2017年5月11日(木)~12日(金)の二日間、
滋賀県の近江富士として知られている三上山(みかみやま)と花の山で有名な横山岳を訪れました。
1日目 5月11日(木)
朝6時30分に岡山駅前を出発し、山陽ICから栗東ICまで車を進めました。
そこから御上神社まで20分ほどです。
車を御上神社駐車場に止めました。(10時20分着)登山開始です。
ここから三上山をきれいに望むことができます。
麦畑の中を進み、石燈篭を曲がると、表登山口が見えてきました。
岩と階段道を登っていきます。
登山口から山頂まで約900m、景色を楽しみながら登っていきます。
石段や
木の根道、かなり荒れた道もあります。
割岩
間を通って、一回りすることができます。(11時17分)
大岩を登っていきます。岩肌を、足元に気をつけながら慎重に進んでいきます。
道々にはモチツツジが花を咲かせています。
展望台より栗東の街並みを望みます。(11時52分)
御上神社の御神体の所までくると、山頂はすぐそこです。(11時54分)
三上山山頂到着です。(11時56分着)
約1.1kmの道のりを約1時間かけて登ってきました。
山頂は展望がよくないですが、ベンチもあり、ちょっとした広場になっています。
ここで昼食としました。
12時30分、下山開始
裏道を下っていきます。
こちらも、やはり木の根道と岩道が続きます。
表道よりも緩やかな下り道です。
防護柵をくぐると、裏道登山口です。
休憩所もありました。
約1.3kmの道のりを約1時間で下山しました。
下山し、御上神社を参拝しました。
ここの本殿は、国宝に指定されてます。
宿に向かう途中、向源寺にある国宝十一面観世音菩薩を見るために立ち寄りました。
午後4時までとのことで、到着したのがその時間の5分前でしたが、
日本一美しい姿といわれる観音様を拝見することができました。
17時、今日の宿である己高庵(ここうあん)に到着です。
夕食に近江牛をいただきました。
2日目 5月12日(金)
7時に宿を出発し、横山岳白谷登山口に到着です。(7時45分)
「湖北の名山」「花と滝の名山」の看板もありました。
登山口に入るとすぐ、たくさんの花々が迎えてくれました。
カキドオシ
オドリコソウ
イチリンソウ
のちに、群生も見られました。
ホウチャクソウ
テンナンショウ
ムラサキケマン
キケマン
その他、ヤマハコベの群生、ノイチゴなど、白い花がたくさん見られました。
簡素な板橋を渡り、
眼下に、滝のように流れる沢を望みながら登り、
川に置いてある石を踏み踏み、渡っていきます。
アケビの花
サワウツギ
イチリンソウ
ハタザオ
梯子を登り、ガードレールをまたいで林道に出ました。(8時47分)
再び登山道に入り、上ったり下ったりの繰り返しです。
ラショウモンカズラ
ヤマブキ
ニリンソウ群生
経ノ滝
滝を望みながらの渡渉です。(9時)
雪の重みで曲がっているのでしょうか?
ロープを使って急坂を登っていくところもありました。
コンロンソウ
ミヤマカタバミ、イチリンソウもたくさん群生していました。
雪渓もありました。
五銚子ノ滝
エンレイソウ
ノハラムラサキ
ハルリンドウ
雑木林、ブナ林を登っていくと、
ヤマシャクヤクを見つけました。
足元には、イカリソウ、
ヒトリシズカの花がたくさん見られました。
ギンラン
ムラサキヤシオ
岩場を登り、木の根道を登っていくと、「ガンバレ!頂上まで300m」の看板がありました。
周りの花々に癒され、力をもらいながらブナ林を登っていきました。
12時、横山岳山頂に到着です。
昼食後、下山開始です。
みごとなブナ林を歩いていると、
目の前には、白いタムシバの花、
足元には、イワナシの可愛い花が続いています。
イワカガミの花も咲いていました。
横山岳東峰に到着です。(13時10分)
「東峰」という看板はありませんでした。
この辺りからは、道々にイワウチワが咲き乱れています。
イワウチワの白い花もありました。
雪もまだ残っています。
イワウチワの花を愛でながら、東尾根登山口を目指します。
ウラジロヨウラク
杉林の中、急坂を下っていくと、
東尾根登山口に到着です。(15時30分)
ここからは、網谷林道を通り、出発地点である「白谷登山口」に向かいます。
白谷登山口16時15分着
その後、宿泊した「己高庵」で入浴し、家路に向かいました。
渡渉あり岩ありの変化に富んだ登山道でした。
たくさんの花や気持ちの良いブナ林に出会えた、すばらしい山でした。