2015年5月5日
毎年5月のゴールデンウイーク連休には、四国の山を訪れ、アケボノツツジを見るのを楽しみにしてきました。
そこで、今年は梶ヶ森を目的地としました。 梶ヶ森は、高知県自然公園第1号で、古くからレクリエーションの場として親しまれています。
今回は、バスで「竜王の滝」駐車場まで上がるということで、ゆるゆる登山を期待していきました。
計画書
地図
6時30分、岡山駅西口に集合し、早島ICから高速道路を走り、大豊ICで降りました。
小型バスで行くと聞いていたのですが、中型バスが来ました。座席はゆったりと座ることが出来ました。
国道32号線から分かれると、本当はここからが登山口だそうですが、私たちはバスで先に進みました。
そこはもう、ものすごい細い道の連続で、ガードレールもないようなくねくね道を、上手に上っていきます。
乗っている私たちは、息をのみながらその運転を見守っていました。
9時15分、無事「竜王の滝」駐車場に到着です。運転手さんに大拍手です。
さすがレクリエーションの山として知られているだけあって、駐車場も広く、トイレ、看板も整っていました。
9時30分、杉林を抜け、雑木林を歩いて行きました。
「竜王の滝」の看板の所から下っていきます。
「竜王の滝」です。 ここは梶が森の7合目に位置し、落差は20mあります。
看板に竜王の滝のいわれも書いてありました。 マイナスイオンをしっかり浴び、一息入れて登っていきます。
少し登った滝の上から、滝を眺めることが出来ました。 立木を持って体を支え、そっと下を覗きました。
ムラサキサギゴケが咲いています。
白い、小さくてかわいい花も咲いていましたが、名前はわかりません。
10時10分、定福寺奥ノ院に到着しました。
梶ヶ森の案内図です。
ハシリドコロの花が咲いていました。
ヤマルリソウ
ヤマシャクヤクも1輪咲いていました。
やや、足場の悪い岩場を登っていくと、滝が見えてきました。
10時24分、真名井ノ滝に到着です。真名井ノ滝の横には、不動明王が鎮座していました。
「思いやりの怒りでもって叱って下さる、父親のような愛情あふれる仏様」だそうです。
滝の横には、鎖とハシゴがかかっていました。私たちはハシゴを登っていきます。
少し行くと、木段が続いていて、100段ごとに標識が立っています。
なぜか700段目から標識を見つけることができました。
道中、期待していたアケボノツツジは見られませんでしたが、コバノミツバツツジが迎えてくれました。
山荘梶ヶ森が見えました。ここには、天文台もあります。
大きな木々も見られないので、新緑とコバノミツバツツジを楽しむことができます。 またちょっと振り返って、麓の景色を堪能しながら登っていきました。
11時、木段は1000段まで到達しました。何段まで続くのでしょうか?
11時4分、天狗ノ鼻に到着しました。ここには「大日如来」が鎮座していました。
「大宇宙に遍満する生命と光を与えてくださる仏様」だそうです。
天狗ノ鼻から梶ヶ森山頂を望むことができます。
天狗ノ鼻から下っていくと、広い芝生が広がっています。舗装道路もあり、キャンプ場になっていました。
キャンプ場から天狗ノ鼻を望むことができます。
天狗ノ鼻やキャンプ場を振り返りながら、1200段目の木段を上っていきます。
1300段を超えると、頂上の鉄塔がちらっと見えてきました。
11時28分、梶が森山頂に到着です。1319段の看板が立っていました。ここで昼食です。
山頂からは、四国山地360度の大パノラマが楽しめます。
山頂には、「虚空蔵菩薩」が鎮座しています。
「宝物を生み出す、特に空中を蔵として大切な命の宝を与えて下さる仏様」だそうです。
下山途中、「土佐の名水」に出会いました。
ほどなく車道に出ました。10分程で山荘梶ヶ森に到着です。(12時20分着)
ここには「文殊菩薩」が鎮座していました。「三人よれば文殊の知恵 私たちの生活に必要な知恵を下さる仏様」だそうです。
ここの山荘でトイレを借りたり、アイスや冷たい飲み物で喉を潤したりと、大休憩となりました。
12時50分、山荘を出発し、再び山道に入りました。
細い道をゆるやかに下り、ゴロゴロ八丁を下っていくと、まもなく定福寺奥ノ院に到着です。(13時15分)
ここからは、上りと同じ道を下っていきました。
苔むした石が並んでいます。
イチリンソウを見つけました。
13時30分、再び竜王の滝に到着し、小休止です。
大きな木の幹の割れ目に、かわいい新しい葉がびっしり付いていました。
13時40分、竜王の滝駐車場」に到着しました。
ここからは、再び細い道をバスでくねくねと通っていきます。
途中山あいに、みごとな棚田を見つけました。 また、その周辺の斜面に民家が点在していました。
吉野川を下り、サンリバー大歩危で入浴して、予定より1時間近く早く岡山に着きました。(19時着)
目的のアケボノツツジには出会えなかったけれど、天気も見晴もよく、コバノミツバツツジやそのほかのたくさんの花々が迎えてくれ満足することができました。