大清門」で 故宮への入り口となります。
大清門をくぐると、まず見えるのが「崇政殿」です。
故宮の正殿となります。
「大政殿」
東路の正殿で八角形となっています。
この後、瀋陽故宮を離れ、市内中心部へ移動しました。
「遼寧賓館」
日本統治時代に建てられた旧奉天ヤマトホテルです。
遼寧賓館の食堂は、クラッシックな風情があります。
夕食のため餃子レストランに向かいました。
水餃子が瀋陽の名物だそうです。
この後、瀋陽市内の「金都飯店」に宿泊しました。
7日目
宿泊した金都飯店です。高層の立派なホテルでした。
朝、瀋陽から関西空港に向けて出国します。
鳴門海峡上空を飛行して、この後関西空港に着陸しました。