2015年9月19日

山に登った後の温泉と懇親会をメインにして、気軽に行ける里山登山を計画しました。

今回の里山は、岡山駅の西、約2kmに位置する矢坂山です。

矢坂山はJR吉備線大安寺駅の北側に見える、小高い丘のような山です。

この山は、矢坂山、万成山、野殿山、大野山、魚見山と5つも名前がついているようです。

今回は、法照寺登山口から登り、大野山を下山するコースにしました。

朝10時15分、岡山駅から吉備線に乗り、10時22分、大安寺駅に到着です。

 

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住宅地の坂を上がっていくと、池があり、睡蓮が咲いていました。

 

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10時46分、法照寺(工事中でした。)をすぎると鎖が渡してありますが、登っていきます。

 

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舗装道路はここまでです。ゲートのすぐ横に階段があり、そこを上がっていくと、矢坂山配水池がありました。

 

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急坂を少し登ると、視界が開けていきます。(11時5分)

岡山市の中心部がよく見えます。

 

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半田山、笠井山、龍ノ口山なども見渡すことができます。(北東方向)

 

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夫婦岩

 

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すべり山

砂場が傾斜になっているので、段ボールがあれば、砂滑りをして遊ぶこともできます。

 

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「戦国時代山城址」の札が立っていました。

右側には「南出丸跡」と書かれています。

 

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「富山城堀り切りの跡」の看板です。

 

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矢坂山山頂です。ここは富山城二の丸跡でもあります。(11時35分着)

大きな石が重なり合っていて、上がれば、市内の景色が一望できます。

 

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岡山ドーム、瀬戸内海を望むことが出来ました。(南方面)

 

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岡山市中心地と旭川が見渡せます。(南東方面)

 

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大きな栗の木がありました。食べごろになるにはもう少しですね。

しばらく市内の景色を堪能した後は、昼食タイムとなりました。

 

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「富山城本丸」の看板を頼りに進んでいきました。

 

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「富山城本丸跡」です。(12時43分着)

富山城は、戦国時代御津(岡山市の御津)の松田氏の出城だったそうです。

また、江戸時代になり小早川秀秋によって、廃城となりました。(1601年)

周りには、萩の花が咲き乱れていました。

 

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本丸跡をさらに少し北に進むと、景色が開けてきました。

ここからは、一宮方面、山陽自動車道の吉備SAなども展望することが出来ました。(北西方面)

 

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大岩があり、上がると視界が開けてきました。

 

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矢坂山の裏は、採石場になっていました。

 

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万成山の採石場です。半田山方面がよく見えます。

ここは、花崗岩の採石場で、万成石として有名です。

 

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大安寺駅登山口に向けて下山途中に、古墳があるというので立ち寄りました。

「法事古墳」です。横穴式石室古墳で、六世紀後半に築造されたそうです。

 

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かわったキノコ発見!!

 

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道々に、手作りの看板が掲げられていました。

「とみやまじょう すべりやま」の案内と「トトロ」のイラストが描かれています。

幼稚園の保護者が作成したそうです。

小さい子供から大人まで、市民に愛されてきた里山だと痛感しました。

 

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墓地の横を通り、登山口に出ました。

 

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ここにも「うおみやまのぼりぐち」の手作りの看板が掛けてありました。

看板が素敵で、心が癒されます。

幼稚園や小学校の子供たちも、この里山を訪れているのでしょう。

 

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大安寺駅に帰る前に、ちょっと寄り道して「地蔵石仏」に立ち寄りました。(14時30分)

この石仏は、高さ2.6mります。

近くの崖の上部に彫ってあった磨崖仏が地震で転落してきたものだそうです。

 

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大安寺駅近くの温泉「ゆずき」に立ち寄り、汗を流し、疲れを癒しました。(14時40分着)

大安寺駅から岡山駅に戻り、居酒屋で懇親会となりました。

 

矢坂山は、小さい子供でも楽しめる、ファミリーな山です。

気軽に楽しめるところが良いです。