2012年8月17日(金)~20日(月) 関西空港発 山陽新聞旅行社「山陽新聞ツアー」 利用
1日目
チェジュ航空を利用した格安ツアーに参加しました。夕刻、関西空港を離陸して韓国の済州島に向かいます。済州島到着後、市内のホテルに泊まりました。
2日目
朝、宿泊ホテルの周りを散歩しました。
通りをはさんで、ホテルの真向かいには済州島最古の木造建築物といわれている「観徳亭」がありました。
宿泊したロベロホテルです。
今回のツアーはお盆直後の出発日にもかかわらず、「関西空港発着3泊4日全食事付、29,800円」というとんでもない価格の商品です。
従ってホテルについては、全く期待していませんでした。
しかしながら、スタンダードクラスホテルとはいえ実際はとても快適でした。
市内中心部に位置し、夜の買い物にも非常に便利なロケーションでした。
まず、島の北東部にある世界遺産「万丈窟」を訪れます。世界最長の溶岩洞窟です。
上の写真は、その形から「カメ岩」と呼ばれています。溶岩の上に落ちた天井の溶けた岩が凝固したものです。
「溶岩石柱」です。天井から落ちた溶岩が凝固し、それが積み上げられて柱状の溶岩となりました。
万丈窟を後にして、漢拏山(ハルラサン )の麓にある城邑民俗村に向かいます。
ここは、韓国の伝統文化が息づく民俗村です。文化遺産が多く、かつての村の姿が維持されています。
島では常に水不足なので、雨水はとても貴重です。写真のようにかめへ水を導きました。
山頂です。
草原となった噴火口です。山頂より撮影しました。
山頂からの景色です。左側が噴火口、右側の陸地が済州島になります。
山頂から臨んだ「城山日出峰と済州島を繋ぐ長い砂洲」です。
その後下山して「トケビ道路」に向かいました。
「トケビ道路(お化け道路)」です。
上り坂のはずなのにエンジンを止めた車が上に上っていきます。
実際は目の錯覚で、坂は下り坂だそうです。
この後、龍頭岩観光に向かいました。
龍頭岩は約200万年前、溶岩の噴出によって形成されました。大きさは高さ約10m、長さ約30mです。
背景に見える巨大な建物は済州市内の「ラマダプラザ済州ホテル」です。
このことからも分かるように、比較的市の中心部に近い観光地です。
夕暮れとなり、本日の観光は終了となりました。
3日目
本日は済州島西部、南部の観光です。
まず、緑茶博物館を訪れました。
博物館の外には壮大な茶畑がありました。
次に訪れたのは「山房山」です。南西部の平地にそびえる鐘状火山です。
山房山の中腹の洞窟には仏像が安置されてあり、「山房窟寺」と呼ばれます。
写真は「山房窟寺」からの景色です。
山房山から海岸沿いを西に5分くらいバスで走ると、「松岳山」が見えてきます。
半島のような形状で山のようには見えません。
次に向かったのが「薬泉寺」です。
西帰浦の海を見渡す丘の上に位置する寺ですが、鉄筋コンクリート製で新しく、荘厳さがありませんでした。
御本尊もピカピカです。
とにかく直射日光が強く、ツアー客は日陰を 求めながらガイドさんの説明を聞きました。
このあとバスに戻ります。
薬泉寺を後にして大浦海岸の柱状節理帯を見学しました。
柱状節理帯は、溶岩が海に流れ込んで形成された大小の石柱からできています。
柱状節理と海の荒波は雄大さを感じさせます。
「天帝淵瀑布」です。
「天帝淵瀑布」は「天女が沐浴した」ことから名付けられた三段の滝となります。
上の写真は「天帝淵瀑布」の第二の滝です。
「天帝淵瀑布」の第一の滝です。滝とはいえ水が落ちてはいませんでした。
「水が落ちる様子」は雨で水量が増えないと見れないとのことです。
滝壷のところまで下りていくことができます。滝壷の水の青がとても神秘的でした。
次に向かったのはロッテホテル内にある、ロッテ免税店です。
中庭はテーマパークのようなつくりになっています。
本日の観光はこれで終了し、済州市内のホテルに戻りました。
4日目
朝、宿泊したホテルの部屋の窓からは世界遺産「漢拏山(ハルラサン )」がよく見えます。
韓国の最高峰は、この漢拏山(1950m)ということになります。
今日は雲がかかっているので、山頂まで臨むことができません。
ホテル出発の前に、宿泊ホテル近くにある「東門市場」に行ってみました。
済州島内の市場としては最大規模で、「済州島の台所」と言われているそうです。
魚屋では、太刀魚が売られていました。
帰国のため済州空港へ向かう途中に「済州民族自然史博物館」へ立ち寄りました。
ここでは、「文化・生活様式、自然環境」が韓国本土とは異なる済州島について学ぶことができます。
ホテルの部屋の窓からは、漢拏山の山頂を臨むことができませんでしたが、ここからはやっと韓国の最高峰の頂を拝むことができました。
バスは済州空港に到着し、チェジュ航空便で関西空港に向け済州島を後にしました。