2021年9月24日(金)~26日(日)

新潟県と長野県の県境にある苗場山に、頂上湿原と紅葉を求めて訪れました。

 

9月24日(金) 1日目

 

岡山駅7時33分発のひかりで東京に向かいました。

岡山駅で買ったお弁当を早くも食べました。(10時50分)

 

富士山は、頭だけ雲の上に出していました。

東京駅12時40分着です。

 

東京から越後湯沢までは、上越新幹線です。私たちが乗車する新幹線は、「Maxとき」。

8両編成の二階建て新幹線です。

10月1日がラストランということもあり、多くの人が写真に収めていました。

 

私たちも二階席を予約し、乗りました。座席はほぼ満席で、中には一駅だけ乗っている人も多くいました。

 

越後湯沢駅では、車両の切り離しが行われました。分かれた一つは、このあと4両になって新潟まで進みます。

 

越後湯沢駅着13時59分です。

 

越後湯沢駅には、今日宿泊の山本小屋の送迎バスが待っており、宿まで送ってもらいます。(14時15分発)

 

さすがスキーの町、苗場!!

至る所にリフトが続いています。冬になると、1m以上の雪が積もり、除雪もされないそうです。

越後湯沢駅に大駐車場があり、そこから宿やスキー場すべてがリフトでつながっているそうです。

 

14時45分、今日の宿である和田小屋に到着です。

 

和田小屋は、標高1,380m、苗場山5合目にある山小屋です。

 

部屋は、カーテンで仕切られ、とても広い空間になっています。

 

洗面所やお風呂もあり、快適に過ごすことができます。

 

小屋の周辺を散策です。ミゾソバ、シロヨメナ、ヤマハハコなどの花がたくさん咲いていました。

 

ナギナタコウジュ

 

名前のわからない花も・・・。ウメバチソウは車道の両脇に群生していました。

 

サラシナショウマも他の白い花に混ざって群生しています。

 

ウドの実?

 

夕食18時 天ぷらなど、御馳走が並んでいます。

その後、明日に備えて早めの就寝です。

 

9月25日(土) 2日目

 

朝食6時、コーヒーも美味しくいただけます。

 

7時7分、準備を整えリフト乗り場まで行きます。

今日は青空、とても気持ちが良いです。

 

かぐら第一高速リフトに乗り、歩く時間を1時間短縮しました。(7時20分~7時30分)

7月17日(土)~10月24日(日)の土・休日の6時~8時2時間だけ運行しているリフトです。

和田小屋で半額券をもらい、1,000円で約1700mまで行くことができます。

 

ナナカマドの実も真っ赤になり、葉っぱも色づき始めています。

 

ここから登山開始です。(7時37分)

 

4分程歩くと、リフトを使用しないで登ってきた登山客と合流しました。

 

ここからは岩が敷き詰められた道が続き、時々木道が現れます。

 

イワショウブ

 

7時52分、下ノ芝を通過しました。

 

リンドウやゴゼンタチバナなども見られました。

 

8時25分、「7合半」に到着です。

 

ひたすら岩場の急登を登っていきます。

 

周りの紅葉は、疲れを忘れさせてくれるくらい素晴らしいです。

 

9時12分、中ノ芝に到着です。

ツツジの真っ赤な紅葉と草紅葉の黄色のコントラストが素晴らしいです。

10分程休憩し、景色を楽しみました。(9時22分出発)

 

麓の町も見えてきました。

 

木道、岩道を繰り返しながら、9時50分、上ノ芝に到着です。

 

鈴木牧之(すずきぼくし)顕彰碑 世に「苗場山」を紹介した人だそうです。

 

小松原分岐(10時8分着)

 

雲が切れ、眼下に湖が見えてきました。カッサダム(カッサ湖)のようです。

 

股ズリ岩をを越え(10時12分)、木道を進んでいきます。

 

ミヤマコゴメグサ

 

神楽ヶ峰(10時34分着) 八合目です。

 

山頂に雲がかかっていますが、苗場山の全景が見えてきました。

 

雷清水

 

笹の緑と紅葉の色とりどりのコントラストがなんとも美しいです。

鞍部まで急降下の道でしたが、景色の美しさが疲れを忘れさせてくれます。

 

11時20分、お花畑を通過しました。夏には、きっとたくさんの高山植物が咲き乱れていることでしょう。

今は、トリカブトだけ見ることができました。

 

11時49分、9合目を通過しました。

 

雲尾坂(12時7分)

 

岩交じりの急登をひたすら登っていきます。

下山者とすれ違うたびに「あと少し」と声をかけてくださるのですが、とにかくしんどい!!

 

「山頂台地まであと3分」の文字を発見!!本当かなあ!?

 

ほぼ垂直に近い岩をよじ登ること約15分、

 

ついに苗場山山頂の端に登りつきました。(12時45分)

 

木道の両脇には、大小さまざまな大きさの地塘が点在しています。

草紅葉もきれいに色づいています。

 

13時、苗場山山頂に到着です。

 

13時10分、苗場山山頂ヒュッテ「苗場山自然体験交流センター」に到着です。

 

部屋が、グループごとに仕切られており、4人だと、布団を敷くといっぱいです。

 

荷物を置いて、昼食&山頂散策です。

 

木道がどこまでも続いています。信越トレイルが苗場山まで伸びたということで、新しい木道が敷かれていました。

 

頂上は本当に広いです。木道は段差が少なく、とても歩きやすいです。

 

夕食は、サラダとカレーです。(17時45分)

山小屋は消灯が早いし、明日は下りが待っているので、早めに就寝です。

 

9月26日(日) 3日目

 

5時45分、朝食です。

 

6時40分、霧雨の降る中、カッパを着て下山開始です。

 

岩は濡れていてすべりやすいので、慎重にゆっくりと下山します。

 

9合目辺りまで来ると、雨もやみ、視界が開けてきました。

すると、眼下には雲海が見えてきました。雲が流れている様子もよくわかります。(7時30分)

 

 

8時15分、富士見坂辺りまでくると、美しい苗場山を望むことができました。

富士山は見えませんが、苗場山全景を見ることができました。

 

雲海と紅葉を楽しみながら下山していきます。

 

8時55分、股すり岩を通過

 

9時13分、上ノ芝通過

 

越後湯沢でしょうか。街が見えてきました。

 

9時30分、中ノ芝に到着です。

 

10時35分下ノ芝通過、そして岩道をひたすら下ってリフトと登山道の分岐点まできました。(10時46分)

このころには、雨が降っていました。リフトは動いていないので、登山道を下ります。

 

降り続く雨、どこまでも続いている石道・・・11時40分、六合目通過です。

ここから和田小屋まで20分とあるのですが、

 

足の疲れもピークに!!膝の痛みも加わり、歩くスピードはどんどんダウン!!和田小屋まで1時間かかってしまいました。(12時40分着)

クローズされている和田小屋の玄関でカッパを脱ぎ、頼んでいたタクシーに乗って越後湯沢駅に向かいました。(14時着)

越後湯沢駅の中にある温泉「酒風呂 湯の沢」で山の疲れをとり、駅に向かいました。

ここのスーパー銭湯は、日本酒が入った酒風呂だそうです。タクシーの運転手も一押しでした。

帰りの「Maxとき」は、2階席の指定がとれず、1階席に。座席がホームより下なので、視界はほとんどありません。

越後湯沢駅発15時9分、東京駅着16時28分

東京駅発16時51分、岡山駅着20時12分になりました。