2021年7月21日(水)~7月24日(土)

草津白根山の警戒レベルが1になったと聞き、草津白根山を含み、四阿山、黒斑山(くろふやま)の3座を目指すことにしました。

結局、草津白根山には登れなかったのですが・・・。

 

7月23日(金) 3日目

 

5時、ホテルからの日の出と朝焼け

 

ホテルの玄関からの風景

 

7時、朝食 バイキングです。

 

 

ホテルのすぐ横にあるゴンドラに乗り、山頂駅まで15分の空中散歩です。(7時55分~8時10分)

往復2200円のゴンドラですが、ホテル宿泊者は無料でした。

 

山頂駅からは浅間山や草津白根山など、草津の山々を一望することができるそうですが、残念ながら雲に覆われ、眺めることはできませんでした。

8時17分、山頂駅を出発、登山スタートです。

 

テガタチドリ

 

始めは、きれいに刈り取られた登山道を進んでいきます。

 

10分程進むと、道は細くなり、大きな岩場も出てきました。

 

周りの山は見えませんが、バラギ湖がハート型に見えます。

 

バイケイソウが咲いています。

 

イワカガミが実になっています。

 

ゴゼンタチバナ

 

急な階段あり、木道ありの山道を登っていきます。

 

時々見える景色も雲に覆われています。でもハート型のバラギ湖はここからでも見えました。

 

 

白い花はホテルの近くにもたくさん咲いていましたが、シロバナニガナでしょうか?

 

側の笹や草はきれいに刈られています。後ろから登ってきた男性3人組、茨木山分岐に置いていた草刈り機で草を刈り始めました。

この方たちがきれいにしてくださっていたのですね。(10時7分)

 

大岩を登りきると、

 

三角点がありました。(10時34分)さらに岩を越えると、

 

小さな祠が祀られた山頂に到着です。(10時43分)

軽くお昼を食べ、同じ道を下山開始です。(11時3分)

 

鎖のあったところを慎重に下っていきます。

 

雲の間から後ろにちらっと見えた山は、根子岳?

 

ツバメオモト

 

12時30分、雷と共に小雨が降り始めたので、カッパの上を着ました。

 

雨も上がり、周りの山々も姿を少しずつ顔を出してくれました。

山頂駅に12時25分到着、ところが雷が鳴っているとのことでゴンドラは動かず!!

お昼の残りを食べながら待つこと約2時間!!14時20分には動き出し、無事ゴンドラで下りることができました。

 

14時50分、ホテルを出発し、「鬼押出し園」に向かいました。

途中、道の両サイドは、見事なキャベツ畑が広がっています。嬬恋村はキャベツの産地とのこと、収穫の終わった畑、まだ小さい苗の畑と、様々な大きさのキャベツ畑が続いていました。

 

鬼押出し園(15時24分~16時32分)

 

浅間山の噴火(1788年7月)で流れ出た溶岩流によって造られたものです。

私は高校の修学旅行以来の訪問です。

 

ヒカリゴケ

 

浅間山も姿を現しました。

 

ホツツジ

 

石割の松

 

ウラジロヨウラク

 

コケモモの実

ここから今日の宿「高峰温泉」に向かうために連絡を入れると、群馬県側からのルートは2つあるが、どちらも通行止めになっているとのことだそうです。

一旦小諸IC近くまで出て回ってきてくださいとのことで、30分で行けるところを1時間30分かけていきました。

 

18時5分、今日の宿である「高峰温泉」に到着です。

「辺りは霧が出て道が見えにくくなっているので気を付けて」といわれ、びっくりしましたが、なんとか明るいうちに到着できてよかったです。

ここは「秘湯の温泉」としても有名です。

 

二人ずつの和室です。

 

19時、夕食です。山の幸・川の幸が盛りだくさんです。

 

秘湯の湯を楽しんだ後は、星空観察です。天の川や夏の大三角は肉眼でもはっきり見ることができました。

木星や月などを天体望遠鏡でのぞくことができました。

 

7月24日(土) 4日目

 

6時40分、朝食は、ホテルで作ってもらったお弁当です。

 

7時10分、浅間山(黒斑山)登山口に向けて出発です。

 

車坂峠に車を駐車し、7時20分、黒斑山に向けて行きは表コースで登山開始です。

登山口には色とりどりの花が咲き乱れていましたが、先を急ぎます。

 

 

クルマユリ

 

グンバイヅル

 

ミヤマホツツジ

 

クロマメノキ

 

樹林帯の中を側の花を愛でながら進んでいきます。

 

岩の道になりました。

 

ウスユキソウ

 

マルバダケブキ

 

ツガザクラの実

 

シャクナゲの花がまだ残っていました。

 

岩に加えて、登りもきつくなってきました。

 

イチヤクソウ

 

ザレ地の中には、高山植物の女王、コマクサが姿を見せてくれました。

 

時々視界も開け、周りの山々も見えてきました。

ザレ地を登りながらも、たくさんのシャクナゲ、カラマツソウ、オトギリソウなどの花が咲いていました。

 

9時8分、槍ヶ鞘に到着です。辺りは霧に覆われ、景色は見えなくなりました。

 

イブキジャコウソウ

 

ヒメシャジン

 

足元に気を付けてザレ地を登るので、かわいい花にも目がとまります。

 

ツツジ?

オミナエシ

 

9時25分、トーミの頭に到着です。

 

ここからは、浅間山全体を一望することができますが、山頂は雲の中です。

それでも外輪山はよく見えます。

 

カルデラの中は草に覆われています。本来であれば「草すべり」道で下に下り、「前掛山」に行くのですが、現在は外輪山のみ通行可能です。

これから外輪山の最高峰「黒斑山」を目指します。左に見える山です。

 

9時50分、黒斑山山頂に到着です。

 

前掛山がちらっと顔を出しました。10時5分、下山開始です。

 

トーミの頭までは同じ道をたどり、帰りは中コースを下ります。(10時40分)

行きはザレ地の中、「赤ゾレの頭」から下って山頂を目指しましたが、

 

中コースは樹林帯の中を進み、緩やかで歩きやすい道です。

 

天然カラマツの樹

 

11時56分、登山口に到着です。

 

シモツケソウ

 

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)

アヤメ

 

ウスユキソウ

 

シャジクソウ

 

ハクサンフウロ

 

マツムシソウ

駐車場横の草原は、ニッコウキスゲやシモツケソウ、ハクサンフウロ、ワレモコウなど、お花畑になっていました。

 

再び高峰温泉に帰り、昼食です。(12時30分)

 

定員4名の野天風呂に入り、汗と疲れを落としました。(13時~14時)

 

高峰温泉を14時出発、小諸IC(14時30分)から長野IC(15時)まで高速道路を走り、名古屋駅到着は15時40分でした。

16時発長野駅、19時5分着名古屋駅、19時32分発名古屋駅、21時12分岡山駅着で帰りました。

草津白根山に登れないというハプニングがありましたが、たくさんの高山植物を愛でることができて、よかったです。