2017年12月10日(日)
由加山にある瑜伽大権現蓮台寺は、今から千二百年前、奈良時代に行基により開山されました。
江戸時代には四国「金毘羅大権現」と並び称され、「両参り」で信仰の聖地として賑わったところです。
今回は岡山城下からの参道だった道を木見駅から出発しました。
岡山駅を7時30分に出発し、木見駅には7時59分到着です。
準備運動を済ませ、8時20分登山開始です。
10分程歩くと、「瑜伽大権現」の石鳥居が立っていました。
すぐそばにある森池には、たくさんのカモやサギたちがのんびりと泳いでいました。
十二丁の丁石がありました。
「三余塾(硯池小)跡地」の看板あり
標識がたくさんあるので、矢印に従って車道を進んでいきます。
尾原分校を過ぎると、山道に入ります。
車道、山道を繰り返しながら進むと、
九丁の丁石と観音様がありました。(9時30分着)
石鳥居をくぐり、
「松の井」の井戸を横目で見ながら進みます。
池田候が由加参拝の時、飲んだものだそうです。
落ち葉を踏みながら五丁、四丁と進み、
由加山蓮台寺に到着です。(9時50分)
参拝したあと、まずは大茶盛です。(1人500円)
大きなお茶碗に入った抹茶を、皆でまわして飲んでいきます。
お茶碗を二人でかかえて飲ませてもらいました。
その後、客殿を案内していただきました。
「客殿」には、丸山応挙の襖絵など、数多くの宝物絵画が保存されています。
とても貴重な品々を見せていただきましたが、あまりに寒く、足の感覚がなくなってしまいました。
見学を終えて、食事の間に入ったとき、ストーブがあり、ほっと一息つくことができました。
3000円の精進料理を頂きました。(11時30分~)
多宝塔
奥之院に向かう階段
今回は通っていませんが、石段を下ったところに立ち並ぶ由加山門前町の旅籠やお店を覗くのも楽しいです。
12時40分、「ウェルポートなださき」に向けて下山します。
ここで入浴後(入浴料410円)、備前片岡駅から帰りました。
由加山山頂は裏手の遊園地に位置しており、三角点もそのあたりにあるそうです。
昔は5つの方面からの参道が集まり、それぞれに鳥居が立ち、丁石も整備されているそうです。
今回は三角点にまで行けていないので、また違う登山道を通って行ってみたいです。